気団と前線
カワウソ先生性質のちがう気団がぶつかる境が前線だよ。前線には4種類あって、記号も断面のでき方もちがうんだ。
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- 温度や湿度(新しいタブで開きます)がほぼ一様な大きな空気のかたまりを気団とよび、性質の異なる気団の境にできる線を前線とよぶ。
- 寒冷前線は▲、温暖前線は半円の記号で、どちらも前線が進む側につける。停滞前線は反対側に、閉塞前線は同じ側に交互につける。
- 寒冷前線では寒気が暖気の下にもぐりこんで積乱雲(新しいタブで開きます)ができ、温暖前線では暖気が寒気の上をはい上がって乱層雲ができる。
詳しく
ポイント
温度や湿度がほぼ一様な、大きな空気のかたまりを気団とよぶ。性質の異なる気団がぶつかると、すぐには混じり合わず、境の面ができる。
この境の面を前線面とよび、前線面が地表と交わる線を前線とよぶ。前線の近くでは、気温や風、天気が短い時間で変わりやすい。
前線には、寒気と暖気のどちらが勢力を強めて進んでいくかによって、寒冷前線・温暖前線・停滞前線・閉塞前線の4種類がある。
前線の記号と断面図
天気図では、前線を記号で区別する。寒冷前線は▲の記号、温暖前線は半円の記号で表し、どちらも前線が進んでいく側につける。
停滞前線は、寒気と暖気の勢力がつり合って動きにくい前線で、▲と半円を反対側に交互につけて表す。閉塞前線は、寒冷前線が温暖前線に追いついてできる前線で、▲と半円を同じ側に交互につけて表す。
断面で見ると、寒冷前線では寒気が暖気の下に急にもぐりこみ、暖気が激しく押し上げられて積乱雲ができる。温暖前線では暖気が寒気の上をゆるやかにはい上がり、乱層雲ができる。
前線と低気圧
寒冷前線と温暖前線は、温帯低気圧(新しいタブで開きます)にともなってできることが多い。日本付近では、低気圧(新しいタブで開きます)の東側に温暖前線、西側に寒冷前線ができる形がよく見られる。
前線付近では暖気と寒気がぶつかり合うため、天気が変わりやすい。前線が通過するときの天気の変わり方は、次のページで詳しく見ていく。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/air-masses-and-fronts/?from=print#quiz
天気図で、寒冷前線を表す記号はどれか。
- ◯ ▲と半円を反対側に交互につけた記号
- ◯ 前線が進む側に、▲をつけた記号
- ◯ ▲と半円を同じ側に交互につけた記号
- ◯ 前線が進む側に、半円をつけた記号
正解:前線が進む側に、▲をつけた記号
寒冷前線は、前線が進む側に▲をつけた記号で表す。半円は温暖前線の記号である。停滞前線と閉塞前線の記号の違いとして正しいものはどれか。
- ◯ 停滞前線も閉塞前線も半円だけを使う
- ◯ 停滞前線は▲と半円を反対側に、閉塞前線は同じ側に交互につける
- ◯ 停滞前線も閉塞前線も▲だけを使う
- ◯ 停滞前線は▲と半円を同じ側に、閉塞前線は反対側に交互につける
正解:停滞前線は▲と半円を反対側に、閉塞前線は同じ側に交互につける
停滞前線は寒気と暖気の勢力がつり合うため▲と半円を反対側に交互につけ、閉塞前線は寒冷前線が温暖前線に追いついてできるため同じ側に交互につける。寒冷前線の断面で、寒気が暖気の下にもぐりこんでできる雲はどれか。
- ◯ 乱層雲
- ◯ 霧
- ◯ 積乱雲
- ◯ 巻雲
正解:積乱雲
寒冷前線では寒気が暖気の下に急にもぐりこみ、暖気が激しく押し上げられて積乱雲(新しいタブで開きます)ができる。温暖前線の断面で、暖気が寒気の上をはい上がってできる雲はどれか。
- ◯ 積乱雲
- ◯ 乱層雲
- ◯ 霧
- ◯ 巻雲
正解:乱層雲
温暖前線では暖気が寒気の上をゆるやかにはい上がり、乱層雲ができる。
単元のポイント
- 気団 温度や湿度がほぼ一様な、大きな空気のかたまり
- 前線面と前線 性質の異なる気団がぶつかる境の面が前線面、前線面が地表と交わる線が前線
- 前線の記号 寒冷前線=▲・温暖前線=半円(どちらも前線が進む側につける)。停滞前線=反対側に交互、閉塞前線=同じ側に交互
- 前線付近の雲 寒冷前線は寒気が暖気の下にもぐりこんで積乱雲、温暖前線は暖気が寒気の上をはい上がって乱層雲ができる