世界史の用語集
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五十音順
あ行
- アメリカ独立革命イギリスの13植民地が本国の課税に反発して起こした革命。1775年に独立戦争が始まり、1776年に独立宣言を出し、1783年に独立が認められた。
- イタリアの統一19世紀、いくつもの国に分かれていたイタリアが、サルデーニャ王国を中心にまとまった動きである。1861年にイタリア王国が成立し、1870年に統一が完成した。
- ヴァレンヌ逃亡事件用語1791年6月、フランス国王ルイ16世の一家が国外へ逃げようとして、国境に近いヴァレンヌで止められた事件。国王への信頼が大きく失われた。
- ウィーン体制ナポレオン戦争のあと、ウィーン会議(1814〜15年)で生まれたヨーロッパの国際秩序。正統主義と大国の協調を柱に、自由主義やナショナリズムを抑えようとした。
- ヴィルヘルム1世用語プロイセン王(在位1861〜88年)で、ドイツ帝国の初代皇帝。ビスマルクを首相にして普墺戦争に勝ち、普仏戦争のさなかの1871年に皇帝となった。
か行
- 革命裁判所用語フランス革命中の1793年3月、国民公会がパリに設けた裁判所。反革命の疑いをかけた人々を裁き、恐怖政治の中心的な機関となった。1795年に廃止された。
- カヴール用語イタリアの政治家(1810〜61年)。サルデーニャ王国の首相として国の近代化と巧みな外交を進め、1861年にイタリア王国を成立させて初代首相となった。
- ガリバルディ用語イタリアの軍人・革命家(1807〜82年)。1860年に義勇兵の千人隊を率いて南イタリアを征服し、その地をサルデーニャ王国の国王に差し出した。
- ギゾー用語フランスの政治家・歴史家(1787〜1874年)。七月王政で首相などを務め、選挙権を広げる改革を拒み、二月革命のきっかけをつくった。
- 恐怖政治用語フランス革命のさなかの1793〜94年、山岳派(ジャコバン派)の革命政府が、反対派を次々にとらえて処刑した政治。
- ギリシア独立戦争1821〜29年、オスマン帝国の支配下にあったギリシアが独立を求めて戦った戦争である。列強の介入を経て、1830年に独立が国際的に認められた。
- クリミア戦争1853〜56年、ロシアとオスマン帝国・イギリス・フランス・サルデーニャが戦った戦争である。敗れたロシアは南下政策をいったん阻まれ、国内の改革へ向かった。
- 啓蒙思想用語17世紀末から18世紀のヨーロッパで広まった、人間の理性の力で古い権威やしきたりを問い直そうとする考え方。フランス革命に大きな影響を与えた。
- 公安委員会用語フランス革命中の1793年4月、国民公会がつくった委員会。ロベスピエールらが中心となって政治の実権を握り、恐怖政治を進めた。1795年に廃止された。
- 国民議会用語1789年6月、三部会の第三身分の議員が、自分たちこそ国民の代表だとして名のった議会。人権宣言を出し、1791年に憲法をつくって解散した。
- 国民公会用語フランス革命のさなかの1792〜95年の議会。フランスで初めて男子普通選挙で選ばれた議員が集まり、王政を廃止して共和政を始めた。
さ行
- サルデーニャ王国用語1720〜1861年、北イタリアのピエモンテ地方とサルデーニャ島などを治めたサヴォイア家の王国。19世紀にイタリアの統一運動の中心となった。
- 山岳派用語フランス革命のときの国民公会で、議場の高い席に座った左派の議員たち。ロベスピエールらが率い、ジロンド派を追い出して恐怖政治を行った。
- 産業革命18世紀後半のイギリスで始まった、機械と蒸気機関による生産の大きな変化。工場で製品を大量につくる社会へ移り、資本主義が大きく発展した。
- 三部会聖職者・貴族・平民の3つの身分の代表が集まるフランスの議会。1789年に175年ぶりに開かれ、議決の方法をめぐる対立がフランス革命のきっかけになった。
- シエイエス用語フランス革命期の政治家(1748〜1836年)。聖職者だったが、『第三身分とは何か』を書いて革命に向かう世論を動かし、のちにナポレオンのクーデタに協力した。
- 七月王政用語1830年の七月革命でルイ=フィリップが国王となってから、1848年の二月革命で倒れるまでのフランスの王政。銀行家など豊かな市民が政治を動かした。
- 七月革命1830年7月、パリの民衆が蜂起してブルボン朝の国王シャルル10世を退位に追いこんだ革命である。オルレアン家のルイ=フィリップが国王となり、七月王政が始まった。
- 社会契約説用語国や社会は、自由で平等な人々がたがいに結ぶ約束(契約)によってつくられるとする考え方。17〜18世紀にホッブズ・ロック・ルソーらが説いた。
- ジャコバン派用語フランス革命のときにパリの政治クラブに集まった人々。国民公会ではここを拠点にした山岳派をロベスピエールが率い、恐怖政治の時期に大きな力を持った。
- シャルル10世用語フランス国王(在位1824〜30年)。ルイ16世の弟で、革命前に近い政治にもどそうとしたが、七月革命で王位を追われた。
- 自由主義用語個人の自由や権利を大切にし、国家や王が口を出しすぎることをおさえようとする考え方。19世紀のヨーロッパでは、憲法と議会を求める運動になった。
- 重商主義用語16世紀末から18世紀の西ヨーロッパで広まった経済の考え方と政策。国が貿易や商工業を保護して育て、国にお金(富)をためて豊かになろうとした。
- ジロンド派用語フランス革命のときの立法議会と国民公会で活動した党派。貿易で栄えた大商人などの考えを代表し、戦争を強く主張したが、1793年に山岳派によって議会から追放された。
- 人権宣言1789年8月、フランスの国民議会が採択した宣言。人は生まれながらに自由で平等であることや、国民主権・私有財産の不可侵などを掲げた。
- 制限選挙用語財産や納めた税の額、性別などで、選挙権を一部の人に限る選挙のしくみ。こうした制限をなくした普通選挙に対する言葉である。
- 絶対王政用語16〜18世紀のヨーロッパで、国王が議会などの制約を弱め、強い力で国を治めた政治のしくみ。フランスのルイ14世の時代が代表とされる。
- 1848年革命1848年、シチリアの蜂起に続くフランスの二月革命を機に、自由主義と民族運動の革命が各地へ広がった出来事である。メッテルニヒが失脚し、ウィーン体制は崩れた。
- 総裁政府用語恐怖政治のあとの1795〜99年に、5人の総裁が行政を受け持ったフランスの政府。政治は安定せず、ナポレオンのクーデタで倒れた。
た行
- 第三身分用語革命前のフランスで、聖職者(第一身分)と貴族(第二身分)以外の人々をまとめてよんだ身分。国民の大多数をしめた平民である。
- 第二帝政用語1852年にナポレオン3世が皇帝となってから、1870年に普仏戦争で敗れて倒れるまでのフランスの政治のしくみ。皇帝が強い力を持った。
- ダントン用語フランス革命期の政治家(1759〜1794年)。山岳派の指導者の一人として革命を進めたが、恐怖政治をゆるめるよう求めて処刑された。
- テルミドール9日のクーデタ1794年7月27日(革命暦テルミドール9日)、国民公会の多数派がロベスピエール派を倒したクーデタ。これで恐怖政治が終わり、革命を急いで進める動きは弱まった。
- ドイツ帝国用語1871年、プロイセンを中心にドイツが統一されてできた帝国。プロイセン王が皇帝を兼ね、1918年のドイツ革命で倒れるまで続いた。
- ドイツの統一19世紀、多くの国に分かれていたドイツが、プロイセンを中心にまとまった動きである。3つの戦争を経て、1871年にドイツ帝国が成立した。
- ドイツ連邦用語1815年のウィーン会議でつくられた、ドイツの35の君主国と4つの自由市の連合。オーストリアが議長国を務め、1866年の普墺戦争のあと解体した。
- 統領政府用語1799年のブリュメール18日のクーデタから、1804年にナポレオンが皇帝となるまでのフランスの政府。3人の統領のうち、第一統領ナポレオンが実権を握った。
- 独立宣言1776年7月4日、アメリカの13植民地の代表が集まる第2回大陸会議が採択した宣言。人は平等で、生命・自由・幸福の追求の権利をもつとした。
な行
- ナショナリズム用語国民や民族としてのまとまりを大切にし、国の統一・独立・発展を目ざす考え方と運動。19世紀のヨーロッパで広がり、イタリアとドイツの統一を後押しした。
- ナポレオンフランスの軍人・皇帝。1799年のクーデタで権力を握り、1804年に皇帝となってヨーロッパを広く支配したが、1815年のワーテルローの戦いに敗れて失脚した。
- ナポレオン3世用語ナポレオン1世の甥。1848年にフランスの大統領に選ばれ、1852年に皇帝となって第二帝政を開いた。1870年、普仏戦争で捕らえられた。
- ナポレオン時代ナポレオンがフランスの実権を握った1799年から、ワーテルローの戦いに敗れる1815年までの時代。ナポレオンは民法典を定め、ヨーロッパの広い地域を支配した。
- ナポレオン法典用語1804年にナポレオンのもとで定められたフランスの民法典。法の前の平等や、財産を持つ権利を守ることを定め、各国の民法の手本となった。
は行
- バスティーユ牢獄襲撃1789年7月14日、パリの民衆が武器を求めてバスティーユ牢獄を襲い、占領した出来事。フランス革命が本格的に始まるきっかけとなった。
- 反革命用語革命に反対する運動や勢力。革命前のしくみを取りもどそうとする動きと、革命が起こるのを前もっておさえる動きがある。
- ビスマルクプロイセンとドイツの政治家。1862年にプロイセン首相となり、戦争に勝ち進んで1871年にドイツを統一した。帝国の初代宰相として約20年間、内政と外交を率いた。
- ピューリタン革命用語17世紀のイギリスで、国王と議会の対立から起こった革命。議会派が国王チャールズ1世を処刑し、イングランドは一時、国王のいない共和政となった。清教徒革命ともいう。
- 普墺戦争用語1866年、どちらが中心となってドイツを統一するかをめぐり、プロイセンとオーストリアが戦った戦争。プロイセンが7週間で勝ち、翌年に北ドイツ連邦をつくった。
- 普通選挙用語財産や納めた税の額などで制限せず、大人に広く選挙権を認める選挙のしくみ。19世紀には男性だけの男子普通選挙を指すことが多かった。
- 復古王政用語ナポレオンが皇帝の位をしりぞいた1814年に、フランスでブルボン家の王政がもどった時代。百日天下の中断をはさみ、1830年の七月革命まで続いた。
- 普仏戦争用語1870〜71年にプロイセンとフランスが戦った戦争。プロイセンが勝ってドイツの統一が完成し、フランスではナポレオン3世の帝政が倒れた。
- フランクフルト国民議会用語1848年の三月革命のあと、ドイツの統一と憲法を話し合うために開かれた、ドイツで最初の全国的な議会。統一は実現できずに終わった。
- フランス革命1789年にフランスで始まった革命。絶対王政をくずして身分制を廃止し、人権宣言で自由と平等を掲げた。1799年にナポレオンが実権を握るまでを指すことが多い。
- ブリュメール18日のクーデタ用語1799年11月、軍人ナポレオンが軍隊の力で総裁政府を倒したクーデタ。統領政府を立て、ナポレオンが第一統領として政治を動かす力を握った。
- 法の前の平等用語生まれた身分に関係なく、法律がすべての人を同じように扱うという原則。1789年にフランスの人権宣言が掲げ、多くの国の憲法の基本となった。
ま行
ら行
- 立憲君主政用語国王(君主)を残したまま、その力を憲法や議会の決まりでしばる政治のしくみ。イギリスでは17世紀末の名誉革命で基礎が固まった。
- ルイ16世フランス革命のときの国王。財政の立て直しに行きづまって三部会を開き、革命が始まったのちに王権を停止され、1793年に処刑された。
- ルイ=フィリップ用語フランスの国王(在位1830〜48年)。オルレアン家の出身で、七月革命のあと「フランス人の王」として即位した。二月革命で退位し、フランス最後の国王となった。
- ロベスピエールフランス革命でジャコバン派の指導者となり、国民公会では山岳派を率いた政治家。公安委員会の有力委員として恐怖政治を主導し、1794年に失脚して処刑された。
単元別
産業革命と環大西洋革命
- アメリカ独立革命イギリスの13植民地が本国の課税に反発して起こした革命。1775年に独立戦争が始まり、1776年に独立宣言を出し、1783年に独立が認められた。
- 独立宣言1776年7月4日、アメリカの13植民地の代表が集まる第2回大陸会議が採択した宣言。人は平等で、生命・自由・幸福の追求の権利をもつとした。
- フランス革命1789年にフランスで始まった革命。絶対王政をくずして身分制を廃止し、人権宣言で自由と平等を掲げた。1799年にナポレオンが実権を握るまでを指すことが多い。
- バスティーユ牢獄襲撃1789年7月14日、パリの民衆が武器を求めてバスティーユ牢獄を襲い、占領した出来事。フランス革命が本格的に始まるきっかけとなった。
- 三部会聖職者・貴族・平民の3つの身分の代表が集まるフランスの議会。1789年に175年ぶりに開かれ、議決の方法をめぐる対立がフランス革命のきっかけになった。
- 人権宣言1789年8月、フランスの国民議会が採択した宣言。人は生まれながらに自由で平等であることや、国民主権・私有財産の不可侵などを掲げた。
- ロベスピエールフランス革命でジャコバン派の指導者となり、国民公会では山岳派を率いた政治家。公安委員会の有力委員として恐怖政治を主導し、1794年に失脚して処刑された。
- ナポレオン時代ナポレオンがフランスの実権を握った1799年から、ワーテルローの戦いに敗れる1815年までの時代。ナポレオンは民法典を定め、ヨーロッパの広い地域を支配した。
- 産業革命18世紀後半のイギリスで始まった、機械と蒸気機関による生産の大きな変化。工場で製品を大量につくる社会へ移り、資本主義が大きく発展した。
- ナポレオンフランスの軍人・皇帝。1799年のクーデタで権力を握り、1804年に皇帝となってヨーロッパを広く支配したが、1815年のワーテルローの戦いに敗れて失脚した。
- マリー・アントワネットフランス王ルイ16世の王妃。オーストリアの女帝マリア=テレジアの娘で、革命のなかで反革命の中心とみなされ、1793年に処刑された。
- ルイ16世フランス革命のときの国王。財政の立て直しに行きづまって三部会を開き、革命が始まったのちに王権を停止され、1793年に処刑された。
- テルミドール9日のクーデタ1794年7月27日(革命暦テルミドール9日)、国民公会の多数派がロベスピエール派を倒したクーデタ。これで恐怖政治が終わり、革命を急いで進める動きは弱まった。
- ヴァレンヌ逃亡事件用語1791年6月、フランス国王ルイ16世の一家が国外へ逃げようとして、国境に近いヴァレンヌで止められた事件。国王への信頼が大きく失われた。
- 革命裁判所用語フランス革命中の1793年3月、国民公会がパリに設けた裁判所。反革命の疑いをかけた人々を裁き、恐怖政治の中心的な機関となった。1795年に廃止された。
- 恐怖政治用語フランス革命のさなかの1793〜94年、山岳派(ジャコバン派)の革命政府が、反対派を次々にとらえて処刑した政治。
- 啓蒙思想用語17世紀末から18世紀のヨーロッパで広まった、人間の理性の力で古い権威やしきたりを問い直そうとする考え方。フランス革命に大きな影響を与えた。
- 公安委員会用語フランス革命中の1793年4月、国民公会がつくった委員会。ロベスピエールらが中心となって政治の実権を握り、恐怖政治を進めた。1795年に廃止された。
- 国民議会用語1789年6月、三部会の第三身分の議員が、自分たちこそ国民の代表だとして名のった議会。人権宣言を出し、1791年に憲法をつくって解散した。
- 国民公会用語フランス革命のさなかの1792〜95年の議会。フランスで初めて男子普通選挙で選ばれた議員が集まり、王政を廃止して共和政を始めた。
- 山岳派用語フランス革命のときの国民公会で、議場の高い席に座った左派の議員たち。ロベスピエールらが率い、ジロンド派を追い出して恐怖政治を行った。
- シエイエス用語フランス革命期の政治家(1748〜1836年)。聖職者だったが、『第三身分とは何か』を書いて革命に向かう世論を動かし、のちにナポレオンのクーデタに協力した。
- 社会契約説用語国や社会は、自由で平等な人々がたがいに結ぶ約束(契約)によってつくられるとする考え方。17〜18世紀にホッブズ・ロック・ルソーらが説いた。
- ジャコバン派用語フランス革命のときにパリの政治クラブに集まった人々。国民公会ではここを拠点にした山岳派をロベスピエールが率い、恐怖政治の時期に大きな力を持った。
- 重商主義用語16世紀末から18世紀の西ヨーロッパで広まった経済の考え方と政策。国が貿易や商工業を保護して育て、国にお金(富)をためて豊かになろうとした。
- ジロンド派用語フランス革命のときの立法議会と国民公会で活動した党派。貿易で栄えた大商人などの考えを代表し、戦争を強く主張したが、1793年に山岳派によって議会から追放された。
- 絶対王政用語16〜18世紀のヨーロッパで、国王が議会などの制約を弱め、強い力で国を治めた政治のしくみ。フランスのルイ14世の時代が代表とされる。
- 総裁政府用語恐怖政治のあとの1795〜99年に、5人の総裁が行政を受け持ったフランスの政府。政治は安定せず、ナポレオンのクーデタで倒れた。
- 第三身分用語革命前のフランスで、聖職者(第一身分)と貴族(第二身分)以外の人々をまとめてよんだ身分。国民の大多数をしめた平民である。
- ダントン用語フランス革命期の政治家(1759〜1794年)。山岳派の指導者の一人として革命を進めたが、恐怖政治をゆるめるよう求めて処刑された。
- 統領政府用語1799年のブリュメール18日のクーデタから、1804年にナポレオンが皇帝となるまでのフランスの政府。3人の統領のうち、第一統領ナポレオンが実権を握った。
- ナポレオン法典用語1804年にナポレオンのもとで定められたフランスの民法典。法の前の平等や、財産を持つ権利を守ることを定め、各国の民法の手本となった。
- 反革命用語革命に反対する運動や勢力。革命前のしくみを取りもどそうとする動きと、革命が起こるのを前もっておさえる動きがある。
- ピューリタン革命用語17世紀のイギリスで、国王と議会の対立から起こった革命。議会派が国王チャールズ1世を処刑し、イングランドは一時、国王のいない共和政となった。清教徒革命ともいう。
- ブリュメール18日のクーデタ用語1799年11月、軍人ナポレオンが軍隊の力で総裁政府を倒したクーデタ。統領政府を立て、ナポレオンが第一統領として政治を動かす力を握った。
- 法の前の平等用語生まれた身分に関係なく、法律がすべての人を同じように扱うという原則。1789年にフランスの人権宣言が掲げ、多くの国の憲法の基本となった。
- 名誉革命用語1688〜89年のイギリスで、議会が国王ジェームズ2世を退け、新しい国王を迎えた革命。イングランドでは血をほとんど流さずに実現し、この名でよばれる。
- 立憲君主政用語国王(君主)を残したまま、その力を憲法や議会の決まりでしばる政治のしくみ。イギリスでは17世紀末の名誉革命で基礎が固まった。
自由主義とナショナリズム
- ウィーン体制ナポレオン戦争のあと、ウィーン会議(1814〜15年)で生まれたヨーロッパの国際秩序。正統主義と大国の協調を柱に、自由主義やナショナリズムを抑えようとした。
- ギリシア独立戦争1821〜29年、オスマン帝国の支配下にあったギリシアが独立を求めて戦った戦争である。列強の介入を経て、1830年に独立が国際的に認められた。
- 七月革命1830年7月、パリの民衆が蜂起してブルボン朝の国王シャルル10世を退位に追いこんだ革命である。オルレアン家のルイ=フィリップが国王となり、七月王政が始まった。
- 1848年革命1848年、シチリアの蜂起に続くフランスの二月革命を機に、自由主義と民族運動の革命が各地へ広がった出来事である。メッテルニヒが失脚し、ウィーン体制は崩れた。
- クリミア戦争1853〜56年、ロシアとオスマン帝国・イギリス・フランス・サルデーニャが戦った戦争である。敗れたロシアは南下政策をいったん阻まれ、国内の改革へ向かった。
- イタリアの統一19世紀、いくつもの国に分かれていたイタリアが、サルデーニャ王国を中心にまとまった動きである。1861年にイタリア王国が成立し、1870年に統一が完成した。
- ドイツの統一19世紀、多くの国に分かれていたドイツが、プロイセンを中心にまとまった動きである。3つの戦争を経て、1871年にドイツ帝国が成立した。
- ビスマルクプロイセンとドイツの政治家。1862年にプロイセン首相となり、戦争に勝ち進んで1871年にドイツを統一した。帝国の初代宰相として約20年間、内政と外交を率いた。
- メッテルニヒオーストリアの政治家。ウィーン会議の議長として大国が協調する体制を築いた。自由や民族の統一・独立を求める運動をおさえたが、1848年の三月革命で失脚した。
- ヴィルヘルム1世用語プロイセン王(在位1861〜88年)で、ドイツ帝国の初代皇帝。ビスマルクを首相にして普墺戦争に勝ち、普仏戦争のさなかの1871年に皇帝となった。
- カヴール用語イタリアの政治家(1810〜61年)。サルデーニャ王国の首相として国の近代化と巧みな外交を進め、1861年にイタリア王国を成立させて初代首相となった。
- ガリバルディ用語イタリアの軍人・革命家(1807〜82年)。1860年に義勇兵の千人隊を率いて南イタリアを征服し、その地をサルデーニャ王国の国王に差し出した。
- ギゾー用語フランスの政治家・歴史家(1787〜1874年)。七月王政で首相などを務め、選挙権を広げる改革を拒み、二月革命のきっかけをつくった。
- サルデーニャ王国用語1720〜1861年、北イタリアのピエモンテ地方とサルデーニャ島などを治めたサヴォイア家の王国。19世紀にイタリアの統一運動の中心となった。
- 七月王政用語1830年の七月革命でルイ=フィリップが国王となってから、1848年の二月革命で倒れるまでのフランスの王政。銀行家など豊かな市民が政治を動かした。
- シャルル10世用語フランス国王(在位1824〜30年)。ルイ16世の弟で、革命前に近い政治にもどそうとしたが、七月革命で王位を追われた。
- 自由主義用語個人の自由や権利を大切にし、国家や王が口を出しすぎることをおさえようとする考え方。19世紀のヨーロッパでは、憲法と議会を求める運動になった。
- 制限選挙用語財産や納めた税の額、性別などで、選挙権を一部の人に限る選挙のしくみ。こうした制限をなくした普通選挙に対する言葉である。
- 第二帝政用語1852年にナポレオン3世が皇帝となってから、1870年に普仏戦争で敗れて倒れるまでのフランスの政治のしくみ。皇帝が強い力を持った。
- ドイツ帝国用語1871年、プロイセンを中心にドイツが統一されてできた帝国。プロイセン王が皇帝を兼ね、1918年のドイツ革命で倒れるまで続いた。
- ドイツ連邦用語1815年のウィーン会議でつくられた、ドイツの35の君主国と4つの自由市の連合。オーストリアが議長国を務め、1866年の普墺戦争のあと解体した。
- ナショナリズム用語国民や民族としてのまとまりを大切にし、国の統一・独立・発展を目ざす考え方と運動。19世紀のヨーロッパで広がり、イタリアとドイツの統一を後押しした。
- ナポレオン3世用語ナポレオン1世の甥。1848年にフランスの大統領に選ばれ、1852年に皇帝となって第二帝政を開いた。1870年、普仏戦争で捕らえられた。
- 普墺戦争用語1866年、どちらが中心となってドイツを統一するかをめぐり、プロイセンとオーストリアが戦った戦争。プロイセンが7週間で勝ち、翌年に北ドイツ連邦をつくった。
- 普通選挙用語財産や納めた税の額などで制限せず、大人に広く選挙権を認める選挙のしくみ。19世紀には男性だけの男子普通選挙を指すことが多かった。
- 復古王政用語ナポレオンが皇帝の位をしりぞいた1814年に、フランスでブルボン家の王政がもどった時代。百日天下の中断をはさみ、1830年の七月革命まで続いた。
- 普仏戦争用語1870〜71年にプロイセンとフランスが戦った戦争。プロイセンが勝ってドイツの統一が完成し、フランスではナポレオン3世の帝政が倒れた。
- フランクフルト国民議会用語1848年の三月革命のあと、ドイツの統一と憲法を話し合うために開かれた、ドイツで最初の全国的な議会。統一は実現できずに終わった。
- ルイ=フィリップ用語フランスの国王(在位1830〜48年)。オルレアン家の出身で、七月革命のあと「フランス人の王」として即位した。二月革命で退位し、フランス最後の国王となった。