大気の動きと気象災害
カワウソ先生季節風が日本海で湿気を含み、山にぶつかって日本海側に雪を降らせるよ。気象は恵みも災害もあるんだ。
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- 地球規模では偏西風や季節風が大気を動かし、海岸では海陸風のように陸と海の温度差が1日の中で風向を変える。
- 日本海側に雪が多いのは、季節風が日本海で水蒸気を含み、山地にぶつかって上昇し、雪を降らせるためである。
- 気象は水資源や農業などの恵みをもたらす一方、大雨・暴風・高潮などの気象災害を引き起こすこともある。
詳しく
ポイント
地球規模の大気の動きには、中緯度の上空を年間を通して吹く偏西風や、季節によって向きが変わる季節風(モンスーン)がある。これらの風は、海洋からの水分や熱も運び、各地の天気に影響する。
もっと狭い範囲では、海沿いで海陸風が起こる。昼は陸があたたまって上昇気流ができるため海から陸へ海風が吹き、夜は逆に陸から海へ陸風が吹く。
日本海側に雪が多い理由
冬、シベリア気団(新しいタブで開きます)からの冷たい季節風が日本海の上を渡るとき、海水から水分を吸収して湿った空気になる。この空気が日本列島の山地にぶつかって上昇すると、雲(新しいタブで開きます)ができて日本海側に大雪を降らせる。
山をこえた空気は水分を落として乾いた空気になるため、太平洋側では乾いた晴天が続きやすい。これが、同じ冬でも日本海側と太平洋側で天気が大きく異なる理由である。
気象の恵みと気象災害
雨や雪は、水資源や農業に欠かせない恵みをもたらす。一方で、梅雨期や台風にともなう大雨は洪水や土砂災害を、台風の強い風は暴風による建物の被害を引き起こすことがある。
台風が沿岸に近づくと、気圧(新しいタブで開きます)の低下と強い風で海面が吸い上げられ、高潮によって沿岸が浸水することもある。気象災害に備えるため、気象庁は注意報や警報を出して知らせている。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/atmospheric-circulation-and-weather-disasters/?from=print#quiz
昼間、陸があたたまって上昇気流ができたときに吹く風を何というか。
- ◯ 偏西風
- ◯ 季節風
- ◯ 海風
- ◯ 陸風
正解:海風
昼は陸があたたまって上昇気流ができるため、海から陸へ海風が吹く。夜はこの逆で、陸から海へ陸風が吹く。冬、日本海側に雪が多い理由として正しいものはどれか。
- ◯ 太平洋からの暖かく湿った風が、日本海側の山地にぶつかるため
- ◯ 偏西風が日本海側だけに強く吹くため
- ◯ 日本海側は海陸風の影響だけで雪が降るため
- ◯ 冷たい季節風が日本海で水蒸気を含み、山地にぶつかって上昇し、雲ができるため
正解:冷たい季節風が日本海で水蒸気を含み、山地にぶつかって上昇し、雲ができるため
冬の冷たい季節風が日本海の上で水蒸気を含んで湿った空気になり、山地にぶつかって上昇すると雲(新しいタブで開きます)ができ、日本海側に雪を降らせる。台風が沿岸に近づいたときに起こる気象災害として正しいものはどれか。
- ◯ 偏西風が止まり、天気が変わらなくなる
- ◯ 気圧が上がって海面が下がり、干潮だけが続く
- ◯ 海陸風が弱まり、気温が一定になる
- ◯ 気圧の低下と強い風で海面が吸い上げられ、高潮が起こる
正解:気圧の低下と強い風で海面が吸い上げられ、高潮が起こる
台風(新しいタブで開きます)が沿岸に近づくと、気圧(新しいタブで開きます)の低下と強い風で海面が吸い上げられ、高潮によって沿岸が浸水することがある。偏西風と季節風の違いとして正しいものはどれか。
- ◯ 偏西風も季節風も、年間を通して同じ向きに吹く
- ◯ 偏西風は年間を通して西から東へ吹き、季節風は季節によって向きが変わる
- ◯ 偏西風は季節によって向きが変わり、季節風は年間を通して同じ向きに吹く
- ◯ 偏西風も季節風も、海岸だけで吹く風である
正解:偏西風は年間を通して西から東へ吹き、季節風は季節によって向きが変わる
偏西風は中緯度の上空を年間を通して西から東へ吹く風で、季節風(モンスーン)は季節によって向きが変わる風である。
単元のポイント
- 季節風 季節によって向きが変わる風。冬は大陸から海へ、夏は海から大陸へ吹く
- 海陸風 陸と海の温度差で1日の中で向きが変わる風。昼は海風、夜は陸風
- 日本海側に雪が多い理由 冬の季節風が日本海の上で水蒸気を含み、山地にぶつかって上昇し、雲ができて雪が降る
- 気象災害 大雨・暴風・高潮・大雪などによる災害。気象は恵みと災害の両方をもたらす