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反応(はんのう)する物質(ぶっしつ)の質量(しつりょう)の比(ひ)

カワウソ先生銅(どう):酸素(さんそ)=4:1、マグネシウム:酸素(さんそ)=3:2。この2つの比(ひ)を覚(おぼ)えておけば、酸化(さんか)銅(どう)や酸化(さんか)マグネシウムの質量(しつりょう)の計算(けいさん)が速(はや)くなるよ。

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  1. 物質(ぶっしつ)が化学(かがく)変化(へんか)するとき、反応(はんのう)する物質(ぶっしつ)どうしの質量(しつりょう)の比(ひ)はつねに一定(いってい)になる。銅(どう)と酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)では4:1、銅(どう)と酸化(さんか)銅(どう)では4:5である。
  2. マグネシウム(新しいタブで開きます)と酸素(さんそ)の質量(しつりょう)の比(ひ)は3:2、マグネシウムと酸化(さんか)マグネシウムの質量(しつりょう)の比(ひ)は3:5である。
  3. 銅(どう)の質量(しつりょう)と酸化(さんか)銅(どう)の質量(しつりょう)は比例(ひれい)する。一定(いってい)量(りょう)の銅(どう)をくり返(かえ)し加熱(かねつ)すると、すべて酸化(さんか)された時点(じてん)で質量(しつりょう)は増(ふ)えなくなる。

詳しく

ポイント

銅(どう)の粉末(ふんまつ)をステンレス皿(さら)にのせて加熱(かねつ)し、できた酸化(さんか)銅(どう)の質量(しつりょう)を調(しら)べると、銅(どう)の質量(しつりょう)と結(むす)びついた酸素(さんそ)の質量(しつりょう)の比(ひ)はつねに4:1になることがわかる。つまり銅(どう)と酸化(さんか)銅(どう)の質量(しつりょう)の比(ひ)も、同(おな)じように4:5で一定(いってい)だ。

銅(どう)の質量(しつりょう)を横(よこ)軸(じく)、できた酸化(さんか)銅(どう)の質量(しつりょう)を縦(たて)軸(じく)にとってグラフにすると、原点(げんてん)を通(とお)る比例(ひれい)の直線(ちょくせん)になる。銅(どう)の量(りょう)を2倍(ばい)、3倍(ばい)にすれば、できる酸化(さんか)銅(どう)の質量(しつりょう)も同(おな)じように2倍(ばい)、3倍(ばい)だ。

一方(いっぽう)、同(おな)じ量(りょう)の銅(どう)(たとえば0.80g)をくり返(かえ)し加熱(かねつ)して質量(しつりょう)の変化(へんか)を調(しら)べると、はじめは加熱(かねつ)するたびに質量(しつりょう)が増(ふ)えていく。しかし銅(どう)がすべて酸化(さんか)されて1.00gになった時点(じてん)で、それ以上(いじょう)は増(ふ)えない。

このように、物質(ぶっしつ)が化学(かがく)変化(へんか)するとき、反応(はんのう)する物質(ぶっしつ)どうしの質量(しつりょう)の比(ひ)は、つねに変(か)わらない。質量(しつりょう)保存(ほぞん)の法則(ほうそく)(新しいタブで開きます)と原子(げんし)の組(く)み合(あ)わせ方(かた)からも、このことは説明(せつめい)がつく。

加熱回数による質量変化と、銅と酸化銅の質量の比例関係Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

マグネシウムでも確(たし)かめる

マグネシウムの粉末(ふんまつ)を燃焼(ねんしょう)(新しいタブで開きます)させる実験(じっけん)でも同(おな)じことが確(たし)かめられる。マグネシウムと結(むす)びつく酸素(さんそ)の質量(しつりょう)の比(ひ)は3:2で、マグネシウム:酸化(さんか)マグネシウムの質量(しつりょう)の比(ひ)も、つねに3:5だ。

たとえば、マグネシウム1.2gを燃焼(ねんしょう)させると、結(むす)びつく酸素(さんそ)は0.8g(1.2:0.8=3:2)で、できる酸化(さんか)マグネシウムは2.0g(1.2:2.0=3:5)になる。

同(おな)じように、銅(どう)2.0gを加熱(かねつ)すると、結(むす)びつく酸素(さんそ)は0.5g(2.0:0.5=4:1)で、できる酸化(さんか)銅(どう)は2.5g(2.0:2.5=4:5)だ。この比(ひ)は、銅(どう)の量(りょう)が変(か)わっても変(か)わらない。

銅とマグネシウムの質量比の比較Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

比(ひ)を使(つか)った計算(けいさん)

質量(しつりょう)の比(ひ)が一定(いってい)であることを使(つか)うと、一部(いちぶ)しか反応(はんのう)していない場合(ばあい)の未(み)反応(はんのう)の量(りょう)も求(もと)められる。たとえば銅(どう)3.2gを加熱(かねつ)したところ、酸化(さんか)銅(どう)は3.8gしかできなかった。

結(むす)びついた酸素(さんそ)の質量(しつりょう)は3.8-3.2=0.6gだ。銅(どう):酸素(さんそ)=4:1なので、反応(はんのう)した銅(どう)の質量(しつりょう)は0.6×4=2.4gになる。

したがって、反応(はんのう)していない銅(どう)は3.2-2.4=0.8g残(のこ)っていた。このように、できた酸化物(さんかぶつ)の質量(しつりょう)から結(むす)びついた酸素(さんそ)の質量(しつりょう)を求(もと)め、一定(いってい)の比(ひ)を当(あ)てはめれば、反応(はんのう)した量(りょう)と反応(はんのう)していない量(りょう)の両方(りょうほう)を計算(けいさん)できる。

確認問題

問題 1 / 4銅(どう)4.0gをすべて酸化(さんか)させたとき、できる酸化(さんか)銅(どう)は何(なん)gか(銅(どう):酸化(さんか)銅(どう)=4:5)。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/mass-ratio-in-chemical-reactions/?from=print#quiz

  1. 銅(どう)4.0gをすべて酸化(さんか)させたとき、できる酸化(さんか)銅(どう)は何(なん)gか(銅(どう):酸化(さんか)銅(どう)=4:5)。

    • ◯ 1.0g
    • ◯ 4.5g
    • ◯ 4.0g
    • ◯ 5.0g

    正解:5.0g
    銅(どう):酸化(さんか)銅(どう)=4:5なので、4.0gの銅(どう)からできる酸化(さんか)銅(どう)は4.0÷4×5=5.0gである。

  2. マグネシウム3.0gをすべて燃焼(ねんしょう)させるのに必要(ひつよう)な酸素(さんそ)は何(なん)gか(マグネシウム:酸素(さんそ)=3:2)。

    • ◯ 1.5g
    • ◯ 2.0g
    • ◯ 3.0g
    • ◯ 4.5g

    正解:2.0g
    マグネシウム:酸素(さんそ)=3:2なので、3.0gのマグネシウム(新しいタブで開きます)と結(むす)びつく酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)は3.0÷3×2=2.0gである。

  3. 銅(どう)0.80gを何度(なんど)もくり返(かえ)し加熱(かねつ)して質量(しつりょう)の変化(へんか)を調(しら)べた。質量(しつりょう)はどうなるか。

    • ◯ 銅(どう)の質量(しつりょう)に関係(かんけい)なく一定(いってい)のままである
    • ◯ はじめは加熱(かねつ)するたびに増(ふ)えるが、銅(どう)がすべて酸化(さんか)されると増(ふ)えなくなる
    • ◯ 増(ふ)えたあとに減(へ)っていく
    • ◯ 最初(さいしょ)から最後(さいご)まで同(おな)じ割合(わりあい)で増(ふ)え続(つづ)ける

    正解:はじめは加熱するたびに増えるが、銅がすべて酸化されると増えなくなる
    はじめは加熱(かねつ)するたびに酸素(さんそ)と結(むす)びついて質量(しつりょう)が増(ふ)えるが、銅(どう)がすべて酸化(さんか)されて酸化(さんか)銅(どう)になると、それ以上(いじょう)は増(ふ)えなくなる。0.80gの銅(どう)はすべて酸化(さんか)されると1.00gの酸化(さんか)銅(どう)になる(銅(どう):酸化(さんか)銅(どう)=4:5)。

  4. 銅(どう)3.2gを加熱(かねつ)したところ、酸化(さんか)銅(どう)3.8gができた。反応(はんのう)していない銅(どう)は何(なん)gか(銅(どう):酸素(さんそ)=4:1)。

    • ◯ 0.8g
    • ◯ 0.6g
    • ◯ 1.2g
    • ◯ 2.4g

    正解:0.8g
    結(むす)びついた酸素(さんそ)は3.8-3.2=0.6g。銅(どう):酸素(さんそ)=4:1より反応(はんのう)した銅(どう)は0.6×4=2.4g。よって未(み)反応(はんのう)の銅(どう)は3.2-2.4=0.8g。

単元のポイント

  • 銅(どう):酸素(さんそ)=4:1 銅(どう)を加熱(かねつ)したときに結(むす)びつく酸素(さんそ)の質量(しつりょう)比(ひ)。銅(どう):酸化(さんか)銅(どう)は4:5になる
  • マグネシウム:酸素(さんそ)=3:2 マグネシウムを燃焼(ねんしょう)させたときに結(むす)びつく酸素(さんそ)の質量(しつりょう)比(ひ)。マグネシウム:酸化(さんか)マグネシウムは3:5になる
  • 質量(しつりょう)変化(へんか)のグラフ 銅(どう)の質量(しつりょう)と酸化(さんか)銅(どう)の質量(しつりょう)は比例(ひれい)する。一定(いってい)量(りょう)の銅(どう)をくり返(かえ)し加熱(かねつ)すると、すべて酸化(さんか)された時点(じてん)で増(ふ)えなくなる
  • 比(ひ)を使(つか)った計算(けいさん) 一部(いちぶ)しか反応(はんのう)していない場合(ばあい)も、反応(はんのう)した分(ぶん)の質量(しつりょう)の比(ひ)から未(み)反応(はんのう)の量(りょう)を求(もと)められる
問題を解く
単元のポイント
  • 銅(どう):酸素(さんそ)=4:1 銅(どう)を加熱(かねつ)したときに結(むす)びつく酸素(さんそ)の質量(しつりょう)比(ひ)。銅(どう):酸化(さんか)銅(どう)は4:5になる
  • マグネシウム:酸素(さんそ)=3:2 マグネシウムを燃焼(ねんしょう)させたときに結(むす)びつく酸素(さんそ)の質量(しつりょう)比(ひ)。マグネシウム:酸化(さんか)マグネシウムは3:5になる
  • 質量(しつりょう)変化(へんか)のグラフ 銅(どう)の質量(しつりょう)と酸化(さんか)銅(どう)の質量(しつりょう)は比例(ひれい)する。一定(いってい)量(りょう)の銅(どう)をくり返(かえ)し加熱(かねつ)すると、すべて酸化(さんか)された時点(じてん)で増(ふ)えなくなる
  • 比(ひ)を使(つか)った計算(けいさん) 一部(いちぶ)しか反応(はんのう)していない場合(ばあい)も、反応(はんのう)した分(ぶん)の質量(しつりょう)の比(ひ)から未(み)反応(はんのう)の量(りょう)を求(もと)められる