気象の観測
カワウソ先生天気は雲量で決まる。快晴0〜1・晴れ2〜8・くもり9〜10。この並びをまず覚えよう。
30秒でつかむ
- 気象要素は気温・湿度(新しいタブで開きます)・気圧(新しいタブで開きます)・風向・風力・雲量・天気の7つで、観測して数値や記号で表す。
- 天気は空全体に対する雲(新しいタブで開きます)の量(雲量)で決め、快晴0〜1・晴れ2〜8・くもり9〜10に区分する。
- 天気図記号は、円で天気、矢ばねで風向と風力を表す。気温は地上1.5mの日かげで測る。
詳しく
ポイント
気象を表す数値や記号を気象要素という。気温・湿度・気圧・風向・風力・雲量・天気の7つがある。
天気は、空全体を10としたときに雲がどれだけ広がっているかを示す雲量で決める。雲量0〜1を快晴、2〜8を晴れ、9〜10をくもりと呼ぶ。雨や雪が降っているときは、雲量に関わらずその天気を記録する。
気温・湿度・気圧・風向・風力・雲量を観測し、決まった記号で天気図に書き込む。これを天気図記号という。
天気図記号と乾湿計
天気図記号では、決まった形の記号で天気を表す。快晴は白丸、晴れは丸の中に縦線1本、くもりは二重の丸、雨は黒丸、雪は丸の中に「*」で表す。円から伸びる矢ばねは、風が吹いてくる方向(風向)を指し、矢ばねの数が風力を表す。
湿度は乾湿計で求める。乾湿計は、ふつうの温度計(乾球)と、球部をしめったガーゼで包んだ温度計(湿球)を並べたものだ。湿球は水が蒸発するときに熱を奪われるため、乾球より低い温度を示す。乾球の読みと、乾球と湿球の差を湿度表に当てはめて湿度を求める。
気温は、直接日光が当たらず風通しのよい、地上1.5mの高さの日かげで測る。地面からの熱や直接の日光の影響を避けるためだ。
なぜそうなるか
晴れた日は、気温が上がると湿度(%)が下がる関係になりやすい。空気中の実際の水蒸気量は1日の中であまり変わらないが、気温が上がるほど空気がふくむことのできる水蒸気の量(飽和水蒸気量)は大きくなるため、割合で表す湿度は下がるのだ。
この関係から、晴れた日の気温は午後2時ごろに最も高くなり、湿度は反対にその時間帯に最も低くなる。
気温を地上1.5mの日かげで測るのも同じ考え方による。地面は日光で直接あたためられて温度が上がりやすく、真上からの日光が当たる場所で測ると、周りの空気の温度より高い値が出てしまう。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/weather-observation/?from=print#quiz
雲量2〜8のときの天気はどれか。
- ◯ くもり
- ◯ 雨
- ◯ 晴れ
- ◯ 快晴
正解:晴れ
雲(新しいタブで開きます)量0〜1は快晴、2〜8は晴れ、9〜10はくもりである。天気図記号で、風向を表す矢ばねが指す方向はどれか。
- ◯ 雲が動く方向
- ◯ 風が吹いていく方向
- ◯ 風が吹いてくる方向
- ◯ 気圧が下がる方向
正解:風が吹いてくる方向
矢ばねは風が吹いてくる方向を指し、矢ばねの数で風力を表す。乾湿計で、湿球の温度が乾球の温度より低くなるのはなぜか。
- ◯ 湿球のほうが風を受けやすいから
- ◯ ガーゼが日光を反射するから
- ◯ 湿球の中の液体が違うから
- ◯ 水が蒸発するときに熱が奪われるから
正解:水が蒸発するときに熱が奪われるから
湿球を包んだガーゼの水が蒸発するときに熱を奪うため、湿球は乾球より低い温度を示す。気温を正しく測るための条件として正しいものはどれか。
- ◯ 地上1.5mの風通しのよい日かげで測る
- ◯ 建物の中の窓際で測る
- ◯ 地面に温度計を直接置いて測る
- ◯ 直接日光が当たる場所で測る
正解:地上1.5mの風通しのよい日かげで測る
気温は、地面や直接の日光の影響を避けるため、地上1.5mの風通しのよい日かげで測る。
単元のポイント
- 気象要素 気温・湿度・気圧・風向・風力・雲量・天気の7つ
- 雲量と天気 雲量0〜1は快晴、2〜8は晴れ、9〜10はくもり(雨・雪が降っていればその天気)
- 乾湿計 乾球と湿球の温度差を湿度表に当てて湿度を求める温度計
- 気温の測り方 地上1.5mの高さ、風通しのよい日かげで測る