一次関数の傾きと切片
ゾウ先生aは変化の割合、bはx=0のときのy。式を見ただけでグラフの形が読めるようになろう。
30秒でつかむ
- 一次関数y=ax+bのaを**傾き**、bを**切片**という。
- 傾きaは変化の割合(新しいタブで開きます)(xの増加量に対するyの増加量の割合)と同じ値。aが正なら右上がり、負なら右下がりのグラフになる。
- 切片bは、x=0のときのyの数値。グラフがy軸と交わる点のy座標にあたる。
詳しく
公式
一次関数は、a、bを定数としてy=ax+bの形で表される。aを傾き、bを切片という。
傾きaは、xが1増えたときにyがどれだけ増えるかを表す。これは変化の割合(yの増加量÷xの増加量)と同じ値になる。
切片bは、x=0を代入したときのyの数値。グラフでは、y軸と交わる点の高さにあたる。
例題
例題:一次関数y=2x+3について、傾きと切片、xが1増えたときのyの変化を調べよう。
式をy=ax+bと見比べると、傾きa=2、切片b=3。
xが1増えるごとに、yは2増える。x=0のとき、y=3なので、グラフはy軸の3の高さを通る。
傾きの符号(+か−か)を見るだけで、グラフが右上がりか右下がりかがわかる。
なぜそうなるか
一次関数y=ax+bでは、xの数値がどこからどこまで変わっても、変化の割合(yの増加量÷xの増加量)はつねにaと同じ値になる。これが、グラフが折れ曲がらずに直線になる理由。
切片は、x=0を代入すればすぐに求まる。y=a×0+b=bとなるからだ。
傾きと切片の意味がわかれば、表やグラフを作らなくても、式だけで関数の特徴をつかめるようになる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/slope-and-intercept/?from=print#quiz
一次関数y=3x−5の傾きはいくつか。
- ◯ −5
- ◯ 3
- ◯ −3
- ◯ 5
正解:3
y=ax+bのaが傾き。この式ではa=3なので、傾きは3。一次関数y=3x−5の切片はいくつか。
- ◯ −3
- ◯ 3
- ◯ 5
- ◯ −5
正解:−5
y=ax+bのbが切片。この式ではb=−5なので、切片は−5。一次関数y=4x+1で、xが2から5まで増えるとき、yの増加量を求めよう。数字で答えよう。
答え:____________
正解:12
xの増加量(新しいタブで開きます)は5−2=3。傾き4をかけるとyの増加量は4×3=12になる。傾きが負の一次関数のグラフは、xが増えるとyはどうなるか。
- ◯ 0になる
- ◯ 減る
- ◯ 変わらない
- ◯ 増える
正解:減る
傾きが負だと、xが増えるにつれてyは減っていく。グラフは右下がりの直線になる。一次関数y=−2x+7の切片はいくつか。数字で答えよう。
答え:____________
正解:7
y=ax+bのbが切片。この式ではb=7なので、切片は7。
単元のポイント
- 傾き 一次関数y=ax+bのa。xが1増えたときのyの増え方を表す
- 切片 一次関数y=ax+bのb。x=0のときのyの数値
- 変化の割合(新しいタブで開きます) xの増加量に対するyの増加量の割合。一次関数ではつねに傾きaと等しい
- 一次関数 y=ax+bの形で表される関数(aは0でない)
- y軸との交点 グラフがy軸と交わる点。そのy座標が切片bになる