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ルーペと双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)

カワウソ先生ルーペは「目(め)を動(うご)かさない」、双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)は「両目(りょうめ)でピントを合(あ)わせる」。道具(どうぐ)によってコツが違(ちが)うよ。

30秒でつかむ

  1. ルーペは目(め)に近(ちか)づけて持(も)ち、観察物(かんさつぶつ)を前後(ぜんご)に動(うご)かしてピントを合(あ)わせる。動(うご)かせないものは顔(かお)を前後(ぜんご)に動(うご)かす。
  2. 双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)はプレパラートを作(つく)らずに、花(はな)や小(ちい)さな生物(せいぶつ)をそのまま置(お)いて、両目(りょうめ)で立体(りったい)的(てき)に観察(かんさつ)できる道具(どうぐ)。
  3. スケッチは目的(もくてき)のものだけを対象(たいしょう)に、はっきりした線(せん)で輪郭(りんかく)を描(えが)き、影(かげ)をつけたりぼかしたりしない。

詳しく

ポイント

ルーペは、いつも目(め)に近(ちか)づけて持(も)って使(つか)う道具(どうぐ)。ピントは、ルーペと目(め)の距離(きょり)を変(か)えずに、観察(かんさつ)するものか自分(じぶん)の顔(かお)を前後(ぜんご)に動(うご)かして合(あ)わせる。ルーペで太陽(たいよう)を見(み)てはいけない(目(め)をいためる)。

観察(かんさつ)するものが動(うご)かせるとき(花(はな)や葉(は)など)はルーペを目(め)に近(ちか)づけて固定(こてい)し、観察(かんさつ)するものを前後(ぜんご)に動(うご)かす。動(うご)かせないとき(木(き)についた葉(は)など)は、ルーペを目(め)に近(ちか)づけたまま、顔(かお)ごと前後(ぜんご)に動(うご)かしてピントを合(あ)わせる。

双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)は、プレパラートを作(つく)らずに、花(はな)や虫(むし)など立体(りったい)的(てき)なものをそのまま置(お)いて、両目(りょうめ)で見(み)て立体(りったい)的(てき)に観察(かんさつ)できる道具(どうぐ)。倍率(ばいりつ)は20〜40倍(ばい)ほどで、ルーペより大(おお)きく、ふつうの顕微鏡(けんびきょう)より低倍率(ていばいりつ)で広(ひろ)い範囲(はんい)を見(み)られる。

ルーペは目に近づけたまま動かさないAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

使(つか)い方(かた)の順番(じゅんばん)

双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)を使(つか)うときは、まず左右(さゆう)の鏡筒(きょうとう)の間隔(かんかく)を自分(じぶん)の両目(りょうめ)の幅(はば)に合(あ)わせる。次(つぎ)に粗(そ)動(どう)ねじで鏡筒(きょうとう)を上下(じょうげ)させて、だいたいのピントを合(あ)わせる。最後(さいご)に右目(みぎめ)でのぞきながら微動(びどう)ねじで、左目(ひだりめ)でのぞきながら視(し)度(ど)調節(ちょうせつ)リングでピントを合(あ)わせる。

スケッチの例(れい):アブラナの花(はな)を観察(かんさつ)するとき、花(はな)びら1枚(まい)のゆがみや虫食(むしく)いなど、観察(かんさつ)の目的(もくてき)と関係(かんけい)ないものは描(えが)かない。輪郭(りんかく)は1本(ほん)の線(せん)ではっきり描(えが)き、重(かさ)ねて描(えが)いたり、ぼかしたりしない。

観察(かんさつ)した記録(きろく)には、何(なに)を・いつ・どこで観察(かんさつ)したかと、倍率(ばいりつ)(例(れい):ルーペ×10、双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)×20)を必(かなら)ず書(か)き添(そ)える。倍率(ばいりつ)が違(ちが)うと大(おお)きさの比較(ひかく)ができなくなる。

双眼実体顕微鏡は①〜④の順にピントを合わせるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

ルーペは目(め)から離(はな)して持(も)つと、見(み)える範囲(はんい)がせまくなって観察(かんさつ)しにくい。だから目(め)に近(ちか)づけたまま固定(こてい)し、観察(かんさつ)するもの(または顔(かお))との距離(きょり)を変(か)えてピントを合(あ)わせる。

双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)は、左右(さゆう)の目(め)でそれぞれ少(すこ)し違(ちが)う角度(かくど)から観察物(かんさつぶつ)を見(み)ることで、立体(りったい)感(かん)(奥行(おくゆ)き)が出(で)る。ふつうの顕微鏡(けんびきょう)が一(ひと)つのレンズの組(くみ)で平(たい)らな像(ぞう)を見(み)るのとは、このしくみが違(ちが)う。

スケッチで影(かげ)をつけない・線(せん)を重(かさ)ねないのは、観察(かんさつ)した形(かたち)そのものの情報(じょうほう)を正確(せいかく)に残(のこ)すため。明暗(めいあん)や質感(しつかん)は言葉(ことば)で記録(きろく)し、形(かたち)は線(せん)だけで表(あらわ)す。

確認問題

問題 1 / 4花(はな)など動(うご)かせるものをルーペで観察(かんさつ)するとき、ピントを合(あ)わせる正(ただ)しい方法(ほうほう)はどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/loupe-and-stereo-microscope/?from=print#quiz

  1. 花(はな)など動(うご)かせるものをルーペで観察(かんさつ)するとき、ピントを合(あ)わせる正(ただ)しい方法(ほうほう)はどれか。

    • ◯ ルーペを観察(かんさつ)するものに押(お)しつけて固定(こてい)する
    • ◯ 観察(かんさつ)するものを固定(こてい)し、ルーペを目(め)から遠(とお)ざけたり近(ちか)づけたりする
    • ◯ ルーペを目(め)に近(ちか)づけたまま、観察(かんさつ)するものを前後(ぜんご)に動(うご)かす
    • ◯ 観察(かんさつ)するものとルーペを両方(りょうほう)動(うご)かさず、顔(かお)だけを大(おお)きく左右(さゆう)に振(ふ)る

    正解:ルーペを目に近づけたまま、観察するものを前後に動かす
    ルーペは目(め)に近(ちか)づけたまま動(うご)かさず、動(うご)かせる観察物(かんさつぶつ)を前後(ぜんご)に動(うご)かしてピントを合(あ)わせる。

  2. 木(き)についた葉(は)のように動(うご)かせないものをルーペで観察(かんさつ)するとき、ピントを合(あ)わせる正(ただ)しい方法(ほうほう)はどれか。

    • ◯ ルーペだけを前後(ぜんご)に大(おお)きく動(うご)かす
    • ◯ 観察物(かんさつぶつ)を無理(むり)に引(ひ)きちぎって手元(てもと)に持(も)ってくる
    • ◯ ルーペを目(め)から離(はな)して固定(こてい)する
    • ◯ ルーペを目(め)に近(ちか)づけたまま、顔(かお)を前後(ぜんご)に動(うご)かす

    正解:ルーペを目に近づけたまま、顔を前後に動かす
    動(うご)かせない観察物(かんさつぶつ)は、ルーペを目(め)に近(ちか)づけたまま顔(かお)ごと前後(ぜんご)に動(うご)かしてピントを合(あ)わせる。

  3. 双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)の特徴(とくちょう)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 倍率(ばいりつ)は数百(すうひゃく)〜数千(すうせん)倍(ばい)で、細胞(さいぼう)の中(なか)まで観察(かんさつ)できる
    • ◯ 観察物(かんさつぶつ)を必(かなら)ずうすく切(き)ってプレパラートにしてから観察(かんさつ)する
    • ◯ 片方(かたほう)の目(め)だけでのぞいて使(つか)う道具(どうぐ)である
    • ◯ プレパラートを作(つく)らずに、観察物(かんさつぶつ)を立体(りったい)的(てき)に観察(かんさつ)できる

    正解:プレパラートを作らずに、観察物を立体的に観察できる
    双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう)はプレパラートを作(つく)らず、花(はな)や虫(むし)などをそのまま置(お)いて両目(りょうめ)で立体(りったい)的(てき)に観察(かんさつ)できる道具(どうぐ)。

  4. 観察(かんさつ)のスケッチの決(き)まりとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 目的(もくてき)のものだけを対象(たいしょう)に、輪郭(りんかく)をはっきりした1本(ほん)の線(せん)で描(えが)く
    • ◯ 見(み)えたものをすべて、見(み)えた順(じゅん)に重(かさ)ねて描(えが)く
    • ◯ 線(せん)を何度(なんど)も重(かさ)ねて描(えが)き、濃淡(のうたん)で質感(しつかん)を表(あらわ)す
    • ◯ 影(かげ)をつけて立体(りったい)感(かん)を出(だ)し、絵(え)として美(うつく)しく仕上(しあ)げる

    正解:目的のものだけを対象に、輪郭をはっきりした1本の線で描く
    スケッチは目的(もくてき)のものだけを対象(たいしょう)に、影(かげ)をつけずにはっきりした線(せん)で輪郭(りんかく)を描(えが)く。

単元のポイント

  • ルーペ 目(め)に近(ちか)づけて持(も)ち、観察物(かんさつぶつ)(または顔(かお))を前後(ぜんご)に動(うご)かしてピントを合(あ)わせる
  • 双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう) 両目(りょうめ)で見(み)て立体(りったい)的(てき)に観察(かんさつ)できる。プレパラートは作(つく)らない
  • スケッチの決(き)まり 目的(もくてき)のものだけを、はっきりした線(せん)で、影(かげ)をつけずに描(えが)く
問題を解く
単元のポイント
  • ルーペ 目(め)に近(ちか)づけて持(も)ち、観察物(かんさつぶつ)(または顔(かお))を前後(ぜんご)に動(うご)かしてピントを合(あ)わせる
  • 双眼(そうがん)実体(じったい)顕微鏡(けんびきょう) 両目(りょうめ)で見(み)て立体(りったい)的(てき)に観察(かんさつ)できる。プレパラートは作(つく)らない
  • スケッチの決(き)まり 目的(もくてき)のものだけを、はっきりした線(せん)で、影(かげ)をつけずに描(えが)く