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一次(いちじ)不定(ふてい)方程式(ほうていしき)

ゾウ先生特殊解(とくしゅかい)を1組(くみ)見(み)つければ、残(のこ)りの解(かい)はtを動(うご)かすだけで全部(ぜんぶ)出(で)てくるよ。

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  1. x、yが整数(せいすう)であるという条件(じょうけん)のもとでax+by=cを満(み)たす組(くみ)を求(もと)める方程式(ほうていしき)を一次(いちじ)不定(ふてい)方程式(ほうていしき)という。
  2. 1組(くみ)の解(かい)(x₀,y₀)が見(み)つかれば、他(た)の整数(せいすう)解(かい)はx=x₀+bt、y=y₀−at(tは整数(せいすう))の形(かたち)で表(あらわ)せる。
  3. 互(ご)除法(じょほう)(新しいタブで開きます)を逆(ぎゃく)にたどると、ax+by=1を満(み)たす1組(くみ)の整数(せいすう)解(かい)を見(み)つけられる。

詳しく

公式(こうしき)

x、yが整数(せいすう)のとき、ax+by=c\mathbf{ax+by=c}を満(み)たす整数(せいすう)の組(くみ)(x,y)を求(もと)める方程式(ほうていしき)を考(かんが)える。これを一次(いちじ)不定(ふてい)方程式(ほうていしき)という。aとbが互(たが)いに素(そ)(新しいタブで開きます)であれば、この方程式(ほうていしき)はいつも整数(せいすう)解(かい)をもつ。

1組(くみ)の整数(せいすう)解(かい)(x₀,y₀)が見(み)つかったとする。ax+by=cax+by=cからax0+by0=cax_0+by_0=cを引(ひ)くと、a(x−x0)=−b(y−y0)a(x-x_0)=-b(y-y_0)となる。aとbが互(たが)いに素(そ)であることから、x=x0+bt, y=y0−at\mathbf{x=x_0+bt,\ y=y_0-at}(tは整数(せいすう))とすべての整数(せいすう)解(かい)を表(あらわ)せる。

この(x₀,y₀)のような最初(さいしょ)に見(み)つける解(かい)を特殊解(とくしゅかい)、tを用(もち)いて整数(せいすう)解(かい)全部(ぜんぶ)を表(あらわ)した式(しき)を一般解(いっぱんかい)という。

一般解の格子点が直線上に等間隔で並ぶ図Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):7x+4y=17x+4y=1を満(み)たす整数(せいすう)x、yの組(くみ)をすべて求(もと)めよう。

まず特殊解(とくしゅかい)を1組(くみ)見(み)つける。x=−1x=-1、y=2y=2を代入(だいにゅう)すると7×(−1)+4×2=−7+8=17×(-1)+4×2=-7+8=1となり成(な)り立(た)つ。だから(x0,y0)=(−1,2)(x_0,y_0)=(-1,2)は特殊解(とくしゅかい)。

一般解(いっぱんかい)はx=−1+4t, y=2−7t\mathbf{x=-1+4t,\ y=2-7t}(tは整数(せいすう))となる。t=0で(−1,2)、t=1で(3,−5)のように、tを変(か)えるとほかの整数(せいすう)解(かい)も得(え)られる。

なぜそうなるか

特殊解(とくしゅかい)は、ユークリッドの互(ご)除法(じょほう)を逆(ぎゃく)にたどって見(み)つけられる。7と4に互(ご)除法(じょほう)を使(つか)うと7=4×1+37=4×1+3、4=3×1+14=3×1+1となり、最大公約数(さいだいこうやくすう)は1。

下(した)から逆(ぎゃく)にたどっていく。1=4−3×11=4-3×1、3=7−4×13=7-4×1なので、1=4−(7−4×1)=4×2−7×11=4-(7-4×1)=4×2-7×1となる。これは7×(−1)+4×2=17×(-1)+4×2=1と同(おな)じ式(しき)になる。互(ご)除法(じょほう)の計算(けいさん)を逆(ぎゃく)向(む)きにたどるだけで特殊解(とくしゅかい)が見(み)つかる。

一般解(いっぱんかい)でtを動(うご)かしても式(しき)の値(あたい)が変(か)わらないのは、7×4=4×77×4=4×7という関係(かんけい)があるからだ。xを4だけ増(ふ)やしてyを7だけ減(へ)らしても、7x+4yの値(あたい)は変(か)わらない。

互除法を逆にたどって特殊解を作る図Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 43x+5y=1の整数(せいすう)解(かい)であるものはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/linear-diophantine-equations/?from=print#quiz

  1. 3x+5y=1の整数(せいすう)解(かい)であるものはどれか。

    • ◯ (x,y)=(4,-2)
    • ◯ (x,y)=(2,-1)
    • ◯ (x,y)=(-2,1)
    • ◯ (x,y)=(1,1)

    正解:(x,y)=(2,-1)
    3×2+5×(−1)=6−5=1となり成(な)り立(た)つ。ほかは3×1+5×1=8、3×(−2)+5×1=−1、3×4+5×(−2)=2でどれも1にならない。

  2. 9x+5y=1の特殊解(とくしゅかい)が(x,y)=(−1,2)のとき、一般解(いっぱんかい)(tは整数(せいすう))として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ x=-1+5t, y=2+9t
    • ◯ x=-1+9t, y=2-5t
    • ◯ x=-1-5t, y=2-9t
    • ◯ x=-1+5t, y=2-9t

    正解:x=-1+5t, y=2-9t
    ax+by=cの一般解(いっぱんかい)はx=x₀+bt、y=y₀−atの形(かたち)。a=9、b=5なので、x=−1+5t、y=2−9tになる。

  3. 50円(えん)切手(きって)をx枚(まい)、80円(えん)切手(きって)をy枚(まい)買(か)って820円(えん)にしたい。50x+80y=820を満(み)たし、y=4のとき、xはいくつか。

    答え:____________

    正解:10
    50x+80×4=820より50x+320=820、50x=500、x=10。

  4. 9x+5y=1の整数(せいすう)解(かい)を考(かんが)える。特殊解(とくしゅかい)(x,y)=(−1,2)の一般解(いっぱんかい)x=−1+5t、y=2−9tを使(つか)い、x=4のときのyを求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:-7
    x=−1+5t=4よりt=1。y=2−9×1=−7。

単元のポイント

  • 一次(いちじ)不定(ふてい)方程式(ほうていしき) ax+by=cを満(み)たす整数(せいすう)x、yの組(くみ)を求(もと)める方程式(ほうていしき)
  • 特殊解(とくしゅかい) 最初(さいしょ)に見(み)つける1組(くみ)の整数(せいすう)解(かい)
  • 一般解(いっぱんかい) tを用(もち)いてすべての整数(せいすう)解(かい)を表(あらわ)した式(しき)
問題を解く
単元のポイント
  • 一次(いちじ)不定(ふてい)方程式(ほうていしき) ax+by=cを満(み)たす整数(せいすう)x、yの組(くみ)を求(もと)める方程式(ほうていしき)
  • 特殊解(とくしゅかい) 最初(さいしょ)に見(み)つける1組(くみ)の整数(せいすう)解(かい)
  • 一般解(いっぱんかい) tを用(もち)いてすべての整数(せいすう)解(かい)を表(あらわ)した式(しき)