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対数(たいすう)とその性質(せいしつ)

ゾウ先生対数(たいすう)の性質(せいしつ)は覚(おぼ)えるより、aのX乗(じょう)×aのY乗(じょう)=aの(X+Y)乗(じょう)から毎回(まいかい)導(みちび)けるようにしておこう。

30秒でつかむ

  1. aのx乗(じょう)=Mを満(み)たすxを、記号(きごう)でlogₐMと表(あらわ)す。aを底(そこ)、Mを真数(しんすう)という。
  2. logₐMN=logₐM+logₐN、logₐ(M/N)=logₐM−logₐNが対数(たいすう)の基本(きほん)の性質(せいしつ)。logₐMʳ=r×logₐMも成(な)り立(た)つ。
  3. 底(そこ)をそろえたいときは底(てい)の変換公式(へんかんこうしき)を使(つか)う。logₐM=log₂M/log₂aのように、どの底(そこ)の対数(たいすう)も別(べつ)の底(そこ)の対数(たいすう)の比(ひ)で表(あらわ)せる(例(れい):log₄8=log₂8/log₂4)。

詳しく

公式(こうしき)

指数(しすう)関数(かんすう)とそのグラフ(新しいタブで開きます)では、2x=162^x=16のように底(そこ)をそろえて指数(しすう)を比(くら)べる方法(ほうほう)を使(つか)った。では2x=32^x=3を満(み)たすxは、これまでの数(かず)では簡単(かんたん)に表(あらわ)せない。

そこで、ax=Ma^x=M(aは1でない正(せい)の数(すう)、Mは正(せい)の数(すう))を満(み)たすxを、x=log⁡aM\mathbf{x=\log_a M}という記号(きごう)で表(あらわ)す。aを底(そこ)、Mを真数(しんすう)と呼(よ)ぶ。たとえば21=22^1=2、22=42^2=4なので、log⁡23\log_2 3は1と2の間(あいだ)にある数(かず)だとわかる。

下(した)の図(ず)は、21=22^1=2と22=42^2=4の間(あいだ)に3があることを表(あらわ)す。この位置(いち)からlog⁡23\log_2 3の大(おお)きさを数直線(すうちょくせん)で確(たし)かめたものだ。対数(たいすう)の値(あたい)がどれくらいの大(おお)きさか、見通(みとお)しを持(も)てるようになる。

log₂3は1と2の間にあるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):log⁡28+log⁡24\log_2 8 + \log_2 4の値(あたい)を求(もと)めよ。

対数(たいすう)の性質(せいしつ)log⁡aMN=log⁡aM+log⁡aN\log_a MN=\log_a M+\log_a Nを使(つか)う。するとlog⁡28+log⁡24=log⁡232\mathbf{\log_2 8+\log_2 4=\log_2 32}になる。32=2532=2^5なので、log⁡232=5\mathbf{\log_2 32=5}。

一般(いっぱん)に、cを1でない正(せい)の数(すう)としてlog⁡aM=log⁡cMlog⁡ca\mathbf{\log_a M=\dfrac{\log_c M}{\log_c a}}が成(な)り立(た)つ。これを底(てい)の変換公式(へんかんこうしき)という。使(つか)う例(れい)を見(み)よう。log⁡48\log_4 8を考(かんが)える。底(そこ)を2にそろえるとlog⁡28log⁡24=32\dfrac{\log_2 8}{\log_2 4}=\dfrac{3}{2}になる。

なぜそうなるか

log⁡aMN=log⁡aM+log⁡aN\log_a MN=\log_a M+\log_a Nが、なぜ成(な)り立(た)つのか、指数(しすう)法則(ほうそく)から確(たし)かめよう。

X=log⁡aMX=\log_a M、Y=log⁡aNY=\log_a Nとおくと、M=aXM=a^X、N=aYN=a^Y。指数(しすう)法則(ほうそく)aX×aY=aX+Ya^X\times a^Y=a^{X+Y}から、MN=aX+Y\mathbf{MN=a^{X+Y}}になる。

これは対数(たいすう)の定義(ていぎ)からlog⁡aMN=X+Y=log⁡aM+log⁡aN\mathbf{\log_a MN=X+Y=\log_a M+\log_a N}を意味(いみ)する。下(した)の図(ず)は、この導(みちび)き方(かた)を順(じゅん)に並(なら)べたものだ。同(おな)じようにaX÷aY=aX−Ya^X \div a^Y=a^{X-Y}からlogₐ(M/N)の性質(せいしつ)も導(みちび)ける。

対数の積の性質を指数法則から導くAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4log₂8の値(あたい)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/logarithm-and-its-properties/?from=print#quiz

  1. log₂8の値(あたい)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:3
    log₂8=xとおくと2ˣ=8。8=2³なのでx=3になる。

  2. log₃9+log₃3の値(あたい)はどれか。

    • ◯ 2
    • ◯ 3
    • ◯ 9
    • ◯ 27

    正解:3
    log₃9=2、log₃3=1なので、合計(ごうけい)は3になる。2つ目(め)は2番目(ばんめ)の項(こう)を足(た)し忘(わす)れた値(あたい)。

  3. log₄16の値(あたい)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:2
    log₄16=xとおくと4ˣ=16。16=4²なのでx=2になる。

  4. 底(てい)の変換公式(へんかんこうしき)を使(つか)うと、log₈4はどれに等(ひと)しいか。

    • ◯ 8/4
    • ◯ log₂4/log₂8
    • ◯ log₂8/log₂4
    • ◯ log₄8

    正解:log₂4/log₂8
    底(てい)の変換公式(へんかんこうしき)で底(そこ)を2にそろえると、log₈4=log₂4/log₂8になる(値(あたい)は2/3)。2つ目(め)は分母(ぶんぼ)・分子(ぶんし)を取(と)り違(ちが)えた値(あたい)。

単元のポイント

  • 対数(たいすう)の定義(ていぎ) aのx乗(じょう)=Mのとき、x=logₐM
  • 対数(たいすう)の性質(せいしつ) logₐMN=logₐM+logₐNなど
  • 底(てい)の変換公式(へんかんこうしき) 別(べつ)の底(そこ)の対数(たいすう)の比(ひ)で表(あらわ)す(例(れい):logₐM=log₂M/log₂a)
問題を解く
単元のポイント
  • 対数(たいすう)の定義(ていぎ) aのx乗(じょう)=Mのとき、x=logₐM
  • 対数(たいすう)の性質(せいしつ) logₐMN=logₐM+logₐNなど
  • 底(てい)の変換公式(へんかんこうしき) 別(べつ)の底(そこ)の対数(たいすう)の比(ひ)で表(あらわ)す(例(れい):logₐM=log₂M/log₂a)