指数関数とそのグラフ
ゾウ先生指数関数のグラフは、まず(0,1)を通ることとx軸が漸近線になることの2つを思い出そう。
30秒でつかむ
- y=2ˣのグラフは、底2が1より大きいので右に進むほど増加し、どのグラフも点(0,1)を通る。
- y=(1/2)ˣのグラフは、底が1より小さいので右に進むほど減少する。x軸がどちらのグラフも漸近線になる。
- 指数関数の増え方は、同じ範囲で比べるとy=x²のような二次関数(新しいタブで開きます)よりずっと速くなる。
詳しく
公式
数学Ⅰでは、二次関数のグラフを学んだ。ここでは、指数部分にxがある指数関数(aは1でない正の数)のグラフを見ていこう。
は、xが1増えるたびに値が2倍になる関数だ。のときなので、グラフは必ず点(0,1)を通り、xが大きくなるほど値は増え続ける。
は、底が1より小さい関数だ。xが大きくなるほど値は0に近づいていく。下の図を見よう。とのグラフをまとめたものだ。どちらもx軸(y=0の直線)に限りなく近づくが、交わらない。
xに具体的な数を入れて値を求めることもできる。たとえばを考えよう。を3回かけるとになる。
例題
例題:を満たすxの値を求めよ。
16を2の累乗の形にするとになる。よってとなりが求まる。底が同じ指数関数は、指数を比べるだけで方程式が解ける。
大小比較も同じ考え方だ。とを比べよう。底2は1より大きいので指数が大きいほど値も大きく、になる。
なぜそうなるか
指数関数の増え方が、なぜ二次関数よりも速いのか、表で比べてみよう。
は、xが0から5まで1ずつ増えるとき、値は0,1,4,9,16,25と増える。その差は1,3,5,7,9になる。差そのものは一定のペースで大きくなっていく。
一方は、値が1,2,4,8,16,32と増え、その差は1,2,4,8,16になる。差が毎回2倍になっていくので、xが大きくなるほど二次関数との差は開いていく。下の図は、この2つの増え方を並べて比べたものだ。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/exponential-function-and-graph/?from=print#quiz
y=3ˣのグラフが必ず通る点はどれか。
- ◯ (1,0)
- ◯ (0,1)
- ◯ (−1,−1/3)
- ◯ (0,0)
正解:(0,1)
3の0乗=1なので、x=0のときy=1になり、グラフは必ず(0,1)を通る。4つ目は3のマイナス1乗=1/3の符号を取り違えた値。2ˣ=32を満たすxの値を求めよ。
答え:____________
正解:5
32=2⁵なので、底をそろえると指数を比べるだけでx=5が求まる。2³と2⁵の大小を正しく表しているのはどれか。
- ◯ 2³<2⁵
- ◯ 2³=2⁵
- ◯ 2³>2⁵
- ◯ 比べられない
正解:2³<2⁵
底2は1より大きいので、指数が大きいほど値も大きくなる。(1/2)³の値を求めよ。
答え:____________
正解:1/8
(1/2)³は1/2を3回かけた値で、1/8になる。
単元のポイント
- 指数関数 y=aのx乗(aは1でない正の数)の形の関数
- 底と増減 aが1より大きいと増加、0と1の間だと減少
- 漸近線 x軸にグラフが限りなく近づく直線