対数関数とそのグラフ
ゾウ先生y=logₐxはx=aʸのことだと思い出せれば、グラフの形も関係も自然に見えてくる。
30秒でつかむ
- y=logₐxは、x=aʸのことだと考えると、底aが1より大きいとき右に進むほど増加する関数になる。
- y=log₂xのグラフは、必ず点(1,0)を通り、y軸がグラフの漸近線になる。
- y=log₂xとy=2ˣのグラフは、直線y=xについて線対称な位置にある。
詳しく
公式
対数とその性質(新しいタブで開きます)で見たlogₐMは、xの関数として扱うこともできる。ここでは(aは1でない正の数)のグラフの特徴を見ていこう。
は、と同じ関係を表す。なので、のときになり、グラフは必ず点(1,0)を通る。
xが0に近づくほどyは限りなく小さくなるので、y軸(x=0の直線)がグラフの漸近線になる。底が1より大きいとき、xが大きくなるほどyも大きくなる(増加する)。底が0と1の間なら、逆に減少関数だ。下の図はのグラフだ。
例題
例題:を満たすxの値を求めよ。
はのことなので、になる。
大小比較も同じ考え方でできる。底2は1より大きい。とを比べよう。真数が大きいほど値も大きく、になる。
なぜそうなるか
指数関数のグラフと対数関数のグラフが、なぜ直線y=xについて線対称になるのか確かめよう。
はのことなので、xとyを入れ替えるとになる。座標を(x,y)から(y,x)に入れ替えることは、直線y=xに関して折り返すことと同じだ。
たとえば上の点(3,8)を考えよう。xとyを入れ替えると(8,3)になり、これは上の点になっている。下の図は、2つのグラフと直線y=xをまとめて描いたものだ。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/logarithmic-function-and-graph/?from=print#quiz
log₂x=4を満たすxの値を求めよ。
答え:____________
正解:16
log₂x=4はx=2⁴のことなので、x=16になる。y=log₂xのグラフが必ず通る点はどれか。
- ◯ (2,2)
- ◯ (1,0)
- ◯ (0,1)
- ◯ (0,0)
正解:(1,0)
x=1のとき2⁰=1なのでy=0になり、グラフは必ず(1,0)を通る。2つ目はx座標とy座標を取り違えた点。log₂5とlog₂7の大小を正しく表しているのはどれか。
- ◯ 比べられない
- ◯ log₂5<log₂7
- ◯ log₂5=log₂7
- ◯ log₂5>log₂7
正解:log₂5<log₂7
底2は1より大きいので、真数が大きいほど対数の値も大きくなる。y=2ˣのグラフとy=log₂xのグラフの関係として正しいものはどれか。
- ◯ 平行移動の関係
- ◯ x軸について線対称
- ◯ 直線y=xについて線対称
- ◯ y軸について線対称
正解:直線y=xについて線対称
xとyを入れ替える関係にあるので、直線y=xに関して線対称な位置になる。
単元のポイント
- 対数関数 y=logₐx(aは1でない正の数)の形の関数
- 底と増減 aが1より大きいと増加、0と1の間だと減少
- 漸近線 y軸にグラフが限りなく近づく直線