平方根の意味と大小
ゾウ先生√は新しい数を表す記号。まず2乗して確かめる習慣をつけよう。
30秒でつかむ
- 2乗するとaになる数を、aの平方根という。正の数aの平方根は、√aと−√aの2つがある。
- √aは、aの平方根のうち正の方を表す記号。0の平方根は0だけで、負の数の平方根は中学では考えない。
- √2のような数の大きさは、2乗した値を使って比べる。1.4²=1.96、1.5²=2.25から、1.4<√2<1.5とわかる。
詳しく
公式
()を成り立たせるxの値を、aの平方根という。正の数aの平方根には、正と負の2つがある。
正の方を、負の方をと書く。√は新しい数を表す記号で、円周率をπで表すのと同じ考え方だ。
0の平方根は0だけ。負の数の平方根は、2乗して負になる数が無いので、中学の範囲では考えない。
例題
例題:はどれくらいの大きさか、整数と小数で確かめよう。
、なので、とわかる。もう少し細かく見るため、、を計算する。
なので、。このように、2乗した値をものさしにして大きさを比べられる。
のような数は、分数で正確に表せない。このような数を無理数という。
なぜそうなるか
1辺の長さが1mの正方形の対角(新しいタブで開きます)線の長さのように、これまでの数(有理数)では表せない量がある。
を成り立たせるxは、分数では正確に表せない。このような数を表すために、記号√が導入された。
正の数aを2乗した数は必ず正になるので、を満たすxは正と負の2つ。これがaの平方根が2つある理由だ。
負の数は2乗しても負にならないので、2乗して負の数になるxは存在しない。だから負の数の平方根は考えない。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/square-root-basics/?from=print#quiz
16の平方根はどれか。
- ◯ 4だけ
- ◯ 4と−4
- ◯ 8と−8
- ◯ 256
正解:4と−4
2乗して16になる数を考える。4²=16、(−4)²=16なので、16の平方根は4と−4の2つ。√81の値を、数字で答えよう。
答え:____________
正解:9
9²=81だから、√81=9。√は正の方の平方根を表す記号だ。√2の大きさとして正しいものはどれか。
- ◯ 1.5より大きく1.6より小さい
- ◯ 1.4より大きく1.5より小さい
- ◯ 1.3より大きく1.4より小さい
- ◯ 2より大きく3より小さい
正解:1.4より大きく1.5より小さい
1.4²=1.96、1.5²=2.25。1.96<2<2.25だから、1.4<√2<1.5になる。0の平方根を、数字で答えよう。
答え:____________
正解:0
2乗して0になる数は0だけ。だから0の平方根は0の1つしかない。−4の平方根について正しいものはどれか。
- ◯ 4
- ◯ 2と−2
- ◯ 2乗して−4になる数は無いので、平方根は考えない
- ◯ −2だけ
正解:2乗して−4になる数は無いので、平方根は考えない
2乗すると必ず0以上になるので、2乗して−4になる数は無い。負の数の平方根は、中学の範囲では考えない。
単元のポイント
- 平方根 2乗するとその数になる数。正の数には2つある
- 根号 √の記号。aの平方根のうち正の方を√aと書く
- 有理数 分数(整数÷整数)で表せる数
- 無理数 分数で表せない数。√2や√3などがその例
- 二乗 同じ数を2回かけること。平方根は二乗の逆の計算