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式(しき)の計算(けいさん)の利用(りよう)

ゾウ先生100に近(ちか)い数(かず)は(100±1)の形(かたち)に、きれいな数(かず)でなければ(a+b)²の形(かたち)に見立(みた)てよう。

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  1. 乗法公式(じょうほうこうしき)(新しいタブで開きます)や因数分解(いんすうぶんかい)(新しいタブで開きます)の公式(こうしき)を使(つか)うと、99×101や53²のような数(かず)の計算(けいさん)を速(はや)くできる。
  2. a²−b²=(a+b)(a−b)を使(つか)うと、100に近(ちか)い数(かず)どうしの積(せき)や、2つの数(かず)の2乗(じょう)の差(さ)が速(はや)く求(もと)まる。
  3. 文字(もじ)nを使(つか)えば「連続(れんぞく)する2つの偶数(ぐうすう)の積(せき)に1をたすと奇数(きすう)の2乗(じょう)になる」のような数(かず)の性質(せいしつ)も説明(せつめい)できる。

詳しく

公式(こうしき)

乗法公式(じょうほうこうしき)と因数分解(いんすうぶんかい)の公式(こうしき)は、数(かず)の計算(けいさん)にも使(つか)える。特(とく)に2乗(じょう)の差(さ)の公式(こうしき) a²−b²=(a+b)(a−b) は、100に近(ちか)い数(かず)の積(せき)でよく使(つか)う。

(a+b)²=a²+2ab+b² の公式(こうしき)も、2けたの数(かず)の2乗(じょう)を、きりのよい数(かず)の和(わ)に分(わ)けて計算(けいさん)するときに役立(やくだ)つ。

99×101を2乗の差の公式で計算する手順Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):99×101と53²を、公式(こうしき)を使(つか)って計算(けいさん)しよう。

99×101は(100−1)(100+1)と見(み)る。2乗(じょう)の差(さ)の公式(こうしき)でa²−b²=100²−1²=10000−1=9999。

53²は(50+3)²と見(み)る。(a+b)²の公式(こうしき)で50²+2×50×3+3²=2500+300+9=2809。

どちらも、きりのよい数(かず)(100や50)との差(さ)に注目(ちゅうもく)すると、公式(こうしき)が使(つか)える形(かたち)が見(み)つかる。

53²を(50+3)²の公式で計算する手順Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

文字(もんじ)の式(しき)は、数(かず)の性質(せいしつ)をいつも成(な)り立(た)つ形(かたち)で説明(せつめい)できる。「連続(れんぞく)する2つの偶数(ぐうすう)の積(せき)に1をたすと、奇数(きすう)の2乗(じょう)になる」ことを示(しめ)そう。

小(ちい)さい方(ほう)の偶数(ぐうすう)を2n(nは整数(せいすう))とすると、大(おお)きい方(ほう)は2n+2と表(あらわ)せる。積(せき)に1をたすと、2n(2n+2)+1になる。

これを展開(てんかい)すると4n²+4n+1。乗法公式(じょうほうこうしき)の逆(ぎゃく)から、これは(2n+1)²と因数分解(いんすうぶんかい)できる。2n+1は2nと2n+2の間(ま)にある奇数(きすう)だ。

こうして、具体(ぐたい)的(てき)な数(かず)で確(たし)かめた性質(せいしつ)が、どの偶数(ぐうすう)でも成(な)り立(た)つことを文字(もんじ)の式(しき)で説明(せつめい)できる。

確認問題

問題 1 / 599×101を(100−1)(100+1)の形(かたち)にして計算(けいさん)すると、答(こた)えは□になる。□に入(はい)る数(かず)を答(こた)えよう。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/using-expansion-and-factorization/?from=print#quiz

  1. 99×101を(100−1)(100+1)の形(かたち)にして計算(けいさん)すると、答(こた)えは□になる。□に入(はい)る数(かず)を答(こた)えよう。

    答え:____________

    正解:9999
    (100−1)(100+1)=100²−1²=10000−1=9999。公式(こうしき)a²−b²を使(つか)うと、筆算(ひっさん)より速(はや)く計算(けいさん)できる。

  2. 53²を(50+3)²の形(かたち)にして計算(けいさん)すると、答(こた)えは□になる。□に入(はい)る数(かず)を答(こた)えよう。

    答え:____________

    正解:2809
    (50+3)²=50²+2×50×3+3²=2500+300+9=2809。大(おお)きい数(かず)の2乗(じょう)も、公式(こうしき)を使(つか)えば速(はや)く求(もと)まる。

  3. 連続(れんぞく)する2つの偶数(ぐうすう)の積(せき)に1をたすと、どんな数(かず)になるか。

    • ◯ 間(ま)にある偶数(ぐうすう)の2乗(じょう)
    • ◯ もとの数(かず)の2乗(じょう)
    • ◯ もとの数(かず)より1小(ちい)さい奇数(きすう)の2乗(じょう)
    • ◯ 間(ま)にある奇数(きすう)の2乗(じょう)

    正解:間にある奇数の2乗
    小(ちい)さい方(ほう)の偶数(ぐうすう)を2nとすると、大(おお)きい方(ほう)は2n+2。積(せき)に1をたすと2n(2n+2)+1=(2n+1)²になり、これは間(ま)の奇数(きすう)2n+1の2乗(じょう)。

  4. 41²−39²を、2乗(じょう)の差(さ)の公式(こうしき)を使(つか)って計算(けいさん)すると、答(こた)えは□になる。□に入(はい)る数(かず)を答(こた)えよう。

    答え:____________

    正解:160
    a²−b²=(a+b)(a−b)より、41²−39²=(41+39)(41−39)=80×2=160。1つずつ2乗(じょう)して引(ひ)くより速(はや)い。

  5. 99×101を(100−1)(100+1)の形(かたち)にすると計算(けいさん)が楽(らく)になる理由(りゆう)はどれか。

    • ◯ 2乗(じょう)の差(さ)の公式(こうしき)で、100²から1を引(ひ)くだけで済(す)むから
    • ◯ 99と101が素数(そすう)だから
    • ◯ 99と101の最大公約数(さいだいこうやくすう)を求(もと)められるから
    • ◯ 100を因数分解(いんすうぶんかい)できるから

    正解:2乗の差の公式で、100²から1を引くだけで済むから
    2乗(じょう)の差(さ)の公式(こうしき)a²−b²=(a+b)(a−b)を使(つか)うと、100²から1²を引(ひ)くだけで済(す)み、2けたどうしの筆算(ひっさん)より速(はや)い。

単元のポイント

  • 2乗(じょう)の差(さ) a²−b²の形(かたち)の式(しき)。(a+b)(a−b)に因数分解(いんすうぶんかい)できる
  • 数(かず)の性質(せいしつ)の説明(せつめい) 文字(もじ)を使(つか)った式(しき)で、いつも成(な)り立(た)つ数(かず)の関係(かんけい)を示(しめ)すこと
  • 連続(れんぞく)する整数(せいすう) 1つずつ順(じゅん)に並(なら)ぶ整数(せいすう)。偶数(ぐうすう)ならn、n+2のように表(あらわ)せる
  • 乗法公式(じょうほうこうしき)(新しいタブで開きます) 数(かず)の計算(けいさん)にも使(つか)える、式(しき)を展開(てんかい)するための公式(こうしき)
  • 因数分解(いんすうぶんかい)(新しいタブで開きます) 式(しき)を積(せき)の形(かたち)に書(か)きかえること。数(かず)の計算(けいさん)の工夫(くふう)にも使(つか)える
問題を解く
単元のポイント
  • 2乗(じょう)の差(さ) a²−b²の形(かたち)の式(しき)。(a+b)(a−b)に因数分解(いんすうぶんかい)できる
  • 数(かず)の性質(せいしつ)の説明(せつめい) 文字(もじ)を使(つか)った式(しき)で、いつも成(な)り立(た)つ数(かず)の関係(かんけい)を示(しめ)すこと
  • 連続(れんぞく)する整数(せいすう) 1つずつ順(じゅん)に並(なら)ぶ整数(せいすう)。偶数(ぐうすう)ならn、n+2のように表(あらわ)せる
  • 乗法公式(じょうほうこうしき)(新しいタブで開きます) 数(かず)の計算(けいさん)にも使(つか)える、式(しき)を展開(てんかい)するための公式(こうしき)
  • 因数分解(いんすうぶんかい)(新しいタブで開きます) 式(しき)を積(せき)の形(かたち)に書(か)きかえること。数(かず)の計算(けいさん)の工夫(くふう)にも使(つか)える