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自律神経系(じりつしんけいけい)の働(はたら)き

カワウソ先生交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)はアクセルとブレーキみたいな関係(かんけい)だよ。

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  1. 自律神経系(じりつしんけいけい)は、意思(いし)とは無関係(むかんけい)に働(はたら)く神経(しんけい)で、交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)からなる。
  2. 交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)は、同(おな)じ器官(きかん)に対(たい)して反対(はんたい)の働(はたら)きをする拮抗的(きっこうてき)な関係(かんけい)にある。
  3. 運動(うんどう)すると交感神経(こうかんしんけい)が心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を速(はや)め、安静(あんせい)にすると副交感神経(ふくこうかんしんけい)が拍(はく)動(どう)を抑(おさ)える。

詳しく

交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)のはたらき

自律神経系(じりつしんけいけい)は、意思(いし)とは無関係(むかんけい)に体(からだ)の状態(じょうたい)を調節(ちょうせつ)する末梢神経系(まっしょうしんけいけい)(新しいタブで開きます)の一(ひと)つだ。交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)という2種類(しゅるい)の神経(しんけい)からなり、多(おお)くの器官(きかん)に両方(りょうほう)の神経(しんけい)が伸(の)びている。

交感神経(こうかんしんけい)は、運動(うんどう)したり緊張(きんちょう)したりする活動(かつどう)的(てき)な場面(ばめん)でよく働(はたら)き、心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を速(はや)めたり気管(きかん)を広(ひろ)げたりする。反対(はんたい)に副交感神経(ふくこうかんしんけい)は、安静(あんせい)にしている場面(ばめん)でよく働(はたら)き、心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を抑(おさ)えたり消化(しょうか)管(かん)の動(うご)きを高(たか)めたりする働(はたら)きを持(も)つ。

同(おな)じ心臓(しんぞう)でも、交感神経(こうかんしんけい)が働(はたら)けば拍(はく)動(どう)は速(はや)くなり、副交感神経(ふくこうかんしんけい)が働(はたら)けば拍(はく)動(どう)は遅(おそ)くなる。こうして交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)は、場面(ばめん)に応(おう)じてどちらが優位(ゆうい)になるか切(き)り替(が)わりながら、体(からだ)の状態(じょうたい)を調節(ちょうせつ)している。

交感神経と副交感神経のはたらきAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)が変化(へんか)するしくみ

数分間(すうふんかん)の踏(ふ)み台(だい)の上(のぼ)り下(くだ)りをすると、運動(うんどう)前(まえ)より心拍数(しんぱくすう)が増(ふ)える。これは、延髄(えんずい)にある心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)の中枢(ちゅうすう)から交感神経(こうかんしんけい)を通(とお)して指令(しれい)が伝(つた)わり、拍(はく)動(どう)が促進(そくしん)されたためだ。

運動(うんどう)をやめて安静(あんせい)にしていると、しだいに心拍数(しんぱくすう)はもとに戻(もど)っていく。今度(こんど)は副交感神経(ふくこうかんしんけい)が優位(ゆうい)になり、心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を抑(おさ)える働(はたら)きが強(つよ)くなるからである。

このように、交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)は同(おな)じ心臓(しんぞう)に対(たい)して反対(はんたい)の指令(しれい)を出(だ)し合(あ)い、運動(うんどう)の有無(うむ)に応(おう)じて心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を調節(ちょうせつ)している。

運動前後の心拍数の変化Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)きが体(からだ)に役立(やくだ)つ理由(りゆう)

交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)が同(おな)じ器官(きかん)に反対(はんたい)の指令(しれい)を出(だ)す仕組(しく)みを、拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)きという。片方(かたほう)だけでは、体(からだ)の状態(じょうたい)を一方向(いちほうこう)にしか変(か)えられない。

拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)きがあるおかげで、体(からだ)は運動(うんどう)が必要(ひつよう)な場面(ばめん)ではすぐに心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を上(あ)げ、落(お)ち着(つ)いた場面(ばめん)ではすぐに拍(はく)動(どう)を下(さ)げられる。状況(じょうきょう)に合(あ)わせて素早(すばや)く切(き)り替(か)えられるのが利点(りてん)だ。

もし交感神経(こうかんしんけい)だけ、副交感神経(ふくこうかんしんけい)だけしか働(はたら)かなかったら、体内(たいない)の状態(じょうたい)を保(たも)つための細(こま)かい調節(ちょうせつ)はできない。2つの神経(しんけい)が反対(はんたい)方向(ほうこう)に働(はたら)き合(あ)うからこそ、状況(じょうきょう)に応(おう)じた細(こま)やかな調節(ちょうせつ)が成(な)り立(た)っている。

確認問題

問題 1 / 4自律神経系(じりつしんけいけい)を構成(こうせい)する2種類(しゅるい)の神経(しんけい)はどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/autonomic-nervous-system-function/?from=print#quiz

  1. 自律神経系(じりつしんけいけい)を構成(こうせい)する2種類(しゅるい)の神経(しんけい)はどれか。

    • ◯ 脳神経(のうしんけい)と脊髄(せきずい)神経(しんけい)
    • ◯ 感覚(かんかく)神経(しんけい)と運動(うんどう)神経(しんけい)
    • ◯ 体性(たいせい)神経系(しんけいけい)と中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい)
    • ◯ 交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)

    正解:交感神経と副交感神経
    自律神経系(じりつしんけいけい)は、交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)という2種類(しゅるい)の神経(しんけい)からできている。

  2. 運動(うんどう)をして交感神経(こうかんしんけい)が優位(ゆうい)になると、心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)はどうなるか。

    • ◯ 変化(へんか)しない
    • ◯ 拍(はく)動(どう)が遅(おそ)くなる
    • ◯ 拍(はく)動(どう)が完全(かんぜん)に止(と)まる
    • ◯ 拍(はく)動(どう)が速(はや)くなる

    正解:拍動が速くなる
    交感神経(こうかんしんけい)は活動(かつどう)的(てき)な場面(ばめん)で働(はたら)きやすく、心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を速(はや)める。

  3. 安静(あんせい)にしているときに優位(ゆうい)になりやすい神経(しんけい)と、その働(はたら)きの組(く)み合(あ)わせとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 交感神経(こうかんしんけい)—心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を抑(おさ)える
    • ◯ 交感神経(こうかんしんけい)—消化(しょうか)管(かん)の動(うご)きを抑(おさ)える
    • ◯ 副交感神経(ふくこうかんしんけい)—心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を抑(おさ)える
    • ◯ 副交感神経(ふくこうかんしんけい)—心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を速(はや)める

    正解:副交感神経—心臓の拍動を抑える
    安静(あんせい)にしている場面(ばめん)では副交感神経(ふくこうかんしんけい)が働(はたら)きやすく、心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を抑(おさ)える。

  4. 交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)が同(おな)じ器官(きかん)に反対(はんたい)の働(はたら)きをする関係(かんけい)を何(なん)というか。

    • ◯ 一方(いっぽう)的(てき)な働(はたら)き
    • ◯ 拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)き
    • ◯ 相補(そうほ)的(てき)な働(はたら)き
    • ◯ 協調(きょうちょう)的(てき)な働(はたら)き

    正解:拮抗的な働き
    交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)が同(おな)じ器官(きかん)に反対(はんたい)の指令(しれい)を出(だ)す関係(かんけい)を拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)きという。

単元のポイント

  • 自律神経系(じりつしんけいけい) 意思(いし)とは無関係(むかんけい)に働(はたら)く末梢神経系(まっしょうしんけいけい)の一(ひと)つ。交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)からなる
  • 交感神経(こうかんしんけい) 活動(かつどう)的(てき)な場面(ばめん)で働(はたら)きやすい神経(しんけい)。心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を促進(そくしん)するなどの働(はたら)きを持(も)つ
  • 副交感神経(ふくこうかんしんけい) 安静(あんせい)な場面(ばめん)で働(はたら)きやすい神経(しんけい)。心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を抑制(よくせい)するなどの働(はたら)きを持(も)つ
  • 拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)き 同(おな)じ器官(きかん)に対(たい)して、交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)が反対(はんたい)の効果(こうか)を及(およ)ぼす関係(かんけい)
問題を解く
単元のポイント
  • 自律神経系(じりつしんけいけい) 意思(いし)とは無関係(むかんけい)に働(はたら)く末梢神経系(まっしょうしんけいけい)の一(ひと)つ。交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)からなる
  • 交感神経(こうかんしんけい) 活動(かつどう)的(てき)な場面(ばめん)で働(はたら)きやすい神経(しんけい)。心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を促進(そくしん)するなどの働(はたら)きを持(も)つ
  • 副交感神経(ふくこうかんしんけい) 安静(あんせい)な場面(ばめん)で働(はたら)きやすい神経(しんけい)。心臓(しんぞう)の拍(はく)動(どう)を抑制(よくせい)するなどの働(はたら)きを持(も)つ
  • 拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)き 同(おな)じ器官(きかん)に対(たい)して、交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)が反対(はんたい)の効果(こうか)を及(およ)ぼす関係(かんけい)