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内分泌系(ないぶんぴつけい)とホルモン

カワウソ先生ホルモンは血液(けつえき)に乗(の)って全身(ぜんしん)を回(まわ)るから、神経(しんけい)より少(すこ)しゆっくり長(なが)く効(き)くよ。

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  1. 内分泌系(ないぶんぴつけい)は、内分泌腺(ないぶんぴつせん)からホルモンを血液中(けつえきちゅう)に分泌(ぶんぴつ)し、標的(ひょうてき)器官(きかん)に情報(じょうほう)を伝(つた)えるしくみだ。
  2. ホルモンは、特定(とくてい)の受容体(じゅようたい)を持(も)つ標的(ひょうてき)器官(きかん)にだけ結合(けつごう)し、決(き)まった働(はたら)きを引(ひ)き起(お)こす。
  3. 視床下部(ししょうかぶ)と脳下垂体(のうかすいたい)は、ホルモンの分泌(ぶんぴつ)量(りょう)をフィードバックで調節(ちょうせつ)する中心(ちゅうしん)になっている。

詳しく

内分泌腺(ないぶんぴつせん)とホルモンの働(はたら)き方(かた)

体(からだ)の中(なか)には、ホルモンを血液中(けつえきちゅう)に直接(ちょくせつ)分泌(ぶんぴつ)する内分泌腺(ないぶんぴつせん)がいくつもある。内分泌腺(ないぶんぴつせん)から出(で)たホルモンは、血液(けつえき)の流(なが)れに乗(の)って全身(ぜんしん)に運(はこ)ばれていく。

ホルモンは全身(ぜんしん)の細胞(さいぼう)に届(とど)くが、効果(こうか)が現(あらわ)れるのは、そのホルモン専用(せんよう)の受容体(じゅようたい)を持(も)つ標的(ひょうてき)器官(きかん)だけだ。受容体(じゅようたい)にホルモンが結合(けつごう)すると、標的(ひょうてき)器官(きかん)の中(なか)で特定(とくてい)の反応(はんのう)が始(はじ)まる。

同(おな)じ血液(けつえき)が全身(ぜんしん)をめぐっていても、受容体(じゅようたい)を持(も)つ器官(きかん)でしか反応(はんのう)が起(お)こらない。この仕組(しく)みによって、ホルモンは必要(ひつよう)な器官(きかん)だけに情報(じょうほう)を届(とど)けられる。

内分泌腺とホルモンの標的器官Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

視床下部(ししょうかぶ)・脳下垂体(のうかすいたい)とフィードバック調節(ちょうせつ)

脳(のう)の中(なか)にある視床下部(ししょうかぶ)は、脳下垂体(のうかすいたい)からのホルモン分泌(ぶんぴつ)を調節(ちょうせつ)する中心(ちゅうしん)の一(ひと)つだ。視床下部(ししょうかぶ)からの指令(しれい)で、脳下垂体(のうかすいたい)は別(べつ)のホルモンを分泌(ぶんぴつ)し、さらに別(べつ)の内分泌腺(ないぶんぴつせん)へ働(はたら)きかける。

こうして分泌(ぶんぴつ)されたホルモンの血中(けっちゅう)濃度(のうど)(新しいタブで開きます)が目的(もくてき)の値(あたい)まで上(あ)がると、その情報(じょうほう)が視床下部(ししょうかぶ)や脳下垂体(のうかすいたい)に伝(つた)わる。すると、ホルモンの分泌(ぶんぴつ)が抑(おさ)えられる。この仕組(しく)みをフィードバック調節(ちょうせつ)という。

フィードバック調節(ちょうせつ)があるおかげで、ホルモンの血中(けっちゅう)濃度(のうど)は分泌(ぶんぴつ)しすぎたり不足(ふそく)したりせず、一定(いってい)の範囲(はんい)におさまりやすくなる。

視床下部と脳下垂体によるフィードバック調節Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

ホルモンが神経系(しんけいけい)と違(ちが)う調節(ちょうせつ)のしかたをする理由(りゆう)

神経系(しんけいけい)は、決(き)まった神経(しんけい)を通(とお)って情報(じょうほう)を伝(つた)えるため、ごく短(みじか)い時間(じかん)で特定(とくてい)の場所(ばしょ)にだけ情報(じょうほう)を送(おく)れる。一方(いっぽう)でホルモンは血液(けつえき)に乗(の)って全身(ぜんしん)に広(ひろ)がるため、情報(じょうほう)が届(とど)くまでに神経(しんけい)より時間(じかん)がかかる。

その代(か)わり、ホルモンは血液中(けつえきちゅう)に留(と)まる間(あいだ)、ずっと標的(ひょうてき)器官(きかん)に働(はたら)きかけ続(つづ)けられる。神経系(しんけいけい)よりも、効果(こうか)が長(なが)く続(つづ)く調節(ちょうせつ)が得意(とくい)だ。

体内(たいない)環境(かんきょう)をすばやく変(か)えたい場面(ばめん)では神経系(しんけいけい)が働(はたら)き、ある状態(じょうたい)をしばらく保(たも)ちたい場面(ばめん)では内分泌系(ないぶんぴつけい)が働(はたら)く。この違(ちが)いが、2つの調節(ちょうせつ)のしくみを組(く)み合(あ)わせて使(つか)う理由(りゆう)になっている。

確認問題

問題 1 / 4ホルモンが作(つく)られてから働(はたら)くまでの流(なが)れとして正(ただ)しいものはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/endocrine-system-and-hormones/?from=print#quiz

  1. ホルモンが作(つく)られてから働(はたら)くまでの流(なが)れとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 内分泌腺(ないぶんぴつせん)から神経(しんけい)を通(とお)って標的(ひょうてき)器官(きかん)に伝(つた)わる
    • ◯ 筋肉(きんにく)で作(つく)られ、消化(しょうか)管(かん)を通(とお)って吸収(きゅうしゅう)される
    • ◯ 体表(たいひょう)から直接(ちょくせつ)吸収(きゅうしゅう)されて全身(ぜんしん)に広(ひろ)がる
    • ◯ 内分泌腺(ないぶんぴつせん)から血液中(けつえきちゅう)に分泌(ぶんぴつ)され、標的(ひょうてき)器官(きかん)の受容体(じゅようたい)に結合(けつごう)する

    正解:内分泌腺から血液中に分泌され、標的器官の受容体に結合する
    ホルモンは内分泌腺(ないぶんぴつせん)から血液中(けつえきちゅう)に分泌(ぶんぴつ)され、受容体(じゅようたい)を持(も)つ標的(ひょうてき)器官(きかん)にだけ結合(けつごう)して働(はたら)く。

  2. ホルモンの効果(こうか)が標的(ひょうてき)器官(きかん)にだけ現(あらわ)れるのはなぜか。

    • ◯ 標的(ひょうてき)器官(きかん)だけがそのホルモンの受容体(じゅようたい)を持(も)つから
    • ◯ 標的(ひょうてき)器官(きかん)だけに血管(けっかん)がつながっているから
    • ◯ 標的(ひょうてき)器官(きかん)だけが神経(しんけい)でつながっているから
    • ◯ 標的(ひょうてき)器官(きかん)だけが内分泌腺(ないぶんぴつせん)に接(せっ)しているから

    正解:標的器官だけがそのホルモンの受容体を持つから
    ホルモンは全身(ぜんしん)に運(はこ)ばれるが、専用(せんよう)の受容体(じゅようたい)を持(も)つ標的(ひょうてき)器官(きかん)だけで反応(はんのう)が起(お)こる。

  3. 脳下垂体(のうかすいたい)からのホルモン分泌(ぶんぴつ)を調節(ちょうせつ)する中心(ちゅうしん)の一(ひと)つはどこか。

    • ◯ 小脳(しょうのう)
    • ◯ すい臓(ぞう)
    • ◯ 副腎(ふくじん)
    • ◯ 視床下部(ししょうかぶ)

    正解:視床下部
    視床下部(ししょうかぶ)は、脳下垂体(のうかすいたい)からのホルモン分泌(ぶんぴつ)を調節(ちょうせつ)する中心(ちゅうしん)の一(ひと)つである。

  4. ホルモンの血中(けっちゅう)濃度(のうど)の変化(へんか)が、もとの分泌(ぶんぴつ)量(りょう)を変(か)えるしくみに戻(もど)って働(はたら)くことを何(なん)というか。

    • ◯ 拮抗的(きっこうてき)な働(はたら)き
    • ◯ 受容体(じゅようたい)反応(はんのう)
    • ◯ 内分泌(ないぶんぴつ)反射(はんしゃ)
    • ◯ フィードバック調節(ちょうせつ)

    正解:フィードバック調節
    ホルモンの血中(けっちゅう)濃度(のうど)(新しいタブで開きます)の変化(へんか)が分泌(ぶんぴつ)量(りょう)を変(か)えるしくみに戻(もど)って働(はたら)くことをフィードバック調節(ちょうせつ)という。

単元のポイント

  • 内分泌腺(ないぶんぴつせん) ホルモンを血液中(けつえきちゅう)に直接(ちょくせつ)分泌(ぶんぴつ)する腺(せん)。導管(どうかん)を持(も)たない
  • ホルモン 内分泌腺(ないぶんぴつせん)から分泌(ぶんぴつ)され、血液(けつえき)によって運(はこ)ばれる情報(じょうほう)伝達(でんたつ)物質(ぶっしつ)
  • 標的(ひょうてき)器官(きかん)と受容体(じゅようたい) ホルモンの情報(じょうほう)を受(う)け取(と)る器官(きかん)と、そこでホルモンと結(むす)びつく物質(ぶっしつ)
  • フィードバック調節(ちょうせつ) ホルモンの血中(けっちゅう)濃度(のうど)の変化(へんか)が、もとの分泌(ぶんぴつ)量(りょう)を変(か)える仕組(しく)みに戻(もど)って働(はたら)くこと
問題を解く
単元のポイント
  • 内分泌腺(ないぶんぴつせん) ホルモンを血液中(けつえきちゅう)に直接(ちょくせつ)分泌(ぶんぴつ)する腺(せん)。導管(どうかん)を持(も)たない
  • ホルモン 内分泌腺(ないぶんぴつせん)から分泌(ぶんぴつ)され、血液(けつえき)によって運(はこ)ばれる情報(じょうほう)伝達(でんたつ)物質(ぶっしつ)
  • 標的(ひょうてき)器官(きかん)と受容体(じゅようたい) ホルモンの情報(じょうほう)を受(う)け取(と)る器官(きかん)と、そこでホルモンと結(むす)びつく物質(ぶっしつ)
  • フィードバック調節(ちょうせつ) ホルモンの血中(けっちゅう)濃度(のうど)の変化(へんか)が、もとの分泌(ぶんぴつ)量(りょう)を変(か)える仕組(しく)みに戻(もど)って働(はたら)くこと