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生物多様性(せいぶつたようせい)の保全(ほぜん)と絶滅(ぜつめつ)

カワウソ先生人間(にんげん)の活動(かつどう)は攪乱(かくらん)にもなるし保全(ほぜん)にもなる。どちらの側面(そくめん)も見(み)ながら読(よ)んでほしい。

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  1. 人間(にんげん)の活動(かつどう)によって外来(がいらい)生物(せいぶつ)が入(い)り込(こ)むと、もといた在来(ざいらい)生物(せいぶつ)の数(かず)や種類(しゅるい)が減(へ)り、生物(せいぶつ)多様(たよう)性(せい)が損(そこ)なわれることがある。
  2. 道路(どうろ)の建設(けんせつ)などによって生息(せいそく)地(ち)が分断(ぶんだん)されると、生物(せいぶつ)の行動(こうどう)や繁殖(はんしょく)に影響(えいきょう)が出(で)て、絶滅(ぜつめつ)につながることがある。
  3. 絶滅(ぜつめつ)のおそれが高(たか)い生物(せいぶつ)は絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)としてレッドリストにまとめられ、里山(さとやま)の手入(てい)れなど保全(ほぜん)の取(と)り組(く)みが進(すす)められている。

詳しく

外来(がいらい)生物(せいぶつ)と生息(せいそく)地(ち)の分断(ぶんだん)

人間(にんげん)の活動(かつどう)は、生態系(せいたいけい)(新しいタブで開きます)に大(おお)きな攪乱(かくらん)(新しいタブで開きます)をもたらすことがある。その一(ひと)つが、もといなかった地域(ちいき)に人間(にんげん)の活動(かつどう)によって入(い)り込(こ)む外来(がいらい)生物(せいぶつ)だ。

外来(がいらい)生物(せいぶつ)が入(い)り込(こ)んだ地域(ちいき)では、もといた在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)が食(た)べられたり、えさや生活(せいかつ)場所(ばしょ)を奪(うば)われたりする。その結果(けっか)、在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)の数(かず)や種類(しゅるい)が減(へ)ってしまうことがある。実際(じっさい)に、外来(がいらい)の魚(さかな)が入(い)り込(こ)んだ池(いけ)や川(かわ)では、移入(いにゅう)する前(まえ)と比(くら)べて在来魚(ざいらいぎょ)の種数(しゅすう)や個体数(こたいすう)が減(へ)った例(れい)が報告(ほうこく)されている。

道路(どうろ)やダムなどの建設(けんせつ)によって生物(せいぶつ)の生息(せいそく)地(ち)が分断(ぶんだん)されることも、人間(にんげん)の活動(かつどう)による攪乱(かくらん)の一(ひと)つだ。生息(せいそく)地(ち)が分断(ぶんだん)されると、生物(せいぶつ)が移動(いどう)できる範囲(はんい)が狭(せま)くなり、えさを探(さが)したり繁殖(はんしょく)相手(あいて)を見(み)つけたりすることが難(むずか)しくなる。

外来生物の侵入前後で変わる在来魚の種類数Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

絶滅(ぜつめつ)と絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)

外来(がいらい)生物(せいぶつ)の侵入(しんにゅう)や生息(せいそく)地(ち)の分断(ぶんだん)が進(すす)むと、やがてある生物(せいぶつ)の種(しゅ)が地球上(ちきゅうじょう)からすべていなくなる絶滅(ぜつめつ)につながることがある。

このまま放(はな)っておくと絶滅(ぜつめつ)するおそれが高(たか)いと判断(はんだん)された生物(せいぶつ)を、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)という。絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)は、絶滅(ぜつめつ)のおそれの程度(ていど)によっていくつかの段階(だんかい)に分(わ)けられる。その一覧(いちらん)がレッドリストだ。

レッドリストに載(の)った生物(せいぶつ)は、数(かず)や生息(せいそく)地(ち)の様子(ようす)が継続(けいぞく)して調(しら)べられ、保全(ほぜん)の取(と)り組(く)みを進(すす)める際(さい)の目安(めやす)として使(つか)われている。

レッドリストに見る絶滅のおそれの段階Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

生態系(せいたいけい)の保全(ほぜん)の取(と)り組(く)み

生物(せいぶつ)多様(たよう)性(せい)が損(そこ)なわれることを防(ふせ)ぐには、生態系(せいたいけい)を守(まも)り続(つづ)ける生態系(せいたいけい)の保全(ほぜん)の取(と)り組(く)みが欠(か)かせない。

日本(にっぽん)では、人(ひと)の手(て)が入(はい)ることで保(たも)たれてきた里山(さとやま)のような環境(かんきょう)が、多(おお)くの生物(せいぶつ)の生息(せいそく)地(ち)になっている例(れい)が知(し)られている。田(た)んぼや雑木林(ぞうきばやし)の手入(てい)れを続(つづ)けることが、結果(けっか)として多様(たよう)な生物(せいぶつ)を支(ささ)えることにつながっているわけだ。

道路(どうろ)やダムなどの建設(けんせつ)にあたっては、生物(せいぶつ)への影響(えいきょう)を事前(じぜん)に予測(よそく)し、影響(えいきょう)を少(すく)なくする方法(ほうほう)を検討(けんとう)する取(と)り組(く)みも進(すす)められている。身近(みぢか)な環境(かんきょう)を調査(ちょうさ)し、保全(ほぜん)について話(はな)し合(あ)うことも、生態系(せいたいけい)の保全(ほぜん)につながる一(いち)歩(ほ)になる。

確認問題

問題 1 / 4外来(がいらい)生物(せいぶつ)が入(い)り込(こ)んだ地域(ちいき)で起(お)こりやすいことはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/biodiversity-conservation-and-extinction/?from=print#quiz

  1. 外来(がいらい)生物(せいぶつ)が入(い)り込(こ)んだ地域(ちいき)で起(お)こりやすいことはどれか。

    • ◯ 非生物的環境(ひせいぶつてきかんきょう)が入(い)れ替(か)わる
    • ◯ 在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)が食(た)べられたりえさを奪(うば)われたりして数(かず)や種類(しゅるい)が減(へ)る
    • ◯ 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)が自動的(じどうてき)に減(へ)る
    • ◯ 在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)の数(かず)や種類(しゅるい)が必(かなら)ず増(ふ)える

    正解:在来の生物が食べられたりえさを奪われたりして数や種類が減る
    外来(がいらい)生物(せいぶつ)が入(い)り込(こ)んだ地域(ちいき)では、在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)が食(た)べられたり、えさや生活(せいかつ)場所(ばしょ)を奪(うば)われたりして数(かず)や種類(しゅるい)が減(へ)ってしまうことがある。

  2. 道路(どうろ)やダムの建設(けんせつ)によって生息(せいそく)地(ち)が分断(ぶんだん)されると、生物(せいぶつ)にどのような影響(えいきょう)が出(で)やすいか。

    • ◯ 移動(いどう)できる範囲(はんい)が狭(せま)くなり、えさを探(さが)したり繁殖(はんしょく)相手(あいて)を見(み)つけたりしにくくなる
    • ◯ 非生物的環境(ひせいぶつてきかんきょう)が消(き)える
    • ◯ 生物(せいぶつ)の種類(しゅるい)が自動的(じどうてき)に増(ふ)える
    • ◯ 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)が指定(してい)されなくなる

    正解:移動できる範囲が狭くなり、えさを探したり繁殖相手を見つけたりしにくくなる
    生息(せいそく)地(ち)が分断(ぶんだん)されると生物(せいぶつ)が移動(いどう)できる範囲(はんい)が狭(せま)くなり、えさを探(さが)したり繁殖(はんしょく)相手(あいて)を見(み)つけたりすることが難(むずか)しくなる。

  3. 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)とは何(なに)か。

    • ◯ すでに地球上(ちきゅうじょう)から絶滅(ぜつめつ)した生物(せいぶつ)だけを指(さ)す言葉(ことば)
    • ◯ このまま放(はな)っておくと絶滅(ぜつめつ)するおそれが高(たか)いと判断(はんだん)された生物(せいぶつ)
    • ◯ 外来(がいらい)生物(せいぶつ)と同(おな)じ意味(いみ)の言葉(ことば)
    • ◯ 生態系(せいたいけい)の保全(ほぜん)の取(と)り組(く)みを行(おこな)う団体(だんたい)の名前(なまえ)

    正解:このまま放っておくと絶滅するおそれが高いと判断された生物
    絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)とは、このまま放(はな)っておくと絶滅(ぜつめつ)するおそれが高(たか)いと判断(はんだん)された生物(せいぶつ)を指(さ)す。これらはレッドリストという一覧(いちらん)にまとめられている。

  4. 日本(にっぽん)の里山(さとやま)について正(ただ)しい説明(せつめい)はどれか。

    • ◯ 人間(にんげん)が立(た)ち入(い)らない原生林(げんせいりん)のことを指(さ)す言葉(ことば)
    • ◯ 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)が存在(そんざい)しない環境(かんきょう)
    • ◯ 外来(がいらい)生物(せいぶつ)だけがすむ環境(かんきょう)
    • ◯ 人(ひと)の手(て)が入(はい)ることで保(たも)たれ、多(おお)くの生物(せいぶつ)の生息(せいそく)地(ち)になっている環境(かんきょう)

    正解:人の手が入ることで保たれ、多くの生物の生息地になっている環境
    里山(さとやま)は田(た)んぼや雑木林(ぞうきばやし)の手入(てい)れなど人(ひと)の手(て)が入(はい)ることで保(たも)たれてきた環境(かんきょう)で、結果(けっか)として多(おお)くの生物(せいぶつ)の生息(せいそく)地(ち)になっている。

単元のポイント

  • 外来(がいらい)生物(せいぶつ) 人間(にんげん)の活動(かつどう)によって、もといなかった地域(ちいき)に入(い)り込(こ)んだ生物(せいぶつ)
  • 絶滅(ぜつめつ) ある生物(せいぶつ)の種(しゅ)が地球上(ちきゅうじょう)からすべていなくなること
  • 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ) このまま放(はな)っておくと絶滅(ぜつめつ)するおそれが高(たか)いと判断(はんだん)された生物(せいぶつ)
  • 生態系(せいたいけい)の保全(ほぜん) 生物(せいぶつ)多様(たよう)性(せい)が損(そこ)なわれないよう生態系(せいたいけい)を守(まも)り続(つづ)ける取(と)り組(く)み
問題を解く
単元のポイント
  • 外来(がいらい)生物(せいぶつ) 人間(にんげん)の活動(かつどう)によって、もといなかった地域(ちいき)に入(い)り込(こ)んだ生物(せいぶつ)
  • 絶滅(ぜつめつ) ある生物(せいぶつ)の種(しゅ)が地球上(ちきゅうじょう)からすべていなくなること
  • 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ) このまま放(はな)っておくと絶滅(ぜつめつ)するおそれが高(たか)いと判断(はんだん)された生物(せいぶつ)
  • 生態系(せいたいけい)の保全(ほぜん) 生物(せいぶつ)多様(たよう)性(せい)が損(そこ)なわれないよう生態系(せいたいけい)を守(まも)り続(つづ)ける取(と)り組(く)み