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ダニエル電池(でんち)

カワウソ先生電子(でんし)の流(なが)れと電流(でんりゅう)の向(む)きは逆(ぎゃく)、というのを図(ず)でセットにして覚(おぼ)えておくとダニエル電池(でんち)で迷(まよ)わないよ。

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  1. 金属(きんぞく)にはイオンへのなりやすさの違(ちが)いがあり、マグネシウム(新しいタブで開きます)>亜鉛(あえん)>銅(どう)の順(じゅん)になりやすい。
  2. ダニエル電池(でんち)は、亜鉛板(あえんばん)が-極(きょく)、銅板(どうばん)が+極(きょく)になる化学(かがく)電池(でんち)で、電子(でんし)は亜鉛板(あえんばん)から銅板(どうばん)へ流(なが)れる。
  3. セロハンはイオン(新しいタブで開きます)だけを通(とお)し、2つの水溶液(すいようえき)(新しいタブで開きます)が混(ま)ざらないようにして電流(でんりゅう)を長(なが)く取(と)り出(だ)せるようにする。

詳しく

化学(かがく)電池(でんち)のしくみ

金属(きんぞく)には、水溶液中(すいようえきちゅう)で電子(でんし)を失(うしな)ってイオンになろうとする性質(せいしつ)の強(つよ)さに違(ちが)いがある。この性質(せいしつ)の強(つよ)さの順(じゅん)を、金属(きんぞく)のイオンへのなりやすさという。マグネシウム・亜鉛(あえん)・銅(どう)の3種類(しゅるい)では、マグネシウム>亜鉛(あえん)>銅(どう)の順(じゅん)でイオンになりやすい。

イオンへのなりやすさが異(こと)なる2種類(しゅるい)の金属(きんぞく)を、それぞれの金属(きんぞく)イオンを含(ふく)む電解質(でんかいしつ)水溶液(すいようえき)に入(い)れ、金属(きんぞく)どうしを導線(どうせん)でつなぐと、電子(でんし)が移動(いどう)して電流(でんりゅう)が流(なが)れる。これを化学(かがく)電池(でんち)という。化学(かがく)エネルギーが電気(でんき)エネルギーに変(か)わる装置(そうち)である。

化学(かがく)電池(でんち)では、イオンへのなりやすさが大(おお)きい金属(きんぞく)の電極(でんきょく)で電子(でんし)が放出(ほうしゅつ)され、導線(どうせん)を通(とお)って、なりやすさが小(ちい)さい金属(きんぞく)の電極(でんきょく)へ移動(いどう)する。電子(でんし)が流(なが)れ出(だ)す電極(でんきょく)が-極(きょく)、電子(でんし)が流(なが)れ込(こ)む電極(でんきょく)が+極(きょく)になる。

金属のイオンへのなりやすさの比較Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

ダニエル電池(でんち)のつくり

ダニエル電池(でんち)は、セロハン(または素焼(すや)き板(ばん))で2つの水溶液(すいようえき)を分(わ)けた代表(だいひょう)的(てき)な化学(かがく)電池(でんち)である。一方(いっぽう)に硫酸(りゅうさん)亜鉛(あえん)水溶液(すいようえき)と亜鉛板(あえんばん)、もう一方(いっぽう)に硫酸(りゅうさん)銅(どう)水溶液(すいようえき)と銅板(どうばん)を入(い)れ、亜鉛板(あえんばん)と銅板(どうばん)を導線(どうせん)でモーターや電子(でんし)オルゴールにつないでつくる。

亜鉛(あえん)は銅(どう)よりイオンになりやすいため、亜鉛板(あえんばん)では亜鉛(あえん)原子(げんし)が電子(でんし)を2個(こ)失(うしな)って亜鉛(あえん)イオンZn²⁺となり水溶液中(すいようえきちゅう)に溶(と)け出(だ)す。このとき放出(ほうしゅつ)された電子(でんし)は導線(どうせん)を通(とお)って銅板(どうばん)へ移動(いどう)するので、亜鉛板(あえんばん)が-極(きょく)になる。

銅板(どうばん)では、水溶液中(すいようえきちゅう)の銅(どう)イオンCu²⁺が導線(どうせん)から来(き)た電子(でんし)を2個(こ)受(う)け取(と)って銅(どう)原子(げんし)となり、銅板(どうばん)の表面(ひょうめん)に付着(ふちゃく)する。電子(でんし)を受(う)け取(と)る銅板(どうばん)が+極(きょく)になる。電子(でんし)の流(なが)れは亜鉛板(あえんばん)から銅板(どうばん)へ向(む)かい、電流(でんりゅう)の向(む)きはその逆(ぎゃく)で銅板(どうばん)から亜鉛板(あえんばん)へ向(む)かう。

ダニエル電池のつくりと電子の流れAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

セロハンの役割(やくわり)とイオンへのなりやすさ

セロハンには小(ちい)さな穴(あな)があり、イオンだけをゆっくり通(とお)すことができる。亜鉛板(あえんばん)側(がわ)では亜鉛(あえん)イオンZn²⁺が増(ふ)え、銅板(どうばん)側(がわ)では銅(どう)イオンCu²⁺が減(へ)っていくので、セロハンを通(とお)って少(すこ)しずつイオンが移動(いどう)し、両側(りょうがわ)の水溶液(すいようえき)全体(ぜんたい)の電気(でんき)的(てき)なバランスを保(たも)っている。

もしセロハンがなく2つの水溶液(すいようえき)が直接(ちょくせつ)混(ま)ざると、亜鉛(あえん)と銅(どう)イオンが電極(でんきょく)を介(かい)さずに直接(ちょくせつ)反応(はんのう)してしまい、電流(でんりゅう)を外部(がいぶ)に取(と)り出(だ)せない。セロハンで水溶液(すいようえき)を分(わ)けることが、電池(でんち)(新しいタブで開きます)として電流(でんりゅう)を長(なが)く取(と)り出(だ)すための工夫(くふう)である。

マグネシウム・亜鉛(あえん)・銅(どう)のように、イオンへのなりやすさの差(さ)が大(おお)きい金属(きんぞく)どうしを組(く)み合(あ)わせるほど電圧(でんあつ)は大(おお)きくなる。この組(く)み合(あ)わせを変(か)えることで、電圧(でんあつ)の大(おお)きさが変(か)わる化学(かがく)電池(でんち)をつくることができる。

確認問題

問題 1 / 4マグネシウム・亜鉛(あえん)・銅(どう)をイオンへのなりやすさが大(おお)きい順(じゅん)に並(なら)べたものはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/chemical-cells/?from=print#quiz

  1. マグネシウム・亜鉛(あえん)・銅(どう)をイオンへのなりやすさが大(おお)きい順(じゅん)に並(なら)べたものはどれか。

    • ◯ 銅(どう)>亜鉛(あえん)>マグネシウム
    • ◯ マグネシウム>亜鉛(あえん)>銅(どう)
    • ◯ マグネシウム>銅(どう)>亜鉛(あえん)
    • ◯ 亜鉛(あえん)>マグネシウム>銅(どう)

    正解:マグネシウム>亜鉛>銅
    この3種類(しゅるい)の金属(きんぞく)では、マグネシウム(新しいタブで開きます)が最(もっと)もイオン(新しいタブで開きます)になりやすく、次(つぎ)に亜鉛(あえん)、最(もっと)もなりにくいのが銅(どう)である。

  2. ダニエル電池(でんち)で-極(きょく)になるのはどちらの金属板(きんぞくばん)か。

    • ◯ どちらも+極(きょく)になる
    • ◯ 亜鉛板(あえんばん)
    • ◯ 銅板(どうばん)
    • ◯ どちらも-極(きょく)になる

    正解:亜鉛板
    亜鉛(あえん)は銅(どう)よりイオンになりやすいため、亜鉛板(あえんばん)では亜鉛(あえん)原子(げんし)が電子(でんし)を失(うしな)ってZn²⁺となって溶(と)け出(だ)す。電子(でんし)を放出(ほうしゅつ)する亜鉛板(あえんばん)が-極(きょく)になる。

  3. ダニエル電池(でんち)で、導線(どうせん)の中(なか)を電子(でんし)が移動(いどう)する向(む)きと電流(でんりゅう)が流(なが)れる向(む)きの関係(かんけい)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 電子(でんし)と電流(でんりゅう)はどちらも亜鉛板(あえんばん)から銅板(どうばん)へ流(なが)れる
    • ◯ 電子(でんし)は亜鉛板(あえんばん)から銅板(どうばん)へ、電流(でんりゅう)は銅板(どうばん)から亜鉛板(あえんばん)へ流(なが)れる
    • ◯ 電子(でんし)は銅板(どうばん)から亜鉛板(あえんばん)へ、電流(でんりゅう)も銅板(どうばん)から亜鉛板(あえんばん)へ流(なが)れる
    • ◯ 電子(でんし)と電流(でんりゅう)はどちらも銅板(どうばん)から亜鉛板(あえんばん)へ流(なが)れる

    正解:電子は亜鉛板から銅板へ、電流は銅板から亜鉛板へ流れる
    亜鉛板(あえんばん)で放出(ほうしゅつ)された電子(でんし)は導線(どうせん)を通(とお)って銅板(どうばん)へ移動(いどう)する。電流(でんりゅう)の向(む)きは電子(でんし)の流(なが)れと逆(ぎゃく)に決(き)められているので、電流(でんりゅう)は銅板(どうばん)から亜鉛板(あえんばん)へ流(なが)れる。

  4. ダニエル電池(でんち)でセロハンを使(つか)う理由(りゆう)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 水(みず)だけを通(とお)し、水溶液(すいようえき)の濃(こ)さを均一(きんいつ)にするため
    • ◯ 電流(でんりゅう)が流(なが)れないようにするため
    • ◯ 電子(でんし)だけを通(とお)し、イオンが動(うご)かないようにするため
    • ◯ イオンだけを通(とお)し、2つの水溶液(すいようえき)が直接(ちょくせつ)混(ま)ざらないようにするため

    正解:イオンだけを通し、2つの水溶液が直接混ざらないようにするため
    セロハンの小(ちい)さな穴(あな)はイオンだけをゆっくり通(とお)す。2つの水溶液(すいようえき)(新しいタブで開きます)が直接(ちょくせつ)混(ま)ざって電極(でんきょく)を介(かい)さずに反応(はんのう)してしまうのを防(ふせ)ぎ、電流(でんりゅう)を長(なが)く取(と)り出(だ)せるようにする。

単元のポイント

  • 金属(きんぞく)のイオンへのなりやすさ マグネシウム>亜鉛(あえん)>銅(どう)の順(じゅん)でイオンになりやすい
  • 化学(かがく)電池(でんち) イオンへのなりやすさが異(こと)なる2種類(しゅるい)の金属(きんぞく)と電解質(でんかいしつ)水溶液(すいようえき)を使(つか)い、化学(かがく)エネルギーを電気(でんき)エネルギーに変(か)える装置(そうち)
  • ダニエル電池(でんち) 亜鉛板(あえんばん)・硫酸(りゅうさん)亜鉛(あえん)水溶液(すいようえき)と銅板(どうばん)・硫酸(りゅうさん)銅(どう)水溶液(すいようえき)をセロハンで分(わ)けた電池(でんち)。亜鉛板(あえんばん)が-極(きょく)、銅板(どうばん)が+極(きょく)になる
  • セロハンの役割(やくわり) イオンだけを通(とお)し、2つの水溶液(すいようえき)が直接(ちょくせつ)混(ま)ざらないようにして電流(でんりゅう)を長(なが)く取(と)り出(だ)せるようにする
問題を解く
単元のポイント
  • 金属(きんぞく)のイオンへのなりやすさ マグネシウム>亜鉛(あえん)>銅(どう)の順(じゅん)でイオンになりやすい
  • 化学(かがく)電池(でんち) イオンへのなりやすさが異(こと)なる2種類(しゅるい)の金属(きんぞく)と電解質(でんかいしつ)水溶液(すいようえき)を使(つか)い、化学(かがく)エネルギーを電気(でんき)エネルギーに変(か)える装置(そうち)
  • ダニエル電池(でんち) 亜鉛板(あえんばん)・硫酸(りゅうさん)亜鉛(あえん)水溶液(すいようえき)と銅板(どうばん)・硫酸(りゅうさん)銅(どう)水溶液(すいようえき)をセロハンで分(わ)けた電池(でんち)。亜鉛板(あえんばん)が-極(きょく)、銅板(どうばん)が+極(きょく)になる
  • セロハンの役割(やくわり) イオンだけを通(とお)し、2つの水溶液(すいようえき)が直接(ちょくせつ)混(ま)ざらないようにして電流(でんりゅう)を長(なが)く取(と)り出(だ)せるようにする