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エネルギーの変換(へんかん)と保存(ほぞん)

カワウソ先生エネルギーの総量(そうりょう)はいつも変(か)わらないよ。「効率(こうりつ)」は、目的(もくてき)のエネルギーがもとのエネルギーのどれだけの割合(わりあい)かを表(あらわ)すんだ。

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  1. 電気(でんき)・熱(ねつ)・光(ひかり)・音(おと)・化学(かがく)・運動(うんどう)・位置(いち)・核(かく)エネルギーなど、エネルギーには様々(さまざま)な形態(けいたい)があり、日常(にちじょう)生活(せいかつ)や社会(しゃかい)ではこれらを変換(へんかん)して利用(りよう)している。
  2. モーターは電気(でんき)エネルギーを運動(うんどう)エネルギー(新しいタブで開きます)に、発電機(はつでんき)(新しいタブで開きます)は運動(うんどう)エネルギーを電気(でんき)エネルギーに、光(こう)電池(でんち)(新しいタブで開きます)は光(ひかり)エネルギーを電気(でんき)エネルギーに変換(へんかん)する。
  3. エネルギーを変換(へんかん)しても総量(そうりょう)は保存(ほぞん)されるが、その一部(いちぶ)は利用(りよう)目的(もくてき)以外(いがい)のエネルギー(多(おお)くは熱(ねつ))に変(か)わる。目的(もくてき)のエネルギーの割合(わりあい)を変換効率(へんかんこうりつ)という。

詳しく

エネルギーの変換(へんかん)と保存(ほぞん)

エネルギーには、電気(でんき)エネルギー・熱(ねつ)エネルギー・光(ひかり)エネルギー・音(おと)エネルギー・化学(かがく)エネルギー・弾性(だんせい)エネルギー・位置(いち)エネルギー・運動(うんどう)エネルギー・核(かく)エネルギーなど様々(さまざま)な形態(けいたい)がある。日常(にちじょう)生活(せいかつ)や社会(しゃかい)では、これらを目的(もくてき)に応(おう)じて変換(へんかん)し、利用(りよう)する場面(ばめん)が多(おお)い。

例(たと)えば、模型(もけい)用(よう)のモーターに電流(でんりゅう)を流(なが)すと軸(じく)が回転(かいてん)し、電気(でんき)エネルギーが運動(うんどう)エネルギーに変(か)わる。逆(ぎゃく)に軸(じく)を回(まわ)して発電機(はつでんき)として使(つか)うと、運動(うんどう)エネルギーが電気(でんき)エネルギーに変(か)わるしくみだ。太陽(たいよう)電池(でんち)(光電池(こうでんち))は光(ひかり)エネルギーを電気(でんき)エネルギーに変換(へんかん)する。

様々(さまざま)な形態(けいたい)のエネルギーは相互(そうご)に変換(へんかん)されるが、変換(へんかん)の前後(ぜんご)でエネルギーの総量(そうりょう)は変(か)わらない。これをエネルギーの保存(ほぞん)という。

身近な装置によるエネルギーの変換Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい):変換効率(へんかんこうりつ)を求(もと)める

例題(れいだい)1:ある白熱(はくねつ)電球(でんきゅう)に100Jの電気(でんき)エネルギーを与(あた)えたところ、光(ひかり)になったのは5Jだけで、残(のこ)りの95Jはおもに熱(ねつ)になった。この電球(でんきゅう)の変換効率(へんかんこうりつ)は何%(なんぱーせんと)か。効率(こうりつ)=目的(もくてき)のエネルギー÷もとのエネルギー×100なので、5÷100×100=5%。

例題(れいだい)2:同(おな)じ100Jの電気(でんき)エネルギーをLED(エルイーディー)電球(でんきゅう)に与(あた)えたところ、光(ひかり)になったのは20Jだった。変換効率(へんかんこうりつ)は20÷100×100=20%。LED(エルイーディー)電球(でんきゅう)は白熱(はくねつ)電球(でんきゅう)より変換効率(へんかんこうりつ)が高(たか)く、同(おな)じ明(あか)るさをより少(すく)ない電気(でんき)エネルギーで得(え)られる。

例題(れいだい)3:例題(れいだい)1の白熱(はくねつ)電球(でんきゅう)で、光(ひかり)にならなかった95Jのエネルギーは何(なに)になったと考(かんが)えられるか。フィラメントが熱(ねつ)を持(も)つことから、熱(ねつ)エネルギーになったと考(かんが)えられる。

白熱電球(効率5%)とLED電球(効率20%)を比べた例Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜ効率(こうりつ)は100%にならないのか

モーターで糸(いと)につけたおもりを引(ひ)き上(あ)げる実験(じっけん)をすると、電気(でんき)エネルギーのすべてが位置(いち)エネルギーになるわけではない。軸(じく)と軸受(じくう)けの間(あいだ)の摩擦(まさつ)や、コイルの電気(でんき)抵抗(ていこう)による発熱(はつねつ)(新しいタブで開きます)などで、一部(いちぶ)のエネルギーは利用(りよう)目的(もくてき)以外(いがい)の熱(ねつ)や音(おと)になって逃(に)げていく。

このように、エネルギーを変換(へんかん)するときには、目的(もくてき)のエネルギー以外(いがい)にも必(かなら)ず一部(いちぶ)のエネルギーが生(う)まれるのだ。そのため、実際(じっさい)の装置(そうち)の変換効率(へんかんこうりつ)は100%より小(ちい)さくなる。

変換効率(へんかんこうりつ)を高(たか)めることは、同(おな)じ目的(もくてき)のエネルギーを得(え)るために必要(ひつよう)な資源(しげん)やエネルギーを少(すく)なくすることにつながる。LED(エルイーディー)照明(しょうめい)への切(き)り替(か)えなどは、この効率(こうりつ)を高(たか)める工夫(くふう)の一(いち)例(れい)である。

確認問題

問題 1 / 4模型(もけい)用(よう)のモーターに電流(でんりゅう)を流(なが)すと軸(じく)が回転(かいてん)した。このとき起(お)きたエネルギーの変換(へんかん)として正(ただ)しいものはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/energy-conversion-and-efficiency/?from=print#quiz

  1. 模型(もけい)用(よう)のモーターに電流(でんりゅう)を流(なが)すと軸(じく)が回転(かいてん)した。このとき起(お)きたエネルギーの変換(へんかん)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 運動(うんどう)エネルギー→電気(でんき)エネルギー
    • ◯ 電気(でんき)エネルギー→運動(うんどう)エネルギー
    • ◯ 化学(かがく)エネルギー→熱(ねつ)エネルギー
    • ◯ 光(ひかり)エネルギー→電気(でんき)エネルギー

    正解:電気エネルギー→運動エネルギー
    モーターに電流(でんりゅう)(電気(でんき)エネルギー)を流(なが)すと軸(じく)が回転(かいてん)する。これは電気(でんき)エネルギーが運動(うんどう)エネルギー(新しいタブで開きます)に変換(へんかん)された例(れい)である。

  2. 100Jの電気(でんき)エネルギーを与(あた)えたLED(エルイーディー)電球(でんきゅう)で、光(ひかり)になったのは20Jだった。このLED(エルイーディー)電球(でんきゅう)の変換効率(へんかんこうりつ)は何%(なんぱーせんと)か。

    • ◯ 5%
    • ◯ 20%
    • ◯ 50%
    • ◯ 80%

    正解:20%
    変換効率(へんかんこうりつ)=目的(もくてき)のエネルギー÷もとのエネルギー×100なので、20÷100×100=20%。

  3. 糸(いと)につけたおもりをモーターで引(ひ)き上(あ)げる実験(じっけん)で、電気(でんき)エネルギーの一部(いちぶ)が摩擦(まさつ)によって熱(ねつ)や音(おと)になった。このとき、変換(へんかん)の前後(ぜんご)のエネルギーの総量(そうりょう)について正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 熱(ねつ)や音(おと)になった分(ぶん)だけ総量(そうりょう)は減(へ)る
    • ◯ 摩擦(まさつ)があると総量(そうりょう)は増(ふ)える
    • ◯ 総量(そうりょう)は測(はか)ることができない
    • ◯ 目的(もくてき)のエネルギー以外(いがい)に変(か)わっても、総量(そうりょう)は変(か)わらない

    正解:目的のエネルギー以外に変わっても、総量は変わらない
    エネルギーは変換(へんかん)の前後(ぜんご)で総量(そうりょう)が保存(ほぞん)される。一部(いちぶ)が熱(ねつ)や音(おと)という利用(りよう)目的(もくてき)以外(いがい)のエネルギーに変(か)わっても、総量(そうりょう)そのものは変(か)わらない。

  4. 白熱(はくねつ)電球(でんきゅう)に100Jの電気(でんき)エネルギーを与(あた)えたところ、光(ひかり)になったのは5Jだった。残(のこ)りの95Jは主(おも)に何(なに)になったと考(かんが)えられるか。

    • ◯ 化学(かがく)エネルギー
    • ◯ 位置(いち)エネルギー
    • ◯ 音(おと)エネルギー
    • ◯ 熱(ねつ)エネルギー

    正解:熱エネルギー
    白熱(はくねつ)電球(でんきゅう)はフィラメントが高温(こうおん)になって光(ひか)るしくみで、光(ひかり)にならなかった大(だい)部分(ぶぶん)のエネルギーは熱(ねつ)エネルギーになる。

単元のポイント

  • エネルギーの形態(けいたい) 電気(でんき)・熱(ねつ)・光(ひかり)・音(おと)・化学(かがく)・弾性(だんせい)・位置(いち)・運動(うんどう)・核(かく)エネルギーなど
  • エネルギーの変換(へんかん) モーター・発電機(はつでんき)・光電池(こうでんち)などで、エネルギーの形(かたち)を変(か)えて利用(りよう)すること
  • エネルギーの保存(ほぞん) 変換(へんかん)の前後(ぜんご)でエネルギーの総量(そうりょう)は変(か)わらない
  • 変換効率(へんかんこうりつ) 目的(もくてき)のエネルギー÷もとのエネルギー×100(%)。残(のこ)りは主(おも)に熱(ねつ)になる
問題を解く
単元のポイント
  • エネルギーの形態(けいたい) 電気(でんき)・熱(ねつ)・光(ひかり)・音(おと)・化学(かがく)・弾性(だんせい)・位置(いち)・運動(うんどう)・核(かく)エネルギーなど
  • エネルギーの変換(へんかん) モーター・発電機(はつでんき)・光電池(こうでんち)などで、エネルギーの形(かたち)を変(か)えて利用(りよう)すること
  • エネルギーの保存(ほぞん) 変換(へんかん)の前後(ぜんご)でエネルギーの総量(そうりょう)は変(か)わらない
  • 変換効率(へんかんこうりつ) 目的(もくてき)のエネルギー÷もとのエネルギー×100(%)。残(のこ)りは主(おも)に熱(ねつ)になる