生物の進化
カワウソ先生進化の手がかりは2つ。化石からわかる出現の順番と、今の生物のからだに残る共通点だよ。シソチョウと相同器官をセットで覚えよう。
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- 生物が長い年月をかけて世代を重ねる間に、形質(新しいタブで開きます)が変化していくことを進化という。
- 化石から、脊椎動物(新しいタブで開きます)は魚類・両生類・ハ虫類・哺乳類・鳥類の順に地球上に現れたと考えられている。シソチョウはハ虫類と鳥類の両方の特徴をもつ。
- 形やはたらきは違っても、基本的なつくりが同じで、もとは同じ器官だったと考えられるものを相同器官という。
詳しく
進化とは
地球上の生物は、はじめから今の姿だったわけではない。生物が長い年月をかけて世代を重ねる間に、その形質が変化していくことを進化という。
遺伝子は親から子へ受け継がれるが、まれに変化することがある。遺伝子の変化によって生じた形質のうち、生活する環境に合ったものが子孫に多く残っていくことで、生物は少しずつ姿を変えてきたと考えられている。
現在の地球に、からだのつくりや生活のしかたが異なる多様な生物が見られるのは、長い時間をかけた進化の結果だ。
化石からわかる脊椎動物の進化
地層から見つかる化石の年代を調べると、脊椎動物のなかで最初に現れたのは魚類で、その後両生類、ハ虫類の順に現れたことがわかる。続いて哺乳類が、少しおくれて鳥類が現れた。
水中で生活する魚類から、水中と陸上の両方で生活する両生類、陸上の乾燥にたえられるハ虫類へと、生活の場が水中から陸上へ広がっていったと考えられている。
ドイツで化石が見つかったシソチョウ(始祖鳥)は、羽毛や翼といった鳥類の特徴と、口の歯や爪のある指、骨のある長い尾などハ虫類の特徴をあわせもっていた。鳥類がハ虫類から進化したことを示す手がかりの1つとされている。
相同器官は共通の祖先の手がかり
ヒトのうで、クジラの胸びれ、コウモリの翼は、形もはたらきもまったく違っている。ところが骨格を比べると、つけ根に1本の骨、その先に2本の骨、さらに手首と指の骨が続くという基本のつくりが共通しているのだ。
このように、形やはたらきは異なっていても基本的なつくりが同じで、もとは同じ器官だったと考えられるものを相同器官という。
相同器官があることは、これらの動物が共通の祖先から進化し、それぞれの生活のしかたに合った形に変化してきたことを示している。ヘビやクジラの体内に後ろあしの骨のなごりが見られることも、進化の証拠の1つだ。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/evolution/?from=print#quiz
生物が長い年月をかけて世代を重ねる間に、形質が変化していくことを何というか。
- ◯ 進化
- ◯ 成長
- ◯ 遺伝
- ◯ 発生
正解:進化
長い年月の間に世代を重ねて生物の形質(新しいタブで開きます)が変化することを進化という。化石から考えると、脊椎動物のなかで最初に地球上に現れたなかまはどれか。
- ◯ 魚類
- ◯ 哺乳類
- ◯ 鳥類
- ◯ 両生類
正解:魚類
脊椎動物(新しいタブで開きます)は、魚類・両生類・ハ虫類・哺乳類・鳥類の順に現れたと考えられている。最初に現れたのは魚類である。シソチョウ(始祖鳥)は、どのなかまとどのなかまの特徴をあわせもっているか。
- ◯ 鳥類と哺乳類
- ◯ ハ虫類と鳥類
- ◯ 両生類と哺乳類
- ◯ 魚類と両生類
正解:ハ虫類と鳥類
シソチョウは羽毛や翼といった鳥類の特徴と、口の歯や爪のある指などハ虫類の特徴をあわせもつ。ヒトのうでとクジラの胸びれのように、形やはたらきは違っても基本的なつくりが同じで、もとは同じ器官だったと考えられるものを何というか。
- ◯ 生殖器官
- ◯ 感覚器官
- ◯ 相同器官
- ◯ 消化器官
正解:相同器官
形やはたらきが異なっていても基本的なつくりが同じで、もとは同じ器官だったと考えられるものを相同器官という。共通の祖先から進化した証拠とされる。
単元のポイント
- 進化 長い年月の間に、世代を重ねて生物の形質が変化すること
- シソチョウ 羽毛と翼をもつ一方で、口の歯や爪のある指などハ虫類の特徴ももつ化石の生物
- 相同器官 形やはたらきは違うが、もとは同じ器官から変化したと考えられる器官
- 脊椎動物の出現順 魚類→両生類→ハ虫類→哺乳類→鳥類