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分離(ぶんり)の法則(ほうそく)

カワウソ先生遺伝子(いでんし)を記号(きごう)で書(か)くと、すっきりわかるよ。Aaの親(おや)からはAとaが半分(はんぶん)ずつ。組(く)み合(あ)わせの表(ひょう)を書(か)けば、孫(まご)の代(だい)の3:1が出(で)てくるんだ。

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  1. 体細胞(たいさいぼう)の中(なか)では、1つの形質(けいしつ)(新しいタブで開きます)を決(き)める遺伝子(いでんし)が対(たい)になって2つずつ存在(そんざい)する。
  2. 減数分裂(げんすうぶんれつ)(新しいタブで開きます)のとき、対(たい)になっている遺伝子(いでんし)は分(ぶん)かれて別々(べつべつ)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)に入(はい)る。これを分離(ぶんり)の法則(ほうそく)という。
  3. AAとaaの親(おや)から生(う)まれる子(こ)はすべてAaになり、Aaどうしからできる孫(まご)の代(だい)(新しいタブで開きます)はAA:Aa:aa=1:2:1、形質(けいしつ)は顕性(けんせい):潜性(せんせい)=3:1になる。

詳しく

対(たい)になった遺伝子(いでんし)と分離(ぶんり)の法則(ほうそく)

体細胞(たいさいぼう)の染色体(せんしょくたい)(新しいタブで開きます)は形(かたち)や大(おお)きさが同(おな)じものが2本(ほん)ずつ対(たい)になっていて、1つの形質(けいしつ)を決(き)める遺伝子(いでんし)もそれぞれの染色体(せんしょくたい)に1つずつ、合(あ)わせて2つある。

ここで、丸(まる)い種子(しゅし)にする遺伝子(いでんし)をA、しわのある種子(しゅし)にする遺伝子(いでんし)をaと表(あらわ)す。顕性(けんせい)形質(けいしつ)の遺伝子(いでんし)は大文字(おおもじ)、潜性(せんせい)形質(けいしつ)の遺伝子(いでんし)は小文字(こもじ)で書(か)くのが約束(やくそく)だ。丸(まる)の純系(じゅんけい)の遺伝子(いでんし)の組(く)み合(あ)わせはAA、しわの純系(じゅんけい)はaaになる。

生殖細胞(せいしょくさいぼう)がつくられる減数分裂(げんすうぶんれつ)では、対(たい)になっている遺伝子(いでんし)が分(わ)かれて、それぞれ別(べつ)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)に入(はい)っていく。このきまりを分離(ぶんり)の法則(ほうそく)という。

子(こ)の代(だい)の遺伝子(いでんし)の組(く)み合(あ)わせ

丸(まる)の純系(じゅんけい)AAからできる生殖細胞(せいしょくさいぼう)は、分離(ぶんり)の法則(ほうそく)によりどれもAを1つもつ。しわの純系(じゅんけい)aaからできる生殖細胞(せいしょくさいぼう)は、どれもaを1つずつもつ。

この2つが受精(じゅせい)すると、子(こ)の代(だい)の遺伝子(いでんし)の組(く)み合(あ)わせは、どの個体(こたい)もAaだ。

Aaは丸(まる)にする遺伝子(いでんし)としわにする遺伝子(いでんし)を1つずつもっているが、Aが顕性(けんせい)なので、子(こ)の代(だい)の種子(しゅし)はすべて丸(まる)い形(かたち)として現(あらわ)れる。しわの遺伝子(いでんし)aは、形(かたち)には出(で)ないまま子(こ)の中(なか)に残(のこ)っている。

純系どうしのかけ合わせと遺伝子Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

孫(まご)の代(だい)の比(ひ)が3:1になるわけ

子(こ)の代(だい)Aaが減数分裂(げんすうぶんれつ)をすると、Aをもつ生殖細胞(せいしょくさいぼう)とaをもつ生殖細胞(せいしょくさいぼう)が同(おな)じ数(かず)ずつつくられ、その割合(わりあい)は1:1。自家受粉(じかじゅふん)では、花粉(かふん)側(がわ)と卵細胞(らんさいぼう)側(がわ)の両方(りょうほう)からAかaが1つずつ選(えら)ばれて受精(じゅせい)する。

その組(く)み合(あ)わせを表(ひょう)にすると、AAが1、Aaが2、aaが1の割合(わりあい)だ。AAとAaはどちらも丸(まる)、aaだけがしわになるので、孫(まご)の代(だい)の形質(けいしつ)は丸(まる):しわ=3:1と求(もと)められる。

たとえば孫(まご)の代(だい)の種子(しゅし)が800個(こ)できたとすると、しわのある種子(しゅし)はその4分(ぶん)の1で約(やく)200個(こ)、丸(まる)い種子(しゅし)は約(やく)600個(こ)と見積(みつ)もれる。メンデルの実験(じっけん)で得(え)られたおよそ3:1という比(ひ)も、このしくみで説明(せつめい)がつく。

子の代Aaどうしのかけ合わせの表Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4減数分裂(げんすうぶんれつ)のとき、対(たい)になっている遺伝子(いでんし)が分(わ)かれて別々(べつべつ)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)に入(はい)ることを何(なん)というか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/law-of-segregation/?from=print#quiz

  1. 減数分裂(げんすうぶんれつ)のとき、対(たい)になっている遺伝子(いでんし)が分(わ)かれて別々(べつべつ)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)に入(はい)ることを何(なん)というか。

    • ◯ 分離(ぶんり)の法則(ほうそく)
    • ◯ 進化(しんか)
    • ◯ 質量(しつりょう)保存(ほぞん)の法則(ほうそく)
    • ◯ 顕性(けんせい)の法則(ほうそく)

    正解:分離の法則
    対(たい)になっている遺伝子(いでんし)(新しいタブで開きます)が減数分裂(げんすうぶんれつ)(新しいタブで開きます)で分(わ)かれ、別々(べつべつ)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)に入(はい)ることを分離(ぶんり)の法則(ほうそく)という。

  2. 丸(まる)の純系(じゅんけい)(AA)としわの純系(じゅんけい)(aa)をかけ合(あ)わせたとき、子(こ)の代(だい)の遺伝子(いでんし)の組(く)み合(あ)わせはどうなるか。

    • ◯ すべてaa
    • ◯ すべてAa
    • ◯ AAとaaが半分(はんぶん)ずつ
    • ◯ すべてAA

    正解:すべてAa
    AAの生殖細胞(せいしょくさいぼう)はAを、aaの生殖細胞(せいしょくさいぼう)はaをもつので、受精(じゅせい)してできる子(こ)の代(だい)(新しいタブで開きます)はすべてAaになる。Aが顕性(けんせい)なので形質(けいしつ)は丸(まる)になる。

  3. 遺伝子(いでんし)の組(く)み合(あ)わせがAaの子(こ)の代(だい)どうしをかけ合(あ)わせたとき、孫(まご)の代(だい)のAA:Aa:aaの割合(わりあい)はどうなるか。

    • ◯ 1:1:1
    • ◯ 1:2:1
    • ◯ 2:1:1
    • ◯ 3:0:1

    正解:1:2:1
    Aaからは、Aをもつ生殖細胞(せいしょくさいぼう)とaをもつ生殖細胞(せいしょくさいぼう)が同(おな)じ数(かず)ずつできる。組(く)み合(あ)わせの表(ひょう)にすると、AA:Aa:aa=1:2:1になる。

  4. 子(こ)の代(だい)Aaを自家受粉(じかじゅふん)させて、孫(まご)の代(だい)の種子(しゅし)が800個(こ)できた。しわのある種子(しゅし)(aa)はおよそ何個(なんこ)と考(かんが)えられるか。

    • ◯ 100個(こ)
    • ◯ 200個(こ)
    • ◯ 400個(こ)
    • ◯ 600個(こ)

    正解:200個
    孫(まご)の代(だい)は丸(まる):しわ=3:1になるので、しわのある種子(しゅし)は全体(ぜんたい)の4分(ぶん)の1。800÷4=200で、約(やく)200個(こ)と考(かんが)えられる。

単元のポイント

  • 分離(ぶんり)の法則(ほうそく) 対(たい)になった遺伝子(いでんし)が減数分裂(げんすうぶんれつ)で分(わ)かれ、別々(べつべつ)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)に入(はい)ること
  • A と a 顕性(けんせい)形質(けいしつ)の遺伝子(いでんし)を大文字(おおもじ)、潜性(せんせい)形質(けいしつ)の遺伝子(いでんし)を小文字(こもじ)で表(あらわ)す
  • Aa 顕性(けんせい)と潜性(せんせい)の遺伝子(いでんし)を1つずつもつ組(く)み合(あ)わせ。顕性(けんせい)形質(けいしつ)が現(あらわ)れる
  • 1:2:1 Aaどうしの孫(まご)の代(だい)での AA:Aa:aa の割合(わりあい)
問題を解く
単元のポイント
  • 分離(ぶんり)の法則(ほうそく) 対(たい)になった遺伝子(いでんし)が減数分裂(げんすうぶんれつ)で分(わ)かれ、別々(べつべつ)の生殖細胞(せいしょくさいぼう)に入(はい)ること
  • A と a 顕性(けんせい)形質(けいしつ)の遺伝子(いでんし)を大文字(おおもじ)、潜性(せんせい)形質(けいしつ)の遺伝子(いでんし)を小文字(こもじ)で表(あらわ)す
  • Aa 顕性(けんせい)と潜性(せんせい)の遺伝子(いでんし)を1つずつもつ組(く)み合(あ)わせ。顕性(けんせい)形質(けいしつ)が現(あらわ)れる
  • 1:2:1 Aaどうしの孫(まご)の代(だい)での AA:Aa:aa の割合(わりあい)