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排出(はいしゅつ)

カワウソ先生アンモニアを直接(ちょくせつ)尿(にょう)に出(だ)すのではなく、肝臓(かんぞう)で尿素(にょうそ)という害(がい)の少(すく)ない物質(ぶっしつ)に変(か)えてから、じん臓(ぞう)でこし出(だ)すよ。

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  1. 細胞(さいぼう)でタンパク質(しつ)が分解(ぶんかい)されると、有害(ゆうがい)なアンモニアができる。
  2. アンモニアは肝臓(かんぞう)で、害(がい)の少(すく)ない尿素(にょうそ)に変(か)えられる。
  3. 尿素(にょうそ)はじん臓(ぞう)で血液(けつえき)からこし出(だ)されて尿(にょう)になり、輸尿管(ゆにょうかん)を通(とお)ってぼうこうに一時(いちじ)的(てき)にたまった後(のち)、体外(たいがい)に排出(はいしゅつ)される。

詳しく

ポイント

細胞(さいぼう)では、養分(ようぶん)からエネルギーを取(と)り出(だ)す細胞(さいぼう)の呼吸(こきゅう)によって、二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)や水(みず)のほかに、タンパク質(しつ)を分解(ぶんかい)したときに生(しょう)じるアンモニアなどの不要物(ふようぶつ)ができる。アンモニアは体(からだ)にとって有害(ゆうがい)だ。

血液(けつえき)によって運(はこ)ばれたアンモニアは、肝臓(かんぞう)で害(がい)の少(すく)ない尿素(にょうそ)に変(か)えられる。尿素(にょうそ)は血液(けつえき)によってじん臓(ぞう)まで運(はこ)ばれ、そこで血液中(けつえきちゅう)からこし出(だ)される。

じん臓(ぞう)でこし出(だ)された尿素(にょうそ)などの不要物(ふようぶつ)は水(みず)とともに尿(にょう)となり、輸尿管(ゆにょうかん)を通(とお)ってぼうこうに一時(いちじ)的(てき)にたくわえられたあと、体外(たいがい)に排出(はいしゅつ)される。

アンモニアから尿ができるまでの流れAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

肝臓(かんぞう)のそのほかのはたらき

肝臓(かんぞう)は尿素(にょうそ)をつくるほかに、いくつかの重要(じゅうよう)なはたらきを持(も)つ。消化(しょうか)を助(たす)ける胆汁(たんじゅう)をつくるはたらきがあり、つくられた胆汁(たんじゅう)は胆(たん)のうに一時(いちじ)的(てき)にたくわえられてから小腸(しょうちょう)へ送(おく)られる。

肝臓(かんぞう)は、小腸(しょうちょう)で吸収(きゅうしゅう)されたブドウ糖(とう)をグリコーゲンという物質(ぶっしつ)に変(か)えて養分(ようぶん)をたくわえるはたらきも持(も)つ。必要(ひつよう)なときにグリコーゲンをふたたびブドウ糖(とう)に戻(もど)し、血液中(けつえきちゅう)に送(おく)り出(だ)す。

このように、肝臓(かんぞう)は①アンモニアを尿素(にょうそ)に変(か)える、②胆汁(たんじゅう)をつくる、③養分(ようぶん)をたくわえる、という複数(ふくすう)のはたらきを同時(どうじ)に担(にな)っており、体(からだ)の中(なか)で最(もっと)も多(おお)くのはたらきを持(も)つ器官(きかん)の一(ひと)つである。

肝臓の3つのはたらきAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

アンモニアをそのまま尿(にょう)として排出(はいしゅつ)せず、肝臓(かんぞう)でいったん尿素(にょうそ)に変(か)えるのは、アンモニアの毒性(どくせい)が強(つよ)く、そのままの濃度(のうど)(新しいタブで開きます)で体内(たいない)を運(はこ)ぶと細胞(さいぼう)に害(がい)をおよぼすためである。尿素(にょうそ)に変(か)えることで、安全(あんぜん)に血液中(けつえきちゅう)を運(はこ)び、じん臓(ぞう)まで届(とど)けられるのだ。

じん臓(ぞう)が不要物(ふようぶつ)をこし出(だ)せるのは、じん臓(ぞう)の中(なか)に血液(けつえき)をろ過(か)する細(こま)かいつくりが集(あつ)まっているためである。血液中(けつえきちゅう)の尿素(にょうそ)や余分(よぶん)な水分(すいぶん)などの小(ちい)さな物質(ぶっしつ)だけがこし出(だ)され、血球(けっきゅう)やタンパク質(しつ)などの大(おお)きな物質(ぶっしつ)は血液中(けつえきちゅう)に残(のこ)る仕組(しく)みだ。

肝臓(かんぞう)が養分(ようぶん)をたくわえるのは、食事(しょくじ)と食事(しょくじ)の間(ま)の時間(じかん)でも、血液中(けつえきちゅう)のブドウ糖(とう)の濃度(のうど)を一定(いってい)に保(たも)ち、細胞(さいぼう)の呼吸(こきゅう)に必要(ひつよう)な養分(ようぶん)を絶(た)えず供給(きょうきゅう)できるようにするためである。

確認問題

問題 1 / 4細胞(さいぼう)でできた有害(ゆうがい)なアンモニアは、どの器官(きかん)で害(がい)の少(すく)ない尿素(にょうそ)に変(か)えられるか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/excretion/?from=print#quiz

  1. 細胞(さいぼう)でできた有害(ゆうがい)なアンモニアは、どの器官(きかん)で害(がい)の少(すく)ない尿素(にょうそ)に変(か)えられるか。

    • ◯ すい臓(ぞう)
    • ◯ 肝臓(かんぞう)
    • ◯ ぼうこう
    • ◯ じん臓(ぞう)

    正解:肝臓
    アンモニアは肝臓(かんぞう)で害(がい)の少(すく)ない尿素(にょうそ)に変(か)えられ、血液(けつえき)でじん臓(ぞう)まで運(はこ)ばれてこし出(だ)される。

  2. じん臓(ぞう)のはたらきとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 血液中(けつえきちゅう)の尿素(にょうそ)などの不要物(ふようぶつ)をこし出(だ)し、尿(にょう)をつくる
    • ◯ アンモニアを尿素(にょうそ)に変(か)える
    • ◯ 養分(ようぶん)をグリコーゲンにたくわえる
    • ◯ 胆汁(たんじゅう)をつくる

    正解:血液中の尿素などの不要物をこし出し、尿をつくる
    じん臓(ぞう)は血液中(けつえきちゅう)の尿素(にょうそ)などの不要物(ふようぶつ)をこし出(だ)し、尿(にょう)をつくる器官(きかん)。アンモニアを尿素(にょうそ)に変(か)えるのと胆汁(たんじゅう)をつくる、養分(ようぶん)をたくわえるのは肝臓(かんぞう)のはたらき。

  3. じん臓(ぞう)でつくられた尿(にょう)は、輸尿管(ゆにょうかん)を通(とお)ったあとどこに一時(いちじ)的(てき)にたくわえられるか。

    • ◯ ぼうこう
    • ◯ 肝臓(かんぞう)
    • ◯ 胆(たん)のう
    • ◯ すい臓(ぞう)

    正解:ぼうこう
    じん臓(ぞう)でつくられた尿(にょう)は輸尿管(ゆにょうかん)を通(とお)ってぼうこうに一時(いちじ)的(てき)にたくわえられ、その後(ご)体外(たいがい)に排出(はいしゅつ)される。

  4. 肝臓(かんぞう)のはたらきとして正(ただ)しくないものはどれか。

    • ◯ 尿素(にょうそ)をつくる
    • ◯ 養分(ようぶん)をグリコーゲンとしてたくわえる
    • ◯ 血液中(けつえきちゅう)の尿素(にょうそ)を直接(ちょくせつ)こし出(だ)す
    • ◯ 胆汁(たんじゅう)をつくる

    正解:血液中の尿素を直接こし出す
    血液中(けつえきちゅう)の尿素(にょうそ)をこし出(だ)すのはじん臓(ぞう)のはたらき。肝臓(かんぞう)は尿素(にょうそ)をつくる、胆汁(たんじゅう)をつくる、養分(ようぶん)をたくわえるという3つのはたらきを持(も)つ。

単元のポイント

  • アンモニア タンパク質(しつ)が分解(ぶんかい)されるときに細胞(さいぼう)でできる、有害(ゆうがい)な不要物(ふようぶつ)
  • 尿素(にょうそ) 肝臓(かんぞう)でアンモニアから変(か)えられる、害(がい)の少(すく)ない物質(ぶっしつ)。じん臓(ぞう)でこし出(だ)される
  • じん臓(ぞう) 血液中(けつえきちゅう)の尿素(にょうそ)などの不要物(ふようぶつ)をこし出(だ)し、尿(にょう)をつくる器官(きかん)
  • 肝臓(かんぞう) 尿素(にょうそ)をつくるほか、胆汁(たんじゅう)をつくる、養分(ようぶん)をたくわえるなどのはたらきを持(も)つ
問題を解く
単元のポイント
  • アンモニア タンパク質(しつ)が分解(ぶんかい)されるときに細胞(さいぼう)でできる、有害(ゆうがい)な不要物(ふようぶつ)
  • 尿素(にょうそ) 肝臓(かんぞう)でアンモニアから変(か)えられる、害(がい)の少(すく)ない物質(ぶっしつ)。じん臓(ぞう)でこし出(だ)される
  • じん臓(ぞう) 血液中(けつえきちゅう)の尿素(にょうそ)などの不要物(ふようぶつ)をこし出(だ)し、尿(にょう)をつくる器官(きかん)
  • 肝臓(かんぞう) 尿素(にょうそ)をつくるほか、胆汁(たんじゅう)をつくる、養分(ようぶん)をたくわえるなどのはたらきを持(も)つ