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刺激(しげき)と反応(はんのう)

カワウソ先生意識(いしき)して起(お)こす反応(はんのう)は脳(のう)を経由(けいゆ)するけれど、反射(はんしゃ)はせきずいなどから直接(ちょくせつ)命令(めいれい)が出(で)るから脳(のう)を経由(けいゆ)しないよ。だから反射(はんしゃ)の方(ほう)が反応(はんのう)が速(はや)いんだ。

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  1. 目(め)や耳(みみ)などの感覚器官(かんかくきかん)が刺激(しげき)を受(う)け取(と)り、感覚(かんかく)神経(しんけい)を通(とお)って中枢神経(ちゅうすうしんけい)(脳(のう)やせきずい)に伝(つた)えられる。
  2. 意識(いしき)して起(お)こす反応(はんのう)は脳(のう)が命令(めいれい)を出(だ)すが、反射(はんしゃ)はせきずいなどが直接(ちょくせつ)命令(めいれい)を出(だ)すため脳(のう)を経由(けいゆ)せず、反応(はんのう)が速(はや)い。
  3. 筋肉(きんにく)は縮(ちぢ)むことしかできないため、関節(かんせつ)をまたいで対(たい)になった筋肉(きんにく)が交互(こうご)に縮(ちぢ)んだりゆるんだりすることで、骨格(こっかく)を曲(ま)げ伸(の)ばししている。

詳しく

ポイント

目(め)や耳(みみ)、皮膚(ひふ)などの感覚器官(かんかくきかん)が光(ひかり)や音(おと)、熱(ねつ)などの刺激(しげき)を受(う)け取(と)ると、その信号(しんごう)は感覚(かんかく)神経(しんけい)を通(とお)って中枢神経(ちゅうすうしんけい)(脳(のう)とせきずい)に伝(つた)えられる。中枢神経(ちゅうすうしんけい)が命令(めいれい)を出(だ)すと、信号(しんごう)は運動(うんどう)神経(しんけい)を通(とお)って筋肉(きんにく)に伝(つた)えられ、反応(はんのう)が起(お)こる。感覚(かんかく)神経(しんけい)と運動(うんどう)神経(しんけい)をまとめて末(まっ)しょう神経(しんけい)という。

熱(あつ)いものに触(ふ)れて意識(いしき)して手(て)を引(ひ)く反応(はんのう)は、刺激(しげき)が脳(のう)まで伝(つた)わり、脳(のう)が判断(はんだん)して命令(めいれい)を出(だ)す。これに対(たい)し、熱(あつ)いものに触(ふ)れて思(おも)わず手(て)を引(ひ)く反射(はんしゃ)は、せきずいが直接(ちょくせつ)命令(めいれい)を出(だ)すため脳(のう)を経由(けいゆ)しない。脳(のう)を経由(けいゆ)しないため、反射(はんしゃ)は反応(はんのう)にかかる時間(じかん)が短(みじか)い。

筋肉(きんにく)は縮(ちぢ)むことしかできない。そのため、関節(かんせつ)をまたいで対(たい)になった筋肉(きんにく)(たとえばうでの表側(おもてがわ)と裏側(うらがわ)の筋肉(きんにく))が、一方(いっぽう)が縮(ちぢ)み他方(たほう)がゆるむことを交互(こうご)に行(おこな)うことで、関節(かんせつ)を曲(ま)げたり伸(の)ばしたりしている。筋肉(きんにく)と骨(ほね)はけんでつながっている。

意識して起こす反応と反射の経路の違いAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

反応(はんのう)時間(じかん)を調(しら)べる実験(じっけん)

複数(ふくすう)の人(ひと)が手(て)をつないで輪(わ)になり、最初(さいしょ)の人(ひと)がとなりの人(ひと)の手(て)を握(にぎ)った瞬間(しゅんかん)にストップウォッチをスタートさせ、握(にぎ)られた刺激(しげき)が一人(ひとり)ずつ伝(つた)わって最初(さいしょ)の人(ひと)に戻(もど)ってきた瞬間(しゅんかん)に止(と)める実験(じっけん)がある。かかった時間(じかん)を人数(にんずう)で割(われ)ると、一人(ひとり)あたりの反応(はんのう)時間(じかん)が求(もと)められる。

もう一(ひと)つの方法(ほうほう)が、ものさし落下(らっか)の実験(じっけん)である。ものさしを垂直(すいちょく)に持(も)ってもらい、予告(よこく)せずに落(お)とし、落(お)ち始(はじ)めてからつかむまでの落下(らっか)距離(きょり)を読(よ)む。落下(らっか)距離(きょり)を式(しき)d=12gt2 d = \frac{1}{2}gt^2 (gは重力(じゅうりょく)加速度(かそくど)9.8m/s²)にあてはめると、反応(はんのう)にかかった時間(じかん)がわかる。

たとえば、ものさしが19.6cm(0.196m)落(お)ちてからつかめたとすると、0.196=12×9.8×t2 0.196 = \frac{1}{2} \times 9.8 \times t^2 よりt2=0.04 t^2 = 0.04 、t=0.2 t = 0.2 秒(びょう)となる。これは、目(め)で見(み)てから手(て)を動(うご)かすまでの意識(いしき)して起(お)こす反応(はんのう)にかかる時間(じかん)である。

ものさし落下の実験と対になった筋肉のはたらきAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

反射(はんしゃ)が脳(のう)を経由(けいゆ)しないのは、危険(きけん)から体(からだ)を守(まも)るために、できるだけ短(みじか)い経路(けいろ)で命令(めいれい)を伝(つた)える必要(ひつよう)があるためである。信号(しんごう)が脳(のう)まで届(とど)いて判断(はんだん)されるのを待(ま)っていると、熱(あつ)いものから手(て)を引(ひ)くまでの時間(じかん)が長(なが)くなり、やけどなどの害(がい)が大(おお)きくなってしまう。

筋肉(きんにく)が対(たい)になってはたらくのは、筋肉(きんにく)自体(じたい)が縮(ちぢ)む方向(ほうこう)の力(ちから)しか出(だ)せないためである。一方(いっぽう)の筋肉(きんにく)が縮(ちぢ)んで関節(かんせつ)を曲(ま)げたあと、関節(かんせつ)を元(もと)の伸(の)びた状態(じょうたい)に戻(もど)すには、反対(はんたい)側(がわ)についた別(べつ)の筋肉(きんにく)が縮(ちぢ)む必要(ひつよう)がある。

ものさし落下(らっか)の実験(じっけん)で反応(はんのう)時間(じかん)が計算(けいさん)できるのは、ものさしが落(お)ちる運動(うんどう)が、重力(じゅうりょく)による一定(いってい)の加速度(かそくど)で進(すす)む運動(うんどう)(自由(じゆう)落下(らっか)(新しいタブで開きます))であり、落下(らっか)距離(きょり)と時間(じかん)の関係(かんけい)が式(しき)で決(き)まっているためである。

確認問題

問題 1 / 4反射(はんしゃ)について正(ただ)しいものはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/stimulus-and-response/?from=print#quiz

  1. 反射(はんしゃ)について正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 運動(うんどう)神経(しんけい)だけで起(お)こり、感覚(かんかく)神経(しんけい)は関係(かんけい)しない
    • ◯ 脳(のう)が判断(はんだん)してから命令(めいれい)を出(だ)すため、意識(いしき)して起(お)こす反応(はんのう)より時間(じかん)がかかる
    • ◯ せきずいなどが直接(ちょくせつ)命令(めいれい)を出(だ)すため、脳(のう)を経由(けいゆ)しない
    • ◯ 筋肉(きんにく)ではなく感覚器官(かんかくきかん)が直接(ちょくせつ)反応(はんのう)する

    正解:せきずいなどが直接命令を出すため、脳を経由しない
    反射(はんしゃ)はせきずいなどから直接(ちょくせつ)命令(めいれい)が出(で)るため脳(のう)を経由(けいゆ)せず、意識(いしき)して起(お)こす反応(はんのう)より反応(はんのう)にかかる時間(じかん)が短(みじか)い。

  2. 末(まっ)しょう神経(しんけい)に含(ふく)まれる2種類(しゅるい)の神経(しんけい)はどれか。

    • ◯ 感覚(かんかく)神経(しんけい)と運動(うんどう)神経(しんけい)
    • ◯ 動脈(どうみゃく)と静脈(じょうみゃく)
    • ◯ 脳(のう)とせきずい
    • ◯ けんと関節(かんせつ)

    正解:感覚神経と運動神経
    末(まっ)しょう神経(しんけい)は感覚(かんかく)神経(しんけい)と運動(うんどう)神経(しんけい)からなり、中枢神経(ちゅうすうしんけい)(脳(のう)とせきずい)と感覚器官(かんかくきかん)・筋肉(きんにく)などをつなぐ。

  3. 関節(かんせつ)で骨(ほね)を曲(ま)げたり伸(の)ばしたりできるのはなぜか。

    • ◯ 対(たい)になった筋肉(きんにく)が交互(こうご)に縮(ちぢ)んだりゆるんだりするため
    • ◯ 1つの筋肉(きんにく)が伸(の)びたり縮(ちぢ)んだりするため
    • ◯ けんが伸(の)び縮(ちぢ)みするため
    • ◯ 骨(ほね)自体(じたい)が伸(の)び縮(ちぢ)みするため

    正解:対になった筋肉が交互に縮んだりゆるんだりするため
    筋肉(きんにく)は縮(ちぢ)むことしかできないため、関節(かんせつ)をまたいで対(たい)になった筋肉(きんにく)が一方(いっぽう)は縮(ちぢ)み他方(たほう)はゆるむことを交互(こうご)に行(おこな)い、曲(ま)げ伸(の)ばしをしている。

  4. ものさし落下(らっか)の実験(じっけん)で、ものさしが19.6cm落(お)ちてからつかめたとき、反応(はんのう)にかかった時間(じかん)は何秒(なんびょう)か(g=9.8m/s2 g = 9.8\text{m/s}^2 とする)。

    • ◯ 0.4秒(びょう)
    • ◯ 0.1秒(びょう)
    • ◯ 0.2秒(びょう)
    • ◯ 1秒(びょう)

    正解:0.2秒
    d=12gt2 d = \frac{1}{2}gt^2 にd=0.196m d = 0.196\text{m} を代入(だいにゅう)すると0.196=12×9.8×t2 0.196 = \frac{1}{2} \times 9.8 \times t^2 よりt2=0.04 t^2 = 0.04 、t=0.2 t = 0.2 秒(びょう)。

単元のポイント

  • 中枢神経(ちゅうすうしんけい) 脳(のう)とせきずい。感覚(かんかく)神経(しんけい)からの信号(しんごう)を受(う)け取(と)り、運動(うんどう)神経(しんけい)へ命令(めいれい)を出(だ)す
  • 末(まっ)しょう神経(しんけい) 感覚(かんかく)神経(しんけい)と運動(うんどう)神経(しんけい)。中枢神経(ちゅうすうしんけい)と感覚器官(かんかくきかん)・筋肉(きんにく)などをつなぐ
  • 反射(はんしゃ) 意識(いしき)とは関係(かんけい)なく起(お)こる反応(はんのう)。せきずいなどから命令(めいれい)が出(で)るため、脳(のう)を経由(けいゆ)せず反応(はんのう)が速(はや)い
  • けんと関節(かんせつ) けんは筋肉(きんにく)と骨(ほね)をつなぐつくり。関節(かんせつ)は骨(ほね)と骨(ほね)がつながる曲(ま)がる部分(ぶぶん)
問題を解く
単元のポイント
  • 中枢神経(ちゅうすうしんけい) 脳(のう)とせきずい。感覚(かんかく)神経(しんけい)からの信号(しんごう)を受(う)け取(と)り、運動(うんどう)神経(しんけい)へ命令(めいれい)を出(だ)す
  • 末(まっ)しょう神経(しんけい) 感覚(かんかく)神経(しんけい)と運動(うんどう)神経(しんけい)。中枢神経(ちゅうすうしんけい)と感覚器官(かんかくきかん)・筋肉(きんにく)などをつなぐ
  • 反射(はんしゃ) 意識(いしき)とは関係(かんけい)なく起(お)こる反応(はんのう)。せきずいなどから命令(めいれい)が出(で)るため、脳(のう)を経由(けいゆ)せず反応(はんのう)が速(はや)い
  • けんと関節(かんせつ) けんは筋肉(きんにく)と骨(ほね)をつなぐつくり。関節(かんせつ)は骨(ほね)と骨(ほね)がつながる曲(ま)がる部分(ぶぶん)