花のつくり
カワウソ先生花の中心から外側へ、めしべ・おしべ・花弁・がくの順。中心に近いほど「種子をつくる仕事」に近いんだよ。
30秒でつかむ
- 花は中心から、めしべ・おしべ・花弁・がくの順にできている。めしべは柱頭・花柱・子房の3部分からなる。
- めしべの子房の中には胚珠があり、受粉すると子房は果実に、胚珠は種子になる。
- 胚珠が子房の中にある植物を被子植物、子房がなく胚珠がむき出しの植物を裸子植物という。
詳しく
ポイント
花は中心から外側に向かって、めしべ・おしべ・花弁・がく(がく片)の順にできている。アブラナなどの花をばらしていくと、この順に部品が並ぶ。
めしべは先端の柱頭、それを支える花柱、根もとのふくらんだ子房の3部分からなる。子房の中には小さな粒状の胚珠がいくつも入っている。
おしべの先には花粉が入った小さな袋(やく)がつく。花粉が柱頭につく(受粉する)と、やがて子房は果実に、子房の中の胚珠は種子になる。
被子植物と裸子植物
アブラナやエンドウのように、胚珠が子房の中に包まれている植物を被子植物という。中学校で観察する花のほとんどはこちらにあたる。
マツの花には子房がなく、雌花のりん片にむき出しの胚珠がついている。このように胚珠が子房に包まれていない植物を裸子植物という。
裸子植物は子房を持たないため、受粉後に胚珠が種子になっても、それを包む果実はできない。マツの「松ぼっくり」は、りん片が木質化したもので果実ではない。
なぜそうなるか
めしべとおしべは、種子をつくるための受粉に直接かかわる部分。花弁とがくは、その外側で中のめしべ・おしべを守ったり、目立つ色で虫を呼び寄せたりする役目を持つ。
子房が胚珠を包んでいると、胚珠は乾燥や虫の害から守られ、受粉後は子房ごと果実として成長できる。被子植物に果実ができるのは、この「包む」つくりがあるから。
裸子植物は子房というつくりを持たないため、胚珠がそのまま外気にさらされた状態で種子になる。花びらも目立たないものが多く、虫ではなく風によって花粉が運ばれる種類が多い。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/flower-structure/?from=print#quiz
アブラナの花を中心から外側へ向かって並べたとき、正しい順番はどれか。
- ◯ めしべ → おしべ → 花弁 → がく
- ◯ 花弁 → がく → めしべ → おしべ
- ◯ がく → 花弁 → おしべ → めしべ
- ◯ おしべ → めしべ → がく → 花弁
正解:めしべ → おしべ → 花弁 → がく
花は中心から、めしべ・おしべ・花弁・がくの順にできている。めしべを構成する3つの部分の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ◯ 柱頭・花糸・胚珠
- ◯ 花弁・がく・やく
- ◯ 花糸・やく・花粉
- ◯ 柱頭・花柱・子房
正解:柱頭・花柱・子房
めしべは、先端の柱頭、それを支える花柱、根もとの子房の3部分からなる。被子植物で、受粉後に胚珠と子房はそれぞれ何になるか。
- ◯ 胚珠と子房はどちらも種子になる
- ◯ 胚珠は種子に、子房は果実になる
- ◯ 胚珠と子房はどちらも果実になる
- ◯ 胚珠は果実に、子房は種子になる
正解:胚珠は種子に、子房は果実になる
被子植物では、子房の中の胚珠が種子になり、子房そのものは果実になる。マツのように、子房がなく胚珠がむき出しになっている植物を何というか。
- ◯ 被子植物
- ◯ 裸子植物
- ◯ コケ植物
- ◯ シダ植物
正解:裸子植物
マツなどは子房を持たず、胚珠がむき出しになっている裸子植物。受粉後も果実はできない。
単元のポイント
- 花のつくり 中心から、めしべ・おしべ・花弁・がくの順
- めしべ 柱頭・花柱・子房の3部分。子房の中に胚珠がある
- 被子植物 胚珠が子房の中にある。受粉後、子房→果実、胚珠→種子
- 裸子植物 子房がなく、胚珠がむき出し。果実はできない