植物の分類
カワウソ先生葉脈が平行なら単子葉類、網目なら双子葉類。見分け方はシンプルだけど、根や子葉の数まで3点セットで覚えると忘れにくいよ。
30秒でつかむ
- 種子をつくる種子植物は被子植物(新しいタブで開きます)と裸子植物に、被子植物はさらに単子葉類と双子葉類に分けられる。
- 単子葉類は葉脈が平行、根がひげ根、子葉が1枚。双子葉類は葉脈が網状、根が主根と側根、子葉が2枚。
- 種子をつくらない植物には、根・茎・葉の区別があるシダ植物と、区別がないコケ植物があり、どちらも胞子で増える。
詳しく
ポイント
植物はまず、種子をつくる種子植物と、種子をつくらず胞子で増える植物に分かれる。種子植物はさらに、花のつくりの違いで被子植物と裸子植物に分かれる。
被子植物は、葉脈・根・子葉(芽が出たときに最初に開く葉)のつくりの違いで、単子葉類と双子葉類の2つに分けられる。
単子葉類は葉脈が平行に並ぶ平行脈、根は太さの変わらない細い根が多数出るひげ根、子葉は1枚。双子葉類は葉脈が網目状に広がる網状脈、根は太い主根から側根が枝分かれし、子葉は2枚。
分類の例
単子葉類の例はイネ・トウモロコシ・ユリなど。葉が細長く葉脈がすじ状に平行で、根を抜くと細いひげ根がたくさん出ている。
双子葉類の例はアブラナ・エンドウ・サクラなど。葉脈は網目模様で、根を抜くと太い根(主根)から枝分かれした細い根(側根)が見える。
種子をつくらない植物のうち、イヌワラビなどのシダ植物は根・茎・葉の区別があり、葉の裏などにできる胞子のう(新しいタブで開きます)から胞子を出す。ゼニゴケなどのコケ植物は根・茎・葉の区別がなく、体の下から出る仮根で岩や地面に固定される。
なぜそうなるか
単子葉類と双子葉類では、葉脈・根・子葉の3つの特徴がいつも組みになって現れる。そのため、葉脈が平行なら根はひげ根、子葉は1枚というように、1つの特徴から残りを予想できる。
たとえば道ばたの草の葉脈が網目状なら、抜かなくても根は主根と側根だと見当がつく。茎の中のつくり(維管束(新しいタブで開きます)の並び方)の違いは、中2で植物の体のつくりを学ぶときに詳しく見る。
シダ植物とコケ植物の大きな違いは、根・茎・葉の区別と、水や養分を運ぶ維管束を持つかどうかにある。コケ植物は維管束を持たず、仮根は体を固定するだけで、水は体の表面全体から吸う。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/plant-classification/?from=print#quiz
トウモロコシのように葉脈が平行に並ぶ植物のグループを何というか。
- ◯ 双子葉類
- ◯ コケ植物
- ◯ 単子葉類
- ◯ 裸子植物
正解:単子葉類
葉脈が平行に並ぶ平行脈を持つのは単子葉類。根はひげ根、子葉は1枚になる。アブラナのように、太い根(主根)から細い根(側根)が枝分かれして出る根のつくりを持つのは、どのグループか。
- ◯ シダ植物
- ◯ コケ植物
- ◯ 単子葉類
- ◯ 双子葉類
正解:双子葉類
主根と側根からなる根のつくりは双子葉類の特徴。葉脈は網状脈、子葉は2枚になる。イヌワラビ(シダ植物)とゼニゴケ(コケ植物)の違いとして正しいものはどれか。
- ◯ シダ植物には花が咲くが、コケ植物には花が咲かない
- ◯ シダ植物には根・茎・葉の区別があるが、コケ植物にはない
- ◯ シダ植物は種子をつくるが、コケ植物は胞子をつくる
- ◯ シダ植物は胚珠をつくるが、コケ植物は胚珠をつくらない
正解:シダ植物には根・茎・葉の区別があるが、コケ植物にはない
シダ植物には根・茎・葉の区別があるが、コケ植物にはそれがなく、仮根(新しいタブで開きます)で体を固定する。どちらも胞子で増える。被子植物を単子葉類と双子葉類に分けるときに、主に注目するつくりはどれか。
- ◯ 花の色
- ◯ 実の大きさ
- ◯ 茎の長さ
- ◯ 葉脈・根・子葉のつくり
正解:葉脈・根・子葉のつくり
被子植物(新しいタブで開きます)は、葉脈(平行脈か網状脈か)・根(ひげ根か主根と側根か)・子葉(1枚か2枚か)のつくりで、単子葉類と双子葉類に分けられる。
単元のポイント
- 単子葉類 葉脈は平行脈・根はひげ根・子葉は1枚(例:イネ、トウモロコシ、ユリ)
- 双子葉類 葉脈は網状脈・根は主根と側根・子葉は2枚(例:アブラナ、エンドウ、サクラ)
- シダ植物 根・茎・葉の区別があり、胞子で増える(例:イヌワラビ)
- コケ植物 根・茎・葉の区別がなく、仮根で体を地面に固定し、胞子で増える(例:ゼニゴケ)