力の合成と分解
カワウソ先生角度のある2力は、2本の矢印で平行四辺形をかいて、対角線を引けば合力になるよ。
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- 同じ向きの2力の合力は2力の和、反対向きの2力の合力は2力の差で、向きは大きいほうの力の向きになる。
- 角度のある2力の合力は、2力を表す矢印を2辺とする平行四辺形の対角線で表される(力の平行四辺形の法則)。
- 1つの力を、それと同じ働きをする2つの力に分けることを力の分解といい、分けた力を分力という。
詳しく
公式
2つの力と同じ働きをする1つの力を求めることを力の合成といい、求めた力を合力という。一直線上の2力では、同じ向きなら合力の大きさは2力の和、反対向きなら2力の差になる。反対向きのときの合力の向きは、大きいほうの力の向き。
向きのちがう2力の合力は、2力を表す矢印を2辺とする平行四辺形をかき、作用(新しいタブで開きます)点から引いた対角線で表す。これを力の平行四辺形の法則という。
反対に、1つの力をそれと同じ働きをする2つの力に分けることを力の分解といい、分けた力を分力という。分力は、もとの力を対角線とする平行四辺形の2辺として作図する。
例題
例題1:物体を右向きに3Nと右向きに5Nの力で、一直線上で引いた。合力は何Nか。同じ向きなので3+5=8N(右向き)。
例題2:物体を右向きに5N、左向きに3Nの力で、一直線上で引いた。合力は何Nか。反対向きなので5−3=2Nで、向きは大きいほうの右向き。
例題3:1点に、右向きに3Nと上向きに4Nの力が直角にはたらいている。2本の矢印で平行四辺形(ここでは長方形)をかき、対角線の長さを測ると、合力の大きさは5Nになる。
なぜそうなるか
2力の合成は、ばねを同じ長さだけ伸ばす実験で確かめられる。ばねを1本のばねばかりで引いたときと、角度をつけた2本のばねばかりで引いたときに、ばねが同じ点まで伸びれば、2つの力はその1つの力と同じ働きをしている。
このとき、2本のばねばかりの力を矢印で表して平行四辺形をかくと、その対角線は1本で引いた力の矢印と同じ長さ・同じ向きになる。合力を平行四辺形の対角線で表すのは、このため。
2力の間の角度が大きくなるほど、平行四辺形の対角線は短くなり、合力は小さくなる。2人で1つの荷物を持つとき、2人の腕の間の角度を広げるほど、同じ荷物を支えるのに大きな力が要るのはこのため。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/force-composition-and-resolution/?from=print#quiz
一直線上で、物体を右向きに4Nと右向きに6Nの力で引いた。合力の大きさはどれか。
- ◯ 2N
- ◯ 5N
- ◯ 10N
- ◯ 24N
正解:10N
同じ向きの2力の合力は2力の和なので、4+6=10N。一直線上で、物体を右向きに7N、左向きに3Nの力で引いた。合力の大きさは何Nか。数字で答えよう。
答え:____________
正解:4
反対向きの2力の合力は2力の差なので、7−3=4N。向きは大きいほうの右向き。1点に、右向きに6Nと上向きに8Nの力が直角にはたらいている。合力の大きさはどれか。
- ◯ 2N
- ◯ 10N
- ◯ 14N
- ◯ 48N
正解:10N
2本の矢印で長方形をかくと、対角線の長さが合力。6N・8Nを2辺とする長方形の対角線は10N(三平方の定理でも確かめられる)。1つの力を、それと同じ働きをする2つの力に分けることを何というか。
- ◯ 力のつり合い
- ◯ 力の合成
- ◯ 力の分解
- ◯ 作用・反作用
正解:力の分解
1つの力を2つの力に分けることを力の分解といい、分けた力を分力という。
単元のポイント
- 合力 2つの力と同じ働きをする1つの力
- 一直線上の2つの力 同じ向き=和・反対向き=差
- 角度のある2つの力 平行四辺形の対角線が合力
- 分力 1つの力を分けた2つの力