本文へ移動

水圧(すいあつ)と浮力(ふりょく)

カワウソ先生浮力(ふりょく)は「空気中(くうきちゅう)の値(あたい)−水中(すいちゅう)の値(あたい)」。ばねばかりの目盛(めも)りが軽(かる)くなった分(ぶん)が浮力(ふりょく)だよ。

30秒でつかむ

  1. 水圧(すいあつ)は水(みず)の重(おも)さによって生(しょう)じる圧力(あつりょく)で、深(ふか)いところほど大(おお)きく、あらゆる向(む)きからはたらく。
  2. 水中(すいちゅう)の物体(ぶったい)には上向(うわむ)きの浮力(ふりょく)がはたらく。浮力(ふりょく)は、物体(ぶったい)の下面(かめん)と上面(じょうめん)にはたらく水圧(すいあつ)の差(さ)によって生(しょう)じる。
  3. 浮力(ふりょく)の大(おお)きさは、空気中(くうきちゅう)と水中(すいちゅう)でのばねばかりの値(あたい)の差(さ)で求(もと)められる。

詳しく

公式(こうしき)

水中(すいちゅう)では、水(みず)の重(おも)さによって水圧(すいあつ)が生(しょう)じる。水圧(すいあつ)は深(ふか)いところほど大(おお)きく、物体(ぶったい)の上下(じょうげ)左右(さゆう)、あらゆる向(む)きからはたらく。

水中(すいちゅう)にある物体(ぶったい)には、上向(うわむ)きの力(ちから)がはたらく。これを浮力(ふりょく)という。浮力(ふりょく)の大(おお)きさは、ばねばかりを使(つか)って、浮力(ふりょく)〔N〕=空気中(くうきちゅう)でのばねばかりの値(あたい)〔N〕−水中(すいちゅう)でのばねばかりの値(あたい)〔N〕で求(もと)められる。

物体(ぶったい)全体(ぜんたい)が水中(すいちゅう)に沈(しず)んでいれば、それより深(ふか)く沈(しず)めても浮力(ふりょく)の大(おお)きさは変(か)わらない。浮力(ふりょく)が物体(ぶったい)にはたらく重力(じゅうりょく)より大(おお)きければ物体(ぶったい)は浮(う)き上(あ)がり、小(ちい)さければ沈(しず)む。浮(う)き上(あ)がった物体(ぶったい)は、水面(すいめん)で浮力(ふりょく)と重力(じゅうりょく)がつり合(あ)って静止(せいし)する。

水圧はあらゆる向きにはたらき、深い下面ほど大きいAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい)1:ばねばかりにつるした物体(ぶったい)は、空気中(くうきちゅう)で1.5Nを示(しめ)し、全体(ぜんたい)を水中(すいちゅう)に沈(しず)めると1.0Nを示(しめ)した。浮力(ふりょく)は何(なん)Nか。1.5−1.0=0.5N。

例題(れいだい)2:同(おな)じ物体(ぶったい)を、全体(ぜんたい)が水中(すいちゅう)にあるまま、さらに深(ふか)く沈(しず)めた。ばねばかりの値(あたい)はどうなるか。浮力(ふりょく)は深(ふか)さによらないので、値(あたい)は1.0Nのまま変(か)わらない。

例題(れいだい)3:ゴム膜(まく)を張(は)った筒(つつ)を水中(すいちゅう)に沈(しず)めると、深(ふか)いところほどゴム膜(まく)のへこみはどうなるか。水圧(すいあつ)は深(ふか)いところほど大(おお)きいので、へこみは大(おお)きくなる。

浮力=1.5N−1.0N=0.5NAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

水圧(すいあつ)が生(しょう)じるのは、その上(うえ)にある水(みず)の重(おも)さがかかるから。深(ふか)いところほど上(うえ)にある水(みず)が多(おお)いので、水圧(すいあつ)は大(おお)きくなる。

水中(すいちゅう)にある直方体(ちょくほうたい)の物体(ぶったい)を考(かんが)えると、横向(よこむ)きの水圧(すいあつ)は左右(さゆう)で打(う)ち消(け)し合(あ)う。上面(じょうめん)より下面(かめん)のほうが深(ふか)いので、下面(かめん)を上向(うわむ)きに押(お)す水圧(すいあつ)のほうが、上面(じょうめん)を下向(したむ)きに押(お)す水圧(すいあつ)より大(おお)きい。この差(さ)が上向(うわむ)きの浮力(ふりょく)になる。

物体(ぶったい)全体(ぜんたい)が沈(しず)んでいれば、どの深(ふか)さでも上面(じょうめん)と下面(かめん)の深(ふか)さの差(さ)は同(おな)じなので、水圧(すいあつ)の差(さ)、つまり浮力(ふりょく)の大(おお)きさも変(か)わらない。

確認問題

問題 1 / 4ばねばかりにつるした物体(ぶったい)は、空気中(くうきちゅう)で2.4Nを示(しめ)し、全体(ぜんたい)を水中(すいちゅう)に沈(しず)めると1.8Nを示(しめ)した。浮力(ふりょく)の大(おお)きさは何(なん)Nか。数字(すうじ)で答(こた)えよう。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/water-pressure-and-buoyancy/?from=print#quiz

  1. ばねばかりにつるした物体(ぶったい)は、空気中(くうきちゅう)で2.4Nを示(しめ)し、全体(ぜんたい)を水中(すいちゅう)に沈(しず)めると1.8Nを示(しめ)した。浮力(ふりょく)の大(おお)きさは何(なん)Nか。数字(すうじ)で答(こた)えよう。

    答え:____________

    正解:0.6
    浮力(ふりょく)=空気中(くうきちゅう)の値(あたい)−水中(すいちゅう)の値(あたい)なので、2.4−1.8=0.6N。

  2. 空気中(くうきちゅう)で3.0Nを示(しめ)す物体(ぶったい)を水中(すいちゅう)に沈(しず)めると、0.8Nの浮力(ふりょく)がはたらいた。このとき、ばねばかりの値(あたい)はどれか。

    • ◯ 0.8N
    • ◯ 2.2N
    • ◯ 3.0N
    • ◯ 3.8N

    正解:2.2N
    浮力(ふりょく)の分(ぶん)だけばねばかりの値(あたい)が小(ちい)さくなるので、3.0−0.8=2.2N。

  3. 水圧(すいあつ)について正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 深(ふか)いところほど大(おお)きく、あらゆる向(む)きからはたらく
    • ◯ 上向(うわむ)きにだけはたらく
    • ◯ 浅(あさ)いところほど大(おお)きい
    • ◯ 深(ふか)さに関係(かんけい)なく同(おな)じ大(おお)きさである

    正解:深いところほど大きく、あらゆる向きからはたらく
    水圧(すいあつ)は水(みず)の重(おも)さによって生(しょう)じるので深(ふか)いほど大(おお)きく、物体(ぶったい)のあらゆる向(む)きからはたらく。

  4. 水中(すいちゅう)の物体(ぶったい)に上向(うわむ)きの浮力(ふりょく)がはたらくのはなぜか。

    • ◯ 上面(じょうめん)にはたらく水圧(すいあつ)が、下面(かめん)にはたらく水圧(すいあつ)より大(おお)きいから
    • ◯ 下面(かめん)にはたらく水圧(すいあつ)が、上面(じょうめん)にはたらく水圧(すいあつ)より大(おお)きいから
    • ◯ 横(よこ)からの水圧(すいあつ)が上向(うわむ)きに変(か)わるから
    • ◯ 水(みず)の中(なか)では重力(じゅうりょく)がはたらかなくなるから

    正解:下面にはたらく水圧が、上面にはたらく水圧より大きいから
    下面(かめん)は上面(じょうめん)より深(ふか)いので、下面(かめん)を上向(うわむ)きに押(お)す水圧(すいあつ)のほうが大(おお)きい。この水圧(すいあつ)の差(さ)が浮力(ふりょく)になる。

単元のポイント

  • 水圧(すいあつ) 深(ふか)いほど大(おお)きく、あらゆる向(む)きにはたらく
  • 浮力(ふりょく) 水中(すいちゅう)の物体(ぶったい)にはたらく上向(うわむ)きの力(ちから)
  • 浮力(ふりょく)の求(もと)め方(かた) 空気中(くうきちゅう)の値(あたい)−水中(すいちゅう)の値(あたい)
  • 浮力(ふりょく)と深(ふか)さ 物体(ぶったい)全体(ぜんたい)が沈(しず)んでいれば深(ふか)さによらない
問題を解く
単元のポイント
  • 水圧(すいあつ) 深(ふか)いほど大(おお)きく、あらゆる向(む)きにはたらく
  • 浮力(ふりょく) 水中(すいちゅう)の物体(ぶったい)にはたらく上向(うわむ)きの力(ちから)
  • 浮力(ふりょく)の求(もと)め方(かた) 空気中(くうきちゅう)の値(あたい)−水中(すいちゅう)の値(あたい)
  • 浮力(ふりょく)と深(ふか)さ 物体(ぶったい)全体(ぜんたい)が沈(しず)んでいれば深(ふか)さによらない