草食動物と肉食動物
カワウソ先生歯の形も目の位置も「何を食べて、どう生きるか」に合わせて決まっている。シマウマとライオンで見比べると分かりやすいよ。
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- 草食動物は門歯と臼歯が発達し、肉食動物は獲物をとらえる犬歯が発達している。
- 草食動物は目が側面につき見える範囲が広く、肉食動物は目が正面につき立体的に見える範囲が広い。
- 草食動物のあしのつめは鈍く走るのに向き、肉食動物のつめは鋭く獲物を押さえるのに向いている。
詳しく
ポイント
草食動物(例:シマウマ)と肉食動物(例:ライオン(新しいタブで開きます))は、歯の形が大きく違う。草食動物は草や葉をかみ切る門歯と、草をすりつぶす広い面を持つ臼歯が発達している。
肉食動物は、獲物をとらえてしっかりとかみつく鋭い犬歯が発達し、臼歯も肉を切り裂けるように鋭くなっている。草食動物の犬歯は小さいか、ほとんど目立たない。
歯の形がはっきり違うのは、食べ物をかみ切る・すりつぶす・突き刺すという、それぞれに必要な動きが違うためである。
目のつき方とあしのつめ
シマウマなど草食動物の目は顔の側面についているため、見える範囲(視野)が広く、後ろのほうまで広く見渡せる。片方の目だけで見ている範囲が広い。
ライオンなど肉食動物の目は顔の正面についているため、左右の目で同じものを見られる範囲(立体的に見える範囲)が広い。獲物までの距離をつかみやすい。
あしのつめも違う。草食動物のつめ(ひづめなど)は先がとがっておらず、速く走るのに向いている。肉食動物のつめは鋭く、獲物を押さえつけるのに使われる。
なぜそうなるか
草食動物の視野が広いのは、肉食動物に気づいて逃げるために周りをより広く見張る必要があるため。肉食動物の目が正面にあるのは、獲物との距離を正確につかんで飛びかかるのに役立つため。
草食動物は消化のしにくい植物を食べるため、消化管が肉食動物より長くなる傾向がある。消化管でどのように養分を取り出すかは、中2で動物の体のつくりと働きを学ぶときにくわしく見る。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/herbivore-and-carnivore/?from=print#quiz
シマウマのような草食動物の歯で発達しているのはどれか。
- ◯ 獲物をとらえる鋭い犬歯
- ◯ どの歯も発達していない
- ◯ 肉を切り裂く鋭い臼歯
- ◯ 草や葉をかみ切る門歯と、すりつぶす臼歯
正解:草や葉をかみ切る門歯と、すりつぶす臼歯
草食動物は草や葉をかみ切る門歯と、草をすりつぶす広い面を持つ臼歯が発達している。ライオンのような肉食動物の歯の特徴として正しいものはどれか。
- ◯ 草をすりつぶす広い臼歯が発達している
- ◯ 門歯だけが大きく発達している
- ◯ 獲物をとらえてかみつく鋭い犬歯が発達している
- ◯ 歯はすべて同じ形をしている
正解:獲物をとらえてかみつく鋭い犬歯が発達している
肉食動物は獲物をとらえてしっかりとかみつく鋭い犬歯が発達し、臼歯も肉を切り裂けるように鋭くなっている。草食動物の目が顔の側面についていることで得られる利点は何か。
- ◯ 見える範囲(視野)が広くなり、敵に気づきやすくなる
- ◯ 夜でも色がはっきり見えるようになる
- ◯ 歯の形が発達しやすくなる
- ◯ 獲物までの距離が正確にわかるようになる
正解:見える範囲(視野)が広くなり、敵に気づきやすくなる
草食動物の目は顔の側面につき視野が広いため、肉食動物に気づいて逃げるために周りを広く見張ることができる。肉食動物の目が顔の正面についていることで得られる利点は何か。
- ◯ 見える範囲(視野)が360度近くまで広がる
- ◯ 歯がすり減りにくくなる
- ◯ あしのつめが鋭くなる
- ◯ 左右の目で同じものを見られる範囲が広く、獲物との距離をつかみやすい
正解:左右の目で同じものを見られる範囲が広く、獲物との距離をつかみやすい
肉食動物は目が正面につくため、左右の目で立体的に見られる範囲が広く、獲物との距離を正確につかんで飛びかかれる。
単元のポイント
- 門歯 草食動物で発達。草や葉をかみ切る前歯
- 犬歯 肉食動物で発達。獲物をとらえ、しっかりとかみつく鋭い歯
- 臼歯 草食動物では広い面で草をすりつぶす。肉食動物では鋭く肉を切り裂く
- 視野 目に見える範囲。草食動物は広く、肉食動物は立体的に見える範囲が広い