火成岩
カワウソ先生急に冷えると斑状組織、ゆっくり冷えると等粒状組織になるよ。冷え方と粒の見え方をセットで覚えよう。
30秒でつかむ
- マグマが冷えて固まった岩石を火成岩といい、冷え方の違いで火山岩と深成岩に分かれる。
- 火山岩は斑状組織(斑晶と石基)、深成岩は等粒状組織になり、白っぽい岩石ほど無色鉱物を多く含む。
- 火成岩には無色鉱物(石英・長石)と有色鉱物(黒雲(新しいタブで開きます)母・角閃石・輝石・カンラン石)が含まれる。
詳しく
ポイント
マグマが冷えて固まってできた岩石を火成岩という。冷える場所と速さの違いで、火山岩と深成岩に分かれる。
火山岩は、マグマが地表や地表近くで急に冷えてできる。大きな結晶(斑晶)と、細かい粒やガラス質の部分(石基)からなる組織を斑状組織という。
深成岩は、マグマが地下の深い所でゆっくり冷えてできる。すべての結晶が大きく成長し、大きさがそろった組織を等粒状組織という。
代表的な火成岩と鉱物
火山岩は色が白っぽい方から流紋岩・安山岩・玄武岩の順に分かれる。深成岩は同じ色の並びで花こう岩・せん緑岩・斑れい岩の順に分かれる。
流紋岩と花こう岩は白っぽく、玄武岩と斑れい岩は黒っぽい。これは含まれる鉱物の種類と量の違いによる。
火成岩をつくる鉱物のうち、無色や白色のものを無色鉱物(石英・長石)、黒色や緑色のものを有色鉱物(黒雲母・角閃石・輝石・カンラン石)という。
なぜそうなるか
斑晶は、マグマが地下にあるうちにゆっくり成長した結晶である。そのマグマが地表付近で急に冷えると、残りの部分は結晶が大きく育たず石基になる。
ゆっくり冷えると、どの結晶も十分な時間をかけて大きさのそろった等粒状組織に育つ。
岩石が白っぽいか黒っぽいかは、含まれる無色鉱物と有色鉱物の割合で決まる。無色鉱物が多いと白っぽい岩石に、有色鉱物が多いと黒っぽい岩石になる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/igneous-rocks/?from=print#quiz
火山岩と深成岩は、それぞれどのような組織を持つか。
- ◯ どちらも斑状組織
- ◯ 火山岩は等粒状組織、深成岩は斑状組織
- ◯ 火山岩は斑状組織、深成岩は等粒状組織
- ◯ どちらも等粒状組織
正解:火山岩は斑状組織、深成岩は等粒状組織
急に冷えてできる火山岩は斑状組織、ゆっくり冷えてできる深成岩は等粒状組織を持つ。斑状組織をつくる、大きな結晶と細かい粒やガラス質の部分をそれぞれ何というか。
- ◯ 石基と斑晶
- ◯ 斑晶と石基
- ◯ 等粒と石基
- ◯ 斑晶と等粒
正解:斑晶と石基
斑状組織は、大きな結晶である斑晶と、細かい粒やガラス質の部分である石基からなる。花こう岩・せん緑岩・斑れい岩のうち、もっとも黒っぽい深成岩はどれか。
- ◯ どれも同じ色
- ◯ せん緑岩
- ◯ 花こう岩
- ◯ 斑れい岩
正解:斑れい岩
深成岩は白っぽい方から花こう岩・せん緑岩・斑れい岩の順に分かれ、斑れい岩がもっとも黒っぽい。無色鉱物に当てはまる鉱物の組み合わせはどれか。
- ◯ 輝石とカンラン石
- ◯ 石英と長石
- ◯ 長石とカンラン石
- ◯ 黒雲母・角閃石
正解:石英と長石
無色や白色の無色鉱物は石英と長石。黒雲(新しいタブで開きます)母・角閃石・輝石・カンラン石は有色鉱物である。
単元のポイント
- 火山岩 マグマが地表近くで急に冷えてできる。斑状組織を持つ
- 深成岩 マグマが地下深くでゆっくり冷えてできる。等粒状組織を持つ
- 斑状組織・等粒状組織 斑状組織は斑晶と石基からなり、等粒状組織は大きな結晶がそろう
- 無色鉱物・有色鉱物 無色鉱物は石英・長石、有色鉱物は黒雲母・角閃石・輝石・カンラン石