火山とマグマ
カワウソ先生ねばりけが小さいとおだやかで黒っぽい、大きいと激しくて白っぽい。覚え方はセットだよ。
30秒でつかむ
- 火山の噴火では、マグマが固まった溶岩や、火山灰・火山弾・火山ガスなどの火山噴出物が出る。
- マグマのねばりけが小さいとおだやかな噴火で黒っぽい溶岩に、大きいと激しい噴火で白っぽい溶岩になる。
- 火山の形は、ねばりけが小さい順に盾状火山・成層火山・溶岩ドームとなり、傾斜も緩やかから急へ変わる。
詳しく
ポイント
地下深くにある高温で溶けた岩石をマグマという。マグマが地表に噴き出す現象が火山の噴火である。
噴火で地表に出てくるものを火山噴出物という。マグマが地表に流れ出たもの、または固まったものを溶岩、細かく砕けた噴出物を火山灰、大きな塊で飛び散るものを火山弾という。噴出物には火山ガスも含まれ、主な成分は水蒸気である。
マグマのねばりけは、噴火の様子と溶岩の色を決める。ねばりけが小さいマグマは流れやすく、おだやかな噴火で黒っぽい溶岩になりやすい。ねばりけが大きいマグマは流れにくく、激しい噴火で白っぽい溶岩になる。
マグマのねばりけと火山の形
ねばりけが小さいマグマは広く流れて傾斜のゆるやかな形になる。これを盾状火山という。ハワイのマウナロアがその例である。
中くらいのねばりけを持つマグマは、溶岩と火山灰が交互に積もって円すいに近い形になる。これを成層火山という。富士山がその例である。
ねばりけが大きいマグマはあまり流れずに盛り上がり、ドーム状の形になる。これを溶岩ドームという。雲(新しいタブで開きます)仙普賢岳がその例である。
なぜそうなるか
ねばりけが小さいマグマは、中に含まれる気体が抜けやすいため、噴火はおだやかになりやすい。
ねばりけが大きいマグマは、中の気体が抜けにくく、圧力がたまってから一気に抜けるため、噴火は激しくなりやすい。
溶岩の色は、マグマに含まれる成分の違いで決まる。ねばりけが小さいマグマは黒っぽい成分を多く含み、ねばりけが大きいマグマは白っぽい成分を多く含む。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/volcano-and-magma/?from=print#quiz
火山の噴火で出る火山噴出物として正しい組み合わせはどれか。
- ◯ 溶岩・火山灰・火山弾・火山ガス
- ◯ 柱状図・かぎ層
- ◯ れき岩・砂岩・泥岩
- ◯ 示相化石・示準化石
正解:溶岩・火山灰・火山弾・火山ガス
火山噴出物には、溶岩・火山灰・火山弾・火山ガス(主に水蒸気)がある。マグマのねばりけが大きいとき、噴火の様子と溶岩の色はどうなるか。
- ◯ 激しい噴火になり、溶岩は白っぽくなる
- ◯ 激しい噴火になり、溶岩は黒っぽくなる
- ◯ おだやかな噴火になり、溶岩は黒っぽくなる
- ◯ 噴火の様子と色は関係ない
正解:激しい噴火になり、溶岩は白っぽくなる
ねばりけが大きいマグマは流れにくく、気体が抜けにくいため激しい噴火になり、白っぽい溶岩になる。ねばりけの小さいマグマがつくる、傾斜のゆるやかな形の火山を何というか。
- ◯ 溶岩ドーム
- ◯ 成層火山
- ◯ 盾状火山
- ◯ 柱状火山
正解:盾状火山
ねばりけが小さいマグマは広く流れるため、盾状火山のような傾斜のゆるやかな形になる。溶岩の色が黒っぽいか白っぽいかを決める主な原因は何か。
- ◯ 噴火してからの時間
- ◯ 火口の大きさ
- ◯ マグマに含まれる成分の違い
- ◯ 噴火した場所の気温
正解:マグマに含まれる成分の違い
溶岩の色は、マグマに含まれる成分の違いで決まる。黒っぽい溶岩になるマグマは、ねばりけが小さいことが多い。
単元のポイント
- 火山噴出物 噴火で出る溶岩・火山灰・火山弾・火山ガス(主に水蒸気)
- マグマのねばりけ 小さいほどおだやか、大きいほど激しい噴火になる
- 盾状火山・成層火山・溶岩ドーム ねばりけが小さい順に、傾斜のゆるやかな形から急な形へ変わる
- 溶岩の色 ねばりけが小さいと黒っぽく、大きいと白っぽくなる