地球をつくる物質
カワウソ先生層ごとに物質が違うのは、密度の違いと関係しているよ。
30秒でつかむ
- 大陸地殻は花こう岩(新しいタブで開きます)質の岩石、海洋地殻は玄武岩質の岩石でできており、大陸地殻の方が厚い。
- マントル(新しいタブで開きます)は主にかんらん岩でできており、地殻の岩石よりも密度(新しいタブで開きます)が大きい。
- 核は鉄とニッケルを主成分とし、地球内部で最も密度が大きい。
詳しく
大陸地殻と海洋地殻をつくる岩石
地殻は、場所によってつくる岩石が異なる。大陸をつくる大陸地殻は、上部が花こう岩質、下部が玄武岩質の岩石からなり、厚さは平均30〜40kmほどだ。
一方、海洋底をつくる海洋地殻は、主に玄武岩質の岩石からなり、厚さは6kmほどと大陸地殻よりずっと薄い。
花こう岩質の岩石は、玄武岩質の岩石よりも密度が小さい。そのため、上部が花こう岩質の大陸地殻は、海洋地殻より全体の密度が小さい。
マントルのかんらん岩と核の鉄・ニッケル
地殻の下に広がるマントルは、主にかんらん岩という岩石でできている。かんらん岩は地殻の岩石よりも密度が大きく、マグネシウムや鉄を多くふくむ。
さらに深い核は、岩石ではなく主に鉄とニッケルからできていると考えられている。核の密度は地殻やマントルよりもずっと大きい。
地殻の密度をおよそ2.75g/cm³、核の密度をおよそ11g/cm³とすると、核の密度は地殻のおよそ4倍にもなる。
密度の違いが層構造をつくる
地球ができたばかりのころ、内部はどろどろに溶けた状態だったと考えられている。密度の大きい鉄やニッケルは中心に向かって沈み、密度の小さい岩石は外側に残った。
こうして、密度の小さい物質ほど外側、密度の大きい物質ほど中心に集まる層構造ができたと考えられている。
地殻・マントル・核で物質の種類も密度も異なることは、前のページで見た地震波の伝わり方の変化とも対応している。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/materials-of-the-earth/?from=print#quiz
大陸地殻の上部を主につくる岩石はどれか。
- ◯ かんらん岩
- ◯ 玄武岩質の岩石
- ◯ 花こう岩質の岩石
- ◯ 鉄とニッケルの合金
正解:花こう岩質の岩石
大陸地殻の上部は、花こう岩(新しいタブで開きます)質の岩石からできている。下部は玄武岩質の岩石からなる。海洋地殻を主につくる岩石はどれか。
- ◯ 石灰岩
- ◯ 玄武岩質の岩石
- ◯ かんらん岩
- ◯ 花こう岩質の岩石
正解:玄武岩質の岩石
海洋地殻は、主に玄武岩質の岩石からできており、厚さ6kmほどと大陸地殻より薄い。マントルを主につくる岩石はどれか。
- ◯ 花こう岩
- ◯ かんらん岩
- ◯ 玄武岩
- ◯ 石灰岩
正解:かんらん岩
マントル(新しいタブで開きます)は主にかんらん岩でできており、地殻の岩石より密度(新しいタブで開きます)が大きい。地殻の密度をおよそ2.75g/cm³、核の密度をおよそ11g/cm³とすると、核の密度は地殻のおよそ何倍か。
答え:____________
正解:4
核の密度を地殻の密度で割ると、11÷2.75=4倍となる。
単元のポイント
- 大陸地殻 大陸をつくる地殻。上部は花こう岩質、下部は玄武岩質の岩石からなる
- 海洋地殻 海洋底をつくる地殻。主に玄武岩質の岩石からなり、大陸地殻より薄い
- かんらん岩 マントルの上部を主につくる岩石。地殻の岩石より密度が大きい
- 密度(新しいタブで開きます) 同じ体積あたりの質量。地球内部では中心に近いほど密度が大きくなる