プレートの動きと火山・地震の災害
カワウソ先生恵みと災害は同じプレートの動きから生まれる。両方セットで覚えておこう。
30秒でつかむ
- 日本付近では海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込み、その境界や内部で地震や火山活動が起こる。
- 海溝付近で起こる海溝型地震と、内陸の活断層で起こる内陸型地震があり、大地の変動は隆起や沈降も引き起こす。
- 火山や地震は温泉・地熱発電・美しい景観などの恵みと、火砕流や津波などの災害の両方をもたらす。
詳しく
ポイント
地球の表面は何枚もの硬い板状の岩盤で覆われており、これをプレートという。プレートはそれぞれ違う方向にゆっくり動いている。
日本付近では、海側の海洋プレートが、陸側の大陸プレートの下に沈み込んでいる。この沈み込みによってプレートの境界にたまるひずみが、地震の原因だ。また、沈み込んだプレートの上の地下深くではマグマができ、これが火山のもとになる。
プレートの境界である海溝付近で起こる地震を海溝型地震、プレートの内部にある活断層がずれて起こる地震を内陸型地震という。
隆起・沈降と自然の恵み
大地の変動によって土地が高くなることを隆起、低くなることを沈降という。海岸段丘のような地形は隆起でできる。
火山やプレートの活動は恵みにもなる。マグマの熱であたためられた温泉や、その熱を利用する地熱発電がその例だ。火山がつくる美しい景観、火山灰(新しいタブで開きます)が積もってできる肥沃な土地もその例である。
恵みと災害は同じプレートの動きから生まれるため、どちらか一方だけで火山や地震をとらえることはできない。
火山災害・地震災害とハザードマップ
火山の災害には、高温の火山ガスと岩石が高速で流れ下る火砕流や、広い範囲に降り積もる火山灰がある。火山灰が雨で流れ下る土石流も災害になる。
地震の災害には、建物をこわす強いゆれ、海底の変動で起こる津波、地盤がやわらかい土地で起こる液状化などがある。
被害が想定される範囲や避難場所を地図にまとめたものをハザードマップという。住んでいる地域のハザードマップを事前に確かめておくことが、災害への備えになる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/plates-and-disasters/?from=print#quiz
日本付近のプレートの動きとして正しいものはどれか。
- ◯ プレートはどれも動いていない
- ◯ 海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいる
- ◯ 大陸プレートが海洋プレートの下に沈み込んでいる
- ◯ 日本付近にはプレートの境界がない
正解:海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいる
日本付近では、海側の海洋プレートが陸側の大陸プレートの下に沈み込んでいる。海溝付近で起こる地震と、内陸の活断層がずれて起こる地震をそれぞれ何というか。
- ◯ 直下型地震と海洋型地震
- ◯ 海溝型地震と内陸型地震
- ◯ 内陸型地震と海溝型地震
- ◯ 海溝型地震と火山型地震
正解:海溝型地震と内陸型地震
海溝付近で起こる地震を海溝型地震、内陸の活断層がずれて起こる地震を内陸型地震という。大地の変動で土地が高くなることと低くなることを、それぞれ何というか。
- ◯ 隆起と風化
- ◯ 隆起と沈降
- ◯ 沈降と隆起
- ◯ 侵食と沈降
正解:隆起と沈降
土地が高くなることを隆起、低くなることを沈降という。被害が想定される範囲や避難場所を地図にまとめたものを何というか。
- ◯ 震度分布図
- ◯ 地形図
- ◯ ハザードマップ
- ◯ 柱状図
正解:ハザードマップ
被害が想定される範囲や避難場所をまとめた地図をハザードマップという。住む地域のものを事前に確かめておくことが備えになる。
単元のポイント
- プレート 地球の表面を覆う板状の岩盤。日本付近では海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む
- 海溝型地震・内陸型地震 海溝付近のプレート境界で起こる地震と、内陸の活断層で起こる地震
- 隆起・沈降 大地の変動で土地が高くなること(隆起)、低くなること(沈降)
- 自然の恵みと災害 温泉・地熱発電・肥沃な土地などの恵みと、火砕流・津波・液状化などの災害