地球の形
カワウソ先生赤道半径と極半径のわずかな差が、地球の形のヒントになるよ。
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- 地球の赤道半径は約6378km、極半径は約6357kmで、赤道半径の方が約21km長い。
- この差があるため、地球は完全な球ではなく、赤道方向にわずかに膨らんだ回転楕円体に近い形をしている。
- 緯度1°あたりの子午線(新しいタブで開きます)の長さは、低緯度より高緯度の方がわずかに長くなる。
詳しく
赤道半径と極半径の違い
前のページで求めた地球の大きさは、どの2地点を使っても同じ値になるとは限らない。測ると、地球の中心から赤道までの距離(赤道半径)は約6378km、極までの距離(極半径)は約6357kmだ。赤道半径の方が極半径より約21km長い。
この差は小さいが、地球が完全な球ではないことを示している。地球の形は、だ円を短い方の軸で回転させた回転楕円体に近いとされる。
赤道半径と極半径の差を赤道半径で割った値を偏平率という。地球の偏平率はおよそ298分の1で、見た目ではほとんど球に見えるほど小さい。
低緯度と高緯度で子午線の長さが違う理由
地球が回転楕円体に近いことは、緯度1°あたりの子午線の長さを比べるとわかる。回転楕円体は極に近いほど丸みが緩やかなので、同じ緯度1°でも、高緯度の方が子午線の長さはわずかに長くなる。
低緯度地域で測った地球の大きさと、高緯度地域で測った大きさを比べると値が異なるのは、このためだ。前のページで触れた、地球を球と仮定した方法の限界がここにある。
このように、観察や測定の結果を比べることで、地球の形の特徴をより正確に見いだせる。
なぜ赤道方向に膨らむのか
地球は1日に1回、地軸(新しいタブで開きます)を中心に自転している。自転による遠心力は、地軸から遠い赤道付近ほど大きく働く。そのため、地球全体が赤道方向にわずかに膨らんだ形になっている。
地球以外の自転する惑星でも、同じように赤道方向に膨らんだ形がみられることが多い。
地球の形や大きさがわかったところで、次のページでは地球の内部がどのような層に分かれているかを見ていく。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/shape-of-the-earth/?from=print#quiz
地球の形を最もよく表している言葉はどれか。
- ◯ 完全な球
- ◯ でこぼこの多い不規則な立体
- ◯ 縦に長いだ円体
- ◯ 赤道方向にわずかに膨らんだ回転楕円体
正解:赤道方向にわずかに膨らんだ回転楕円体
地球は赤道半径が極半径より約21km長く、完全な球ではなく、赤道方向にわずかに膨らんだ回転楕円体に近い形をしている。地球の赤道半径を6378km、極半径を6357kmとすると、その差は何kmか。
答え:____________
正解:21
赤道半径6378kmから極半径6357kmを引くと、6378−6357=21kmとなる。赤道半径と極半径では、どちらが長いか。
- ◯ 赤道半径の方が長い
- ◯ 極半径の方が長い
- ◯ 測る場所によって変わり、決まっていない
- ◯ どちらも同じ長さ
正解:赤道半径の方が長い
地球は自転(新しいタブで開きます)の影響で赤道方向にわずかに膨らんでいるため、赤道半径(約6378km)の方が極半径(約6357km)より長い。緯度1°あたりの子午線の長さは、低緯度と高緯度でどちらが長いか。
- ◯ 赤道上でしか測れない
- ◯ 高緯度の方が長い
- ◯ 低緯度の方が長い
- ◯ どちらも同じ長さ
正解:高緯度の方が長い
地球は回転楕円体に近く、極に近いほど丸みが緩やかだ。そのため緯度1°あたりの子午線(新しいタブで開きます)の長さは、高緯度の方が低緯度よりわずかに長い。
単元のポイント
- 回転楕円体 だ円を、短い方の軸を中心に回転させてできる立体。地球の形に近い
- 赤道半径 地球の中心から赤道までの距離。約6378km
- 極半径 地球の中心から北極または南極までの距離。約6357km
- 偏平率 赤道半径と極半径の差を赤道半径で割った値。地球はおよそ298分の1