音の速さ
カワウソ先生音の速さ×時間=距離。花火やこだまの問題では、まず往復か片道かを確かめてから計算するといいよ。
30秒でつかむ
- 音は空気中を伝わるのに時間がかかり、常温(室温)ではおよそ**340m/s**で伝わる。音の速さ×伝わる時間=音が伝わった距離という関係が成り立つ。
- 光の速さ(1秒間に約30万km)は音の速さよりはるかに大きいため、光はほぼ一瞬で届くとみなせる。花火や雷が光ってから音が聞こえるまでの時間差は、音が届くのにかかった時間とほぼ同じになる。
- こだま(やまびこ)は、音が壁や山で反射(新しいタブで開きます)して戻ってくる現象。音を出してから聞こえるまでの時間は、壁までの往復分の時間になる。
詳しく
公式
音が空気中を伝わる速さを音の速さ(音速)という。常温(およそ15〜20℃)ではおよそ340m/s。
音の速さ・伝わる時間・伝わる距離の間には、距離=音の速さ×時間の関係が成り立つ。時間を求めたいときは時間=距離÷音の速さ、速さを求めたいときは速さ=距離÷時間と、同じ式を変形して使う。
こだまのように音が反射して戻ってくる場合は、音を出してから聞こえるまでの時間が、壁や山までの往復分の時間になることに注意する。
例題
例題1:雷が光ってから4秒後に音が聞こえた。雷が発生した場所までの距離は何mか(音の速さ340m/s)。距離=速さ×時間=340×4=1360m。
例題2:花火が光ってから6秒後に音が聞こえた。花火までの距離は何mか。距離=340×6=2040m。
例題3:山に向かって音を出すと、2秒後にこだまが聞こえた。山までの距離は何mか。2秒は音が往復する時間なので、片道の時間は1秒。距離=340×2÷2=340m。
なぜそうなるか
光の速さは1秒間に約30万km(地球を1秒間に7周半)と非常に大きく、数km程度の距離ならほぼ一瞬で届く。これに対して音の速さは340m/sほどしかなく、同じ距離を伝わるのに何秒もかかる。
そのため、花火や雷のように光と音が同時に発生しても、光はすぐ届き、音は遅れて届く。光ってから音が聞こえるまでの時間差を測れば、距離=音の速さ×時間差で、音源までの距離がわかる。
こだまは、音が壁や山で反射して戻ってくる現象。音を出した場所と壁の間を音が往復するため、聞こえるまでの時間は片道の時間の2倍になる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/speed-of-sound/?from=print#quiz
雷が光ってから4秒後に音が聞こえた。音の速さを340m/sとすると、雷が発生した場所までの距離は何mか。
- ◯ 170m
- ◯ 680m
- ◯ 1360m
- ◯ 3400m
正解:1360m
距離=音の速さ×時間=340×4=1360m。花火が光ってから6秒後に音が聞こえた。音の速さを340m/sとすると、花火までの距離は何mか。
- ◯ 204m
- ◯ 1700m
- ◯ 2040m
- ◯ 3400m
正解:2040m
距離=340×6=2040m。山に向かって音を出すと、2秒後にこだまが聞こえた。音の速さを340m/sとすると、山までの距離は何mか。
- ◯ 170m
- ◯ 340m
- ◯ 680m
- ◯ 1020m
正解:340m
2秒は音が往復する時間なので、片道の時間は1秒。距離=340×2÷2=340m。花火が光ってから音が聞こえるまでに時間差があるのはなぜか。
- ◯ 光と音は同時に発生していないから
- ◯ 光の速さが音の速さよりはるかに大きいから
- ◯ 音の速さが光の速さよりはるかに大きいから
- ◯ 距離が遠いほど光が遅れて届くから
正解:光の速さが音の速さよりはるかに大きいから
光の速さ(約30万km/s)は音の速さ(約340m/s)よりはるかに大きいため、光はほぼ一瞬で届き、音は遅れて届く。
単元のポイント
- 音の速さ 空気中で常温のときおよそ340m/s
- 距離・速さ・時間 距離=音の速さ×時間
- 光と音の時間差 光はほぼ一瞬で届くので、時間差は音が届くのにかかった時間とほぼ同じ
- こだま 音が反射して戻るまでの時間は、距離の往復分