波の表し方
カワウソ先生波長は形(距離)、周期は1点の振動(時間)を見ているよ。v=fλでどちらも速さにつながるんだ。
30秒でつかむ
- 波が1回振動する間に進む距離を波長λという。媒質の1点が1回振動するのにかかる時間を周期T、1秒間に振動する回数を振動数f(単位Hz)という。
- 波の速さv・波長λ・周期T・振動数fの間には、v=λ/T=fλという関係が成り立つ。
- ある時刻の波形を表すのがy-xグラフ(横軸は位置x)、ある位置の振動のようすを表すのがy-tグラフ(横軸は時間t)で、見ているものが違う。
詳しく
波長・周期・振動数と波の速さ
波源が振動すると、その振動は周りの媒質へ次々と伝わっていく。波が1回の振動の間に進む距離を波長という。媒質の1点が1回振動するのにかかる時間を周期、1秒間に振動する回数を振動数(単位Hz)といい、の関係にある。
波は1周期の間に1波長だけ進むので、波の速さは。を使うと、とも書ける。波長・周期・振動数のどれか2つがわかれば、残りと速さが決まる。
波のようすは2種類のグラフで表す。ある時刻の位置xと変位(新しいタブで開きます)yの関係を表すy-xグラフは波の形そのもので、波長や振幅が読み取れる。ある位置の時間tと変位yの関係を表すy-tグラフは1点の振動のようすで、周期や振幅が読み取れる。
例題:波長・振動数・速さの計算
例題1:波長2.0m、周期0.50sの波が伝わる速さは何m/sか。4.0m/s。
例題2:振動数2.0Hzの波が6.0m/sで伝わるとき、波長は何mか。より3.0m。
例題3:周期0.25sの波の振動数は何Hzか。4.0Hz。
なぜy-xグラフとy-tグラフは違う形になるのか
y-xグラフは、ある瞬間に媒質全体がどんな形をしているかを写した「スナップ写真」のようなものだ。横軸のxは場所なので、波長(山と山の距離)が直接読み取れる。
y-tグラフは、1つの場所に印をつけて、その点の変位が時間とともにどう変わるかを記録したグラフを指す。横軸のtは時間なので、周期(1回振動する時間)が読み取れる。
波全体は一定の速さvで進むが、媒質の各点は進まずその場で上下に振動しているだけだ。波の速さ(形が進む速さ)と、媒質の点が振動する速さは別の量であることに注意する。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/wave-representation/?from=print#quiz
波長2.0m、周期0.50sの波が伝わる速さは何m/sか。
答え:____________
正解:4
v=λ/T=2.0÷0.50=4.0m/s。振動数2.0Hzの波が6.0m/sで伝わっている。波長は何mか。
答え:____________
正解:3
v=fλより、λ=v/f=6.0÷2.0=3.0m。周期0.25sの波の振動数は何Hzか。
答え:____________
正解:4
f=1/T=1÷0.25=4.0Hz。波のy-xグラフとy-tグラフのちがいとして正しいものはどれか。
- ◯ どちらも同じグラフになる
- ◯ y-xグラフは波長、y-tグラフは周期が読める
- ◯ y-tグラフは波長、y-xグラフは周期が読める
- ◯ どちらも波長が読める
正解:y-xグラフは波長、y-tグラフは周期が読める
y-xグラフはある時刻の波形(横軸は位置)で波長が読める。y-tグラフは1点の振動のようす(横軸は時間)で周期が読める。
単元のポイント
- 波長λ 波が1回振動する間に進む距離
- 周期T 媒質の1点が1回振動するのにかかる時間
- 振動数f 1秒間に振動する回数。f=1/T、単位Hz
- 波の速さ v=λ/T=fλ