組合せ
ゾウ先生nPrを、並べ方の数(r!)で割ると、順番を考えないnCrになるよ。
30秒でつかむ
- 異なるn個からr個を順番を考えずに選ぶ方法の数がₙCᵣ。ₙCᵣ=ₙPᵣ÷r!で求める。
- r個選ぶ方法の数と、残りのn−r個を残す方法の数は同じなので、ₙCᵣ=ₙCₙ₋ᵣが成り立つ。
- 同じものを含むn個を1列に並べる方法の数は、同じものの個数の階乗(新しいタブで開きます)で割って求める。
詳しく
公式
異なる個から個を、順番を考えずに選ぶ方法の数をと書き、組合せという。では区別していた並び方を通りずつまとめる。だからになる。
個を選ぶことと、残りの個を選ばずに残すことは同じことだ。だからが成り立つ。
同じものがいくつか混ざった個を1列に並べる方法を同じものを含む順列という。同じものが個、個、個……とあるとき、並び方の重なりを割る。すると通りになる。
例題
例題:8人から3人の委員会を選ぶ方法は何通りか。
選ぶ3人の並び方は考えない。を考える。これを3人の並べ方通りずつでまとめる。答えは通りだ。
この56通りは、選ばれなかった残り5人を選ぶ方法の数とも一致する。
次に、A、A、A、B、B、Cの6文字を1列に並べる方法は何通りか。Aが3個、Bが2個、Cが1個ある。同じものを含む順列の公式にあてはめる。通りだ。
なぜそうなるか
なぜになるのか。選んだ個を並べる方法は通りあるが、組合せでは並べ方の違いを区別しない。同じ個の組は、の中に個ずつ重なって数えられている。その重なった数で割る。
になるのは、個を2グループに分けられるからだ。「選ぶ個」と「残す個」の2つに分ける。どちらから見ても、同じ1つの分け方だ。
格子の上を右にだけ・上にだけ進む最短経路の数も組合せで数えられる。全部の移動のうち、どの回を「右」にするかを選ぶ方法の数が、そのまま経路の総数になる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/combinations/?from=print#quiz
10人から4人の委員会を選ぶ方法は何通りか。
答え:____________
正解:210
10C4=10P4÷4!=(10×9×8×7)÷24=210通り。8C3と8C5の関係として正しいものはどれか。
- ◯ 8C3=8C5+1
- ◯ 8C3=2×8C5
- ◯ 8C3=8C5
- ◯ 関係はない
正解:8C3=8C5
8人から3人を選ぶことと、残りの5人を選ぶことは同じ分け方なので8C3=8C5。A、A、A、B、B、Cの6文字を1列に並べる方法は何通りか(同じ文字は区別しない)。
答え:____________
正解:60
6!=720通りのうち、Aどうし3!通り、Bどうし2!通りの並べ替えは区別しない。だから720÷(3!×2!)=720÷12=60通り。右に2回・上に3回だけ進んで最短距離で進む経路は何通りあるか。
答え:____________
正解:10
合計5回の移動のうち、どの2回を「右」にするかを選べばよいので5C2=10通り。
単元のポイント
- ₙCᵣ 異なるn個からr個を順番を考えずに選ぶ方法の数。ₙPᵣ÷r!で求める
- ₙCᵣ=ₙCₙ₋ᵣ r個選ぶことと、残りのn−r個を選ばずに残すことは同じなので成り立つ関係式
- 同じものを含む順列 同じものがいくつか混ざった全部でn個のものを1列に並べる方法の数。n!をそれぞれの個数の階乗で割って求める
- 最短経路の数え方 格子の上を右と上だけに進む最短経路の数は、進む順番の組合せとして数えられる