順列
ゾウ先生1冊目は何通り、2冊目は残りから何通り……と、積の法則をくり返し使えば公式になるよ。
30秒でつかむ
- 異なるn個からr個を選んで1列に並べる方法の数がₙPᵣ。ₙPᵣ=n×(n−1)×…×(n−r+1)で求める。
- n!はnから1までの整数をかけた数。0!=1と決める。円順列は(n−1)!通り。
- 重複を許してr個選んで並べる重複順列は、nのr乗通りになる。
詳しく
公式
異なる個のものから個を選んで1列に並べる方法の数をと書き、順列という。積の法則(新しいタブで開きます)をくり返し使うと、が求まる。それはという積だ。
とくにのとき、考えるのはだ。これはになる。この積をの階乗といいと書く。は特別にと決める。
異なる個を円形に並べる円順列は通り。重複を許して個選んで並べる重複順列は通りになる。
例題
例題:異なる5冊の本から3冊を選んで、本棚に1列に並べる方法は何通りか。
1冊目は5通り、2冊目は残り4冊から4通り、3冊目は残り3冊から3通り選べる。積の法則より通り。
次に、大人4人が円形のテーブルに座る方法は何通りか。円順列では、1人の位置を固定して残りの並べ方を考えればよいので通り。
最後に、0から9までの10種類の数字をくり返し使ってよいとき、4桁の暗証番号は何通り作れるか。重複順列の公式より、通りになる。
なぜそうなるか
なぜがこの式になるのか、順に確かめよう。1番目に選ぶ人の選び方は通り、2番目は1番目を除いた通り。……と続き、番目は通りになる。積の法則をくり返し使うと、この積になる。
円順列が通りになるのは、円形には「先頭」がないからだ。1人を固定して向きをそろえると、残りの人の並べ方(通り)だけが区別される。
重複順列が通りになるのは、個の枠それぞれに選び方があるからだ。前の枠と関係なく、毎回通り選べる。積の法則を回使うとになる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/permutations/?from=print#quiz
異なる6冊の本から3冊を選んで、本棚に1列に並べる方法は何通りか。
答え:____________
正解:120
6冊から3冊を選んで並べるので6P3=6×5×4=120通り。0!の値を求めよ。
答え:____________
正解:1
0!は特別に1と決める。0個のものを並べる方法は、何も並べない1通りと考える。こう決めておくと、階乗を使う式が端の場合でもそのまま使える。大人4人が円形のテーブルに座るとき、何通りの座り方があるか。
答え:____________
正解:6
円順列は1人を固定して残りを並べるので(4−1)!=3!=6通り。0から9までの10種類の数字を使って4桁の暗証番号を作るとき(同じ数字をくり返し使ってよい)、何通りできるか。
- ◯ 1×10⁴
- ◯ 4×10
- ◯ 10×4×9×8
- ◯ 10×9×8×7
正解:1×10⁴
くり返しを許す重複順列なので、4桁それぞれに10通りずつある。10⁴通り。
単元のポイント
- ₙPᵣ 異なるn個からr個を選んで1列に並べる方法の数。n×(n−1)×…×(n−r+1)通り
- 階乗 1からnまでの整数をすべてかけた数。n!と書き、0!=1と決める
- 円順列 異なるn個を円形に並べる方法の数。(n−1)!通り
- 重複順列 異なるn個から重複を許してr個を選んで並べる方法の数。nのr乗通り