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二次(にじ)関数(かんすう)のグラフと平行移動(へいこういどう)

ゾウ先生y=ax²のグラフが、形(かたち)を変(か)えずにどこへ動(うご)いたかを見抜(みぬ)く練習(れんしゅう)をしよう。

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  1. 中学(ちゅうがく)ではy=ax²のグラフ(新しいタブで開きます)だけを学(まな)んだが、高校(こうこう)ではy=ax²+bx+cの形(かたち)の二次(にじ)関数(かんすう)を考(かんが)える。
  2. y=ax²のグラフを平行移動(へいこういどう)すると、y=a(x−p)²+qの形(かたち)になり、頂点(ちょうてん)(p, q)・軸(じく)x=pがすぐわかる。
  3. aが正(せい)なら上(うえ)に開(ひら)き、負(ふ)なら下(した)に開(ひら)く。頂点(ちょうてん)の位置(いち)と開(ひら)く向(む)きで、グラフのだいたいの形(かたち)が決(き)まる。

詳しく

公式(こうしき)

中学校(ちゅうがっこう)ではy=ax2y=ax^2のグラフだけを学(まな)び、「二次(にじ)関数(かんすう)」という言葉(ことば)はまだ使(つか)っていなかった。高校(こうこう)では一般(いっぱん)の二次(にじ)関数(かんすう)y=ax2+bx+cy=ax^2+bx+c(aaは0でない)を扱(あつか)う。

y=ax2y=ax^2のグラフをxx方向(ほうこう)にpp、yy方向(ほうこう)にqqだけ平行移動(へいこういどう)する。するとy=a(x−p)2+qy=a(x−p)^2+qの形(かたち)だ。この形(かたち)を見(み)れば、グラフの位置(いち)がすぐにわかる。

y=a(x−p)2+qy=a(x−p)^2+qのグラフは、直線(ちょくせん)x=px=pを軸(じく)とし、点(てん)(p,q)(p, q)を頂点(ちょうてん)とする。a>0a>0なら上(うえ)に開(ひら)き、a<0a<0なら下(した)に開(ひら)く。

頂点(p, q)・軸x=pと、aの符号による開く向きAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):y=x2y=x^2のグラフを右(みぎ)に3、上(うえ)に2だけ平行移動(へいこういどう)すると、どんな式(しき)になるか。

右(みぎ)に3動(うご)かすのでxxをx−3x−3に置(お)き換(か)え、上(うえ)に2動(うご)かすので最後(さいご)に2を足(た)す。式(しき)はy=(x−3)2+2y=(x−3)^2+2になる。

この式(しき)の頂点(ちょうてん)は(3,2)\mathbf{(3, 2)}、軸(じく)は直線(ちょくせん)x=3\mathbf{x=3}。a=1>0a=1>0なので、グラフは上(うえ)に開(ひら)く。

y=x²を右に3・上に2平行移動した例Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

y=a(x−p)2+qy=a(x−p)^2+qでx=px=pを代入(だいにゅう)すると(x−p)2=0(x−p)^2=0になる。y=qy=qという一番(いちばん)シンプルな値(ね)になる。

a>0a>0のとき(x−p)2(x−p)^2は0以上(いじょう)の値(あたい)しかとらない。そのためyyはx=px=pのとき最小(さいしょう)になり、頂点(ちょうてん)がグラフの一番(いちばん)低(ひく)い点(てん)になる。

この性質(せいしつ)は、次(つぎ)のページで学(まな)ぶ二次(にじ)関数(かんすう)の最大値(さいだいち)(新しいタブで開きます)・最小値(さいしょうち)を求(もと)める考(かんが)え方(かた)の土台(どだい)になる。グラフの式(しき)を見(み)るだけで位置(いち)と形(かたち)がつかめるのが、平行移動(へいこういどう)の形(かたち)の利点(りてん)だ。

確認問題

問題 1 / 4y=2(x−3)²+5のグラフの頂点(ちょうてん)はどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/quadratic-function-graph-and-translation/?from=print#quiz

  1. y=2(x−3)²+5のグラフの頂点(ちょうてん)はどれか。

    • ◯ (3, −5)
    • ◯ (5, 3)
    • ◯ (3, 5)
    • ◯ (−3, 5)

    正解:(3, 5)
    y=a(x−p)²+qの頂点(ちょうてん)は(p, q)。p=3、q=5なので頂点(ちょうてん)は(3, 5)。

  2. y=x²を右(みぎ)に4、下(した)に1平行移動(へいこういどう)すると、y=(x−4)²+qの形(かたち)になる。qの値(あたい)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:-1
    右(みぎ)に4動(うご)かすのでxをx−4に置(お)き換(か)え、下(した)に1動(うご)かすので最後(さいご)に1を引(ひ)く。y=(x−4)²−1となり、q=−1。

  3. 二次(にじ)関数(かんすう)y=−3(x+2)²−4のグラフの軸(じく)と、開(ひら)く向(む)きを正(ただ)しく述(の)べたものはどれか。

    • ◯ 軸(じく)はx=4で、下(した)に開(ひら)く
    • ◯ 軸(じく)はx=2で、下(した)に開(ひら)く
    • ◯ 軸(じく)はx=−2で、上(うえ)に開(ひら)く
    • ◯ 軸(じく)はx=−2で、下(した)に開(ひら)く

    正解:軸はx=−2で、下に開く
    y=−3(x−(−2))²−4の形(かたち)なので軸(じく)はx=−2。a=−3<0なので下(した)に開(ひら)く。

  4. y=x²のグラフを平行移動(へいこういどう)して、頂点(ちょうてん)が(−2, 6)になるようにした。平行移動(へいこういどう)の向(む)きを正(ただ)しく述(の)べたものはどれか。

    • ◯ 右(みぎ)に2、下(した)に6
    • ◯ 左(ひだり)に2、上(うえ)に6
    • ◯ 左(ひだり)に2、下(した)に6
    • ◯ 右(みぎ)に2、上(うえ)に6

    正解:左に2、上に6
    頂点(ちょうてん)が(0, 0)から(−2, 6)へ動(うご)くので、xは−2(左(ひだり)に2)、yは+6(上(うえ)に6)動(うご)いている。

単元のポイント

  • 二次(にじ)関数(かんすう) y=ax²+bx+c(aは0でない)の形(かたち)で表(あらわ)される関数(かんすう)
  • 頂点(ちょうてん) y=a(x−p)²+qのグラフの点(てん)(p, q)。グラフの一番(いちばん)高(たか)いか低(ひく)い点(てん)
  • 軸(じく) 頂点(ちょうてん)を通(とお)り、グラフを左右(さゆう)対称(たいしょう)に分(わ)ける直線(ちょくせん)x=p
  • 平行移動(へいこういどう) グラフの形(かたち)を変(か)えずに、位置(いち)だけをx方向(ほうこう)・y方向(ほうこう)にずらすこと
問題を解く
単元のポイント
  • 二次(にじ)関数(かんすう) y=ax²+bx+c(aは0でない)の形(かたち)で表(あらわ)される関数(かんすう)
  • 頂点(ちょうてん) y=a(x−p)²+qのグラフの点(てん)(p, q)。グラフの一番(いちばん)高(たか)いか低(ひく)い点(てん)
  • 軸(じく) 頂点(ちょうてん)を通(とお)り、グラフを左右(さゆう)対称(たいしょう)に分(わ)ける直線(ちょくせん)x=p
  • 平行移動(へいこういどう) グラフの形(かたち)を変(か)えずに、位置(いち)だけをx方向(ほうこう)・y方向(ほうこう)にずらすこと