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等比(とうひ)数列(すうれつ)

ゾウ先生和(わ)の公式(こうしき)を忘(わす)れても、公(こう)比(ひ)を掛(か)けてずらして引(ひ)けば、いつでも作(つく)り直(なお)せるよ。

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  1. となり合(あ)う項(こう)の比(ひ)が一定(いってい)の数列(すうれつ)を等比(とうひ)数列(すうれつ)、その比(ひ)を公(こう)比(ひ)という。初(はつ)項(こう)a・公(こう)比(ひ)rなら一般項(いっぱんこう)はaₙ=arⁿ⁻¹。
  2. 初(はつ)項(こう)から第(だい)n項(こう)までの和(わ)は、r≠1のときSₙ=a(rⁿ−1)/(r−1)。r=1のときはnaになる。
  3. 和(わ)の公式(こうしき)は、Sに公(こう)比(ひ)を掛(か)けたrSを1つずらして並(なら)べ、rS−Sを計算(けいさん)すると導(みちび)ける。

詳しく

公式(こうしき)

3, 6, 12, 24, …のように、となり合(あ)う項(こう)の比(ひ)が一定(いってい)の数列(すうれつ)を等比(とうひ)数列(すうれつ)という。その比(ひ)を公(こう)比(ひ)といい、この例(れい)は初(はつ)項(こう)3、公(こう)比(ひ)2になる。

初(はつ)項(こう)a、公(こう)比(ひ)rの等比(とうひ)数列(すうれつ)の第(だい)n項(こう)は、初(はつ)項(こう)に公(こう)比(ひ)を(n−1)回(かい)掛(か)けたものだ。一般項(いっぱんこう)はan=arn−1a_n=ar^{n-1}と表(あらわ)せる。

初(はつ)項(こう)から第(だい)n項(こう)までの和(わ)は、r≠1のときSn=a(rn−1)r−1S_n=\frac{a(r^n-1)}{r-1}で求(もと)められる。r=1ならどの項(こう)もaなので、和(わ)はnaになる。

初項3、公比2の等比数列Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):初(はつ)項(こう)3、公(こう)比(ひ)2の等比(とうひ)数列(すうれつ)の第(だい)6項(こう)と、初(はつ)項(こう)から第(だい)6項(こう)までの和(わ)を求(もと)めよ。

第(だい)6項(こう)は、初(はつ)項(こう)3に公(こう)比(ひ)2を5回(かい)掛(か)けた数(かず)だ。a6=3×25=96a_6=3\times2^{5}=96になる。

和(わ)は公式(こうしき)にa=3、r=2、n=6を入(い)れて、S6=3(26−1)2−1=189S_6=\frac{3(2^6-1)}{2-1}=189と求(もと)まる。3+6+12+24+48+96を順(じゅん)に足(た)しても、同(おな)じ189になる。

なぜそうなるか

和(わ)の公式(こうしき)は、和(わ)をSとして、Sに公(こう)比(ひ)を掛(か)けてずらして引(ひ)くと導(みちび)ける。初(はつ)項(こう)3、公(こう)比(ひ)2の6項(こう)で確(たし)かめよう。

S=3+6+12+24+48+96とおき、両辺(りょうへん)に2を掛(か)けてみよう。すると2S=6+12+24+48+96+192という式(しき)ができる。

2つの式(しき)を、同(おな)じ数(かず)が上下(じょうげ)にそろうよう1つずらして並(なら)べる。6から96までは共通(きょうつう)なので、2S−Sを計算(けいさん)すると消(き)えて、残(のこ)るのは192−3だけだ。

よってS=189と求(もと)まる。一般(いっぱん)にもrSₙ−Sₙ=arⁿ−aになり、両辺(りょうへん)をr−1で割(わ)れば公式(こうしき)が出(で)てくる。各項(かくこう)に公(こう)比(ひ)を掛(か)けると、同(おな)じ項(こう)を一部(いちぶ)にもつ数列(すうれつ)ができることがポイントだ。

2S−Sで共通の項が消えるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4初(はつ)項(こう)2、公(こう)比(ひ)3の等比(とうひ)数列(すうれつ)の第(だい)5項(こう)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/geometric-sequences/?from=print#quiz

  1. 初(はつ)項(こう)2、公(こう)比(ひ)3の等比(とうひ)数列(すうれつ)の第(だい)5項(こう)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:162
    一般項(いっぱんこう)aₙ=arⁿ⁻¹にa=2、r=3、n=5を入(い)れる。a₅=2×3⁴=2×81=162。

  2. 初(はつ)項(こう)1、公(こう)比(ひ)2の等比(とうひ)数列(すうれつ)の、初(はつ)項(こう)から第(だい)8項(こう)までの和(わ)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:255
    和(わ)の公式(こうしき)Sₙ=a(rⁿ−1)/(r−1)にa=1、r=2、n=8を入(い)れる。S₈=(256−1)/1=255。

  3. 公(こう)比(ひ)が実数(じっすう)(新しいタブで開きます)の等比(とうひ)数列(すうれつ)で、第(だい)2項(こう)が6、第(だい)5項(こう)が162のとき、公(こう)比(ひ)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:3
    第(だい)2項(こう)から第(だい)5項(こう)までに公(こう)比(ひ)を3回(かい)掛(か)けるので、r³=162÷6=27。実数(じっすう)(新しいタブで開きます)ではr=3。

  4. 等比(とうひ)数列(すうれつ)の和(わ)の公式(こうしき)を導(みちび)くとき、和(わ)をSとし、Sに公(こう)比(ひ)rを掛(か)けたrSからSを引(ひ)くのはなぜか。

    • ◯ 初(はつ)項(こう)が0になるから
    • ◯ 項(こう)の数(かず)が2倍(ばい)になるから
    • ◯ 共通(きょうつう)する項(こう)が消(き)えて、最初(さいしょ)と最後(さいご)の項(こう)だけが残(のこ)るから
    • ◯ 公(こう)比(ひ)rが掛(か)け算(ざん)で消(き)えるから

    正解:共通する項が消えて、最初と最後の項だけが残るから
    rSはSの各項(かくこう)を1つずつ後(うし)ろへずらした形(かたち)になる。上下(じょうげ)で同(おな)じ項(こう)は引(ひ)くと消(き)え、arⁿとaだけが残(のこ)る。項数(こうすう)や初(はつ)項(こう)が変(か)わるわけではない。

単元のポイント

  • 等比(とうひ)数列(すうれつ) となり合(あ)う項(こう)の比(ひ)が一定(いってい)の数列(すうれつ)
  • 公(こう)比(ひ) 等比(とうひ)数列(すうれつ)で、前(まえ)の項(こう)に掛(か)ける一定(いってい)の数(かず)。文字(もじ)rで表(あらわ)すことが多(おお)い
  • rS−S 共通(きょうつう)の項(こう)が消(き)えて、最後(さいご)と最初(さいしょ)の項(こう)だけが残(のこ)る
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単元のポイント
  • 等比(とうひ)数列(すうれつ) となり合(あ)う項(こう)の比(ひ)が一定(いってい)の数列(すうれつ)
  • 公(こう)比(ひ) 等比(とうひ)数列(すうれつ)で、前(まえ)の項(こう)に掛(か)ける一定(いってい)の数(かず)。文字(もじ)rで表(あらわ)すことが多(おお)い
  • rS−S 共通(きょうつう)の項(こう)が消(き)えて、最後(さいご)と最初(さいしょ)の項(こう)だけが残(のこ)る