整式の割り算と分数式
ゾウ先生整式の割り算も、158÷12の筆算と同じ手順で計算できるよ。
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- 整式Aを整式Bで割ると、商Qと余りRが決まり、A=BQ+R(Rの次数はBの次数より小さい)と表せる。
- 整式の除法は、整数の筆算158÷12=13あまり2と同じ手順で計算できる。
- 分数式は整式を分子・分母とする分数。約分や通分をしてから加減乗除する。
詳しく
公式
数の割り算では、158÷12のように商と余りが決まり、158=12×13+2と表せた。整式の割り算でも、同じ考え方を使う。
整式Aを整式Bで割ったときの商をQ、余りをRとすると、という関係が成り立つ。ただし余りRの次数は、割る式Bの次数より必ず小さくなる。
たとえば、x²+5x+8をx+2で割ると、下の図のように商はx+3、余りは2になる。
例題
例題:x²+5x+8をx+2で割った商と余りを求めよ。
158÷12の筆算と同じ手順で、最高次の項どうしをそろえながら引き算をくり返す。x²÷x=xなので、まず(x+2)×xを引く。
x²+5x+8−(x²+2x)=3x+8。次に3x÷x=3なので、(x+2)×3を引くと3x+8−(3x+6)=2。これ以上は次数が下がらないので、余りが2に決まる。
商はx+3、余りは2。と確かめられる。
なぜそうなるか
分数式の計算も、数の分数と同じ考え方を使う。約分は分子と分母を共通因数(新しいタブで開きます)で割ること、通分は分母をそろえることだ。
たとえばは、分子をx²−4=(x+2)(x−2)と因数分解すると、(x≠−2)に約分できる。
分数式の加減は、数の分数と同じく通分してから分子をたし引きする。ここでは、分母の次数が二次程度までの計算を練習する。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/polynomial-division-and-fractions/?from=print#quiz
x²+7x+10をx+2で割ったときの商を求めよ。
- ◯ x+2
- ◯ x+7
- ◯ x−5
- ◯ x+5
正解:x+5
x²+7x+10は(x+2)(x+5)に等しいので、x+2で割ると商はx+5、余りは0になる。x³+2x+5をx+1で割ったときの余りを求めよ。
答え:____________
正解:2
最高次からそろえて引き算をくり返すと、x³+2x+5=(x+1)(x²−x+3)+2となり、余りは2。分数式 (x²−9)/(x−3) を約分してから、x=5のときの値を求めよ。
答え:____________
正解:8
x²−9=(x+3)(x−3)なので、(x²−9)/(x−3)=x+3(x≠3)に約分できる。x=5のとき5+3=8。分数式 (x²+2x)/x を約分した結果はどれか(x≠0)。
- ◯ x+2
- ◯ x
- ◯ x²+2
- ◯ 2
正解:x+2
x²+2x=x(x+2)なので、(x²+2x)/x=x+2(x≠0)に約分できる。分子の一部だけを消す2つ目・3つ目・4つ目は誤り。
単元のポイント
- 整式の除法 整式Aを整式Bで割って、商Qと余りRを求めること
- A=BQ+R 割られる式・割る式・商・余りの関係。Rの次数はBの次数より小さい
- 分数式 整式を分母とする分数の形の式。約分・通分をしてから計算する