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命題(めいだい)と条件(じょうけん)

ゾウ先生反例(はんれい)が1つでも見(み)つかれば、その命題(めいだい)は偽(ぎ)だと言(い)えるよ。

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  1. 正(ただ)しいか正(ただ)しくないかが決(き)まる文(ぶん)を命題(めいだい)という。正(ただ)しくない例(れい)を1つ示(しめ)せば、その命題(めいだい)は偽(ぎ)だとわかる。
  2. 「p→q」でqがpの必要(ひつよう)条件(じょうけん)、pがqの十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)。両方(りょうほう)成(な)り立(た)てば必要(ひつよう)十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)という。
  3. 命題(めいだい)「p→q」の対偶(たいぐう)は「qでなければpでない」で、元(もと)の命題(めいだい)と真偽(しんぎ)が一致(いっち)する。対偶(たいぐう)や背理法(はいりほう)で証明(しょうめい)できる。

詳しく

公式(こうしき)

正(ただ)しいか正(ただ)しくないかが決(き)まる文(ぶん)を命題(めいだい)という。正(ただ)しければ真(ま)、正(ただ)しくなければ偽(ぎ)で、反例(はんれい)が1つでも見(み)つかれば偽(ぎ)だとわかる。

命題(めいだい)「p→qp\rightarrow q」が真(しん)のとき、qqはppの必要(ひつよう)条件(じょうけん)という。ppはqqの十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)という。両方(りょうほう)成(な)り立(た)てば必要(ひつよう)十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)。たとえば「x=3x=3」は「x2=9x^2=9」の十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)だが必要(ひつよう)条件(じょうけん)ではない。x=−3x=-3でもx2=9x^2=9になるからだ。

命題(めいだい)「p→qp\rightarrow q」に対(たい)し、逆(ぎゃく)は「q→pq\rightarrow p」。裏(うら)は「p‾→q‾\overline{p}\rightarrow\overline{q}」。対偶(たいぐう)は「q‾→p‾\overline{q}\rightarrow\overline{p}」。対偶(たいぐう)は元(もと)の命題(めいだい)と真偽(しんぎ)が一致(いっち)する。

逆・裏・対偶の関係Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):命題(めいだい)「x>2x>2ならばx>0x>0である」の真偽(しんぎ)を、集合(しゅうごう)で確(たし)かめよう。

A={x∣x>2}A=\{x\mid x>2\}、B={x∣x>0}B=\{x\mid x>0\}とする。数直線上(すうちょくせんじょう)でA⊂BA\subset Bになっている。命題(めいだい)は真(しん)で、x>0x>0はx>2x>2の必要(ひつよう)条件(じょうけん)になる。

例題(れいだい):整数(せいすう)nnについて、「n2n^2が偶数(ぐうすう)ならばnnは偶数(ぐうすう)である」を対偶(たいぐう)を利用(りよう)して証明(しょうめい)しよう。対偶(たいぐう)は「nnが奇数(きすう)ならばn2n^2は奇数(きすう)である」。

nnが奇数(きすう)なら、整数(せいすう)kkを使(つか)ってn=2k+1n=2k+1と書(か)ける。n2=4k2+4k+1=2(2k2+2k)+1n^2=4k^2+4k+1=2(2k^2+2k)+1なので、n2n^2も奇数(きすう)になる。対偶(たいぐう)が真(しん)だから、もとの命題(めいだい)も真(しん)だといえる。

集合の包含関係で確かめる必要条件・十分条件Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

対偶(たいぐう)を利用(りよう)した証明(しょうめい)が成(な)り立(た)つのは、命題(めいだい)と対偶(たいぐう)の真偽(しんぎ)が必(かなら)ず一致(いっち)するからだ。命題(めいだい)が真(しん)なら対偶(たいぐう)も真(しん)、命題(めいだい)が偽(ぎ)なら対偶(たいぐう)も偽(ぎ)になる。

直接(ちょくせつ)証明(しょうめい)しにくい命題(めいだい)でも、対偶(たいぐう)の形(かたち)にすると仮定(かてい)が扱(あつか)いやすくなることがある。

背理法(はいりほう)は、結論(けつろん)が成(な)り立(た)たないと仮定(かてい)して矛盾(むじゅん)を導(みちび)き、もとの結論(けつろん)が正(ただ)しいと示(しめ)す方法(ほうほう)。2\sqrt{2}が無理数(むりすう)であることなどの証明(しょうめい)に使(つか)われる。

確認問題

問題 1 / 4命題(めいだい)「xが2の倍数(ばいすう)ならばxは4の倍数(ばいすう)である」の反例(はんれい)として正(ただ)しいxはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/propositions-and-conditions/?from=print#quiz

  1. 命題(めいだい)「xが2の倍数(ばいすう)ならばxは4の倍数(ばいすう)である」の反例(はんれい)として正(ただ)しいxはどれか。

    • ◯ x=4
    • ◯ x=1
    • ◯ x=8
    • ◯ x=2

    正解:x=2
    x=2は2の倍数(ばいすう)だが4の倍数(ばいすう)ではないので、この命題(めいだい)の反例(はんれい)になる。x=4,8は4の倍数(ばいすう)、x=1は2の倍数(ばいすう)でないので反例(はんれい)にならない。

  2. xが実数(じっすう)(新しいタブで開きます)のとき、「x=3」は「x²=9」の何条件(なんじょうけん)か。

    • ◯ 必要(ひつよう)十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)である
    • ◯ 十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)であるが必要(ひつよう)条件(じょうけん)ではない
    • ◯ 必要(ひつよう)条件(じょうけん)であるが十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)ではない
    • ◯ 必要(ひつよう)条件(じょうけん)でも十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)でもない

    正解:十分条件であるが必要条件ではない
    x=3ならx²=9は必(かなら)ず成(な)り立(た)つ(十分(じゅうぶん))が、x²=9でもx=−3の場合(ばあい)があるのでx=3とは限(かぎ)らない(必要(ひつよう)ではない)。

  3. 命題(めいだい)「p→q」の対偶(たいぐう)はどれか。

    • ◯ q→pでない
    • ◯ pでない→qでない
    • ◯ qでない→pでない
    • ◯ q→p

    正解:qでない→pでない
    対偶(たいぐう)は、結論(けつろん)を否定(ひてい)したものを仮定(かてい)にし、仮定(かてい)を否定(ひてい)したものを結論(けつろん)にする「qでない→pでない」。

  4. √2が無理数(むりすう)であることを背理法(はいりほう)で証明(しょうめい)するとき、最初(さいしょ)に仮定(かてい)することはどれか。

    • ◯ √2は整数(せいすう)であるとする
    • ◯ √2は有理数(ゆうりすう)であるとする
    • ◯ √2は無理数(むりすう)であるとする
    • ◯ √2は0であるとする

    正解:√2は有理数であるとする
    背理法(はいりほう)では、示(しめ)したい結論(けつろん)「√2は無理数(むりすう)」を否定(ひてい)した「√2は有理数(ゆうりすう)である」をまず仮定(かてい)し、矛盾(むじゅん)を導(みちび)く。

単元のポイント

  • 命題(めいだい) 正(ただ)しいか正(ただ)しくないかが決(き)まる文(ぶん)
  • 反例(はんれい) 命題(めいだい)が正(ただ)しくないことを示(しめ)す、1つの具体(ぐたい)例(れい)
  • 必要(ひつよう)条件(じょうけん)・十分(じゅうぶん)条件(じょうけん) p→qのとき、qはpの必要(ひつよう)条件(じょうけん)、pはqの十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)
  • 逆(ぎゃく)・裏(うら)・対偶(たいぐう) p→qに対(たい)し、逆(ぎゃく)はq→p、裏(うら)はpでない→qでない、対偶(たいぐう)はqでない→pでない
  • 背理法(はいりほう) 結論(けつろん)を否定(ひてい)して仮定(かてい)すると矛盾(むじゅん)が起(お)こることを示(しめ)し、もとの結論(けつろん)が正(ただ)しいと証明(しょうめい)する方法(ほうほう)
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単元のポイント
  • 命題(めいだい) 正(ただ)しいか正(ただ)しくないかが決(き)まる文(ぶん)
  • 反例(はんれい) 命題(めいだい)が正(ただ)しくないことを示(しめ)す、1つの具体(ぐたい)例(れい)
  • 必要(ひつよう)条件(じょうけん)・十分(じゅうぶん)条件(じょうけん) p→qのとき、qはpの必要(ひつよう)条件(じょうけん)、pはqの十分(じゅうぶん)条件(じょうけん)
  • 逆(ぎゃく)・裏(うら)・対偶(たいぐう) p→qに対(たい)し、逆(ぎゃく)はq→p、裏(うら)はpでない→qでない、対偶(たいぐう)はqでない→pでない
  • 背理法(はいりほう) 結論(けつろん)を否定(ひてい)して仮定(かてい)すると矛盾(むじゅん)が起(お)こることを示(しめ)し、もとの結論(けつろん)が正(ただ)しいと証明(しょうめい)する方法(ほうほう)