命題と条件
ゾウ先生反例が1つでも見つかれば、その命題は偽だと言えるよ。
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- 正しいか正しくないかが決まる文を命題という。正しくない例を1つ示せば、その命題は偽だとわかる。
- 「p→q」でqがpの必要条件、pがqの十分条件。両方成り立てば必要十分条件という。
- 命題「p→q」の対偶は「qでなければpでない」で、元の命題と真偽が一致する。対偶や背理法で証明できる。
詳しく
公式
正しいか正しくないかが決まる文を命題という。正しければ真、正しくなければ偽で、反例が1つでも見つかれば偽だとわかる。
命題「」が真のとき、はの必要条件という。はの十分条件という。両方成り立てば必要十分条件。たとえば「」は「」の十分条件だが必要条件ではない。でもになるからだ。
命題「」に対し、逆は「」。裏は「」。対偶は「」。対偶は元の命題と真偽が一致する。
例題
例題:命題「ならばである」の真偽を、集合で確かめよう。
、とする。数直線上でになっている。命題は真で、はの必要条件になる。
例題:整数について、「が偶数ならばは偶数である」を対偶を利用して証明しよう。対偶は「が奇数ならばは奇数である」。
が奇数なら、整数を使ってと書ける。なので、も奇数になる。対偶が真だから、もとの命題も真だといえる。
なぜそうなるか
対偶を利用した証明が成り立つのは、命題と対偶の真偽が必ず一致するからだ。命題が真なら対偶も真、命題が偽なら対偶も偽になる。
直接証明しにくい命題でも、対偶の形にすると仮定が扱いやすくなることがある。
背理法は、結論が成り立たないと仮定して矛盾を導き、もとの結論が正しいと示す方法。が無理数であることなどの証明に使われる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/propositions-and-conditions/?from=print#quiz
命題「xが2の倍数ならばxは4の倍数である」の反例として正しいxはどれか。
- ◯ x=4
- ◯ x=1
- ◯ x=8
- ◯ x=2
正解:x=2
x=2は2の倍数だが4の倍数ではないので、この命題の反例になる。x=4,8は4の倍数、x=1は2の倍数でないので反例にならない。xが実数(新しいタブで開きます)のとき、「x=3」は「x²=9」の何条件か。
- ◯ 必要十分条件である
- ◯ 十分条件であるが必要条件ではない
- ◯ 必要条件であるが十分条件ではない
- ◯ 必要条件でも十分条件でもない
正解:十分条件であるが必要条件ではない
x=3ならx²=9は必ず成り立つ(十分)が、x²=9でもx=−3の場合があるのでx=3とは限らない(必要ではない)。命題「p→q」の対偶はどれか。
- ◯ q→pでない
- ◯ pでない→qでない
- ◯ qでない→pでない
- ◯ q→p
正解:qでない→pでない
対偶は、結論を否定したものを仮定にし、仮定を否定したものを結論にする「qでない→pでない」。√2が無理数であることを背理法で証明するとき、最初に仮定することはどれか。
- ◯ √2は整数であるとする
- ◯ √2は有理数であるとする
- ◯ √2は無理数であるとする
- ◯ √2は0であるとする
正解:√2は有理数であるとする
背理法では、示したい結論「√2は無理数」を否定した「√2は有理数である」をまず仮定し、矛盾を導く。
単元のポイント
- 命題 正しいか正しくないかが決まる文
- 反例 命題が正しくないことを示す、1つの具体例
- 必要条件・十分条件 p→qのとき、qはpの必要条件、pはqの十分条件
- 逆・裏・対偶 p→qに対し、逆はq→p、裏はpでない→qでない、対偶はqでない→pでない
- 背理法 結論を否定して仮定すると矛盾が起こることを示し、もとの結論が正しいと証明する方法