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一般角(いっぱんかく)の三角関数(さんかくかんすう)

ゾウ先生象限(しょうげん)が変(か)わると符号(ふごう)がどう動(うご)くか、単位(たんい)円(えん)の図(ず)を自分(じぶん)の手(て)で描(えが)いて確(たし)かめよう。

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  1. 一般角(いっぱんかく)θの正弦(せいげん)(新しいタブで開きます)・余弦(よげん)・正接(せいせつ)は、円周上(えんしゅうじょう)の点(てん)P(x, y)を使(つか)ってsinθ=y/r、cosθ=x/r、tanθ=y/xと定義(ていぎ)する。
  2. 単位(たんい)円(えん)(r=1)で考(かんが)えると、cosθがx座標(ざひょう)、sinθがy座標(ざひょう)にそのまま一致(いっち)する。
  3. sin²θ+cos²θ=1、1+tan²θ=1/cos²θなど、三角比(さんかくひ)のときの相互(そうご)関係(かんけい)は一般角(いっぱんかく)でも成(な)り立(た)つ。

詳しく

公式(こうしき)

x軸(じく)の正(せい)の向(む)きを始線(しせん)として、角θ(かくしーた)の動(どう)径(けい)と、原点(げんてん)Oを中心(ちゅうしん)とする半径(はんけい)rの円(えん)との交点(こうてん)をP(x, y)とする。数学(すうがく)Ⅰで学(まな)んだ正弦(せいげん)・余弦(よげん)・正接(せいせつ)を、この座標(ざひょう)を使(つか)って一般角(いっぱんかく)まで拡張(かくちょう)しよう。

一般角(いっぱんかく)θの正弦(せいげん)・余弦(よげん)・正接(せいせつ)を、sin⁡θ=yr\mathbf{\sin\theta=\dfrac{y}{r}}、cos⁡θ=xr\mathbf{\cos\theta=\dfrac{x}{r}}、tan⁡θ=yx\mathbf{\tan\theta=\dfrac{y}{x}}(x≠0)で定義(ていぎ)する。rの大(おお)きさを変(か)えても値(あたい)は変(か)わらないので、r=1の単位(たんい)円(えん)で考(かんが)えるのが基本(きほん)だ。このとき、cosθがx座標(ざひょう)、sinθがy座標(ざひょう)にそのまま一致(いっち)する。

θが0°〜180°のときは、数学(すうがく)Ⅰの三角比(さんかくひ)と同(おな)じ値(あたい)になる。たとえばθ=150°なら、単位(たんい)円上(えんじょう)の点(てん)は(−32,12)\left(-\dfrac{\sqrt3}{2}, \dfrac{1}{2}\right)なのでsin⁡150°=12\sin150°=\dfrac{1}{2}、cos⁡150°=−32\cos150°=-\dfrac{\sqrt3}{2}になり、三角比(さんかくひ)のときの値(あたい)と一致(いっち)する。

x、yの符号(ふごう)は象限(しょうげん)によって変(か)わるので、sinθ・cosθ・tanθの符号(ふごう)も象限(しょうげん)ごとに違(ちが)う。第(だい)1象限(しょうげん)はすべて正(せい)、第(だい)2象限(しょうげん)はsinθだけ正(せい)、第(だい)3象限(しょうげん)はtanθだけ正(せい)、第(だい)4象限(しょうげん)はcosθだけ正(せい)になる。

単位円上の点P(cosθ, sinθ)でsinθ・cosθを定義するAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):θ=210°のとき、sinθ、cosθ、tanθの値(あたい)を求(もと)めよ。

210°は第(だい)3象限(しょうげん)の角(かく)で、210°=180°+30°である。単位(たんい)円上(えんじょう)でこの位置(いち)の点(てん)は(−32,−12)\left(-\dfrac{\sqrt3}{2}, -\dfrac{1}{2}\right)になる。

よってsin⁡210°=−12\mathbf{\sin210°=-\dfrac{1}{2}}、cos⁡210°=−32\mathbf{\cos210°=-\dfrac{\sqrt3}{2}}、tan⁡210°=33\mathbf{\tan210°=\dfrac{\sqrt3}{3}}。

第(だい)3象限(しょうげん)はsinθ・cosθがどちらも負(ふ)でtanθは正(せい)になるという、さきほど確認(かくにん)した符号(ふごう)のルールにも合(あ)っている。

なぜそうなるか

一般角(いっぱんかく)でも、三角比(さんかくひ)のときに学(まな)んだ相互(そうご)関係(かんけい)が成(な)り立(た)つことを確(たし)かめよう。

点(てん)P(x, y)が半径(はんけい)rの円周上(えんしゅうじょう)にあるとき、x2+y2=r2x^2+y^2=r^2が成(な)り立(た)つ。両辺(りょうへん)をr2r^2で割(わ)ると(xr)2+(yr)2=1\left(\dfrac{x}{r}\right)^2+\left(\dfrac{y}{r}\right)^2=1となり、sin⁡2θ+cos⁡2θ=1\mathbf{\sin^2\theta+\cos^2\theta=1}が一般角(いっぱんかく)でも成(な)り立(た)つ。

tan⁡θ=sin⁡θcos⁡θ\tan\theta=\dfrac{\sin\theta}{\cos\theta}は定義(ていぎ)どおりの関係(かんけい)で、これとsin⁡2θ+cos⁡2θ=1\sin^2\theta+\cos^2\theta=1の両辺(りょうへん)をcos⁡2θ\cos^2\thetaで割(わ)ると1+tan⁡2θ=1cos⁡2θ\mathbf{1+\tan^2\theta=\dfrac{1}{\cos^2\theta}}が導(みちび)ける。

単位(たんい)円(えん)で角θ(かくしーた)の点(てん)と角(かく)−θの点(てん)はx軸(じく)について線対称(せんたいしょう)なのでsin⁡(−θ)=−sin⁡θ\sin(-\theta)=-\sin\theta、cos⁡(−θ)=cos⁡θ\cos(-\theta)=\cos\thetaになる。角θ(かくしーた)+πの点(てん)は原点(げんてん)について点(てん)対称(たいしょう)の位置(いち)にあるのでsin⁡(θ+π)=−sin⁡θ\sin(\theta+\pi)=-\sin\theta、cos⁡(θ+π)=−cos⁡θ\cos(\theta+\pi)=-\cos\thetaになる。1回転(かいてん)するごとに同(おな)じ点(てん)に戻(もど)るので、sin⁡(θ+2nπ)=sin⁡θ\sin(\theta+2n\pi)=\sin\theta、cos⁡(θ+2nπ)=cos⁡θ\cos(\theta+2n\pi)=\cos\theta(nは整数(せいすう))も成(な)り立(た)つ。

θ・−θ・θ+πの点の対称性Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4θ=120°のとき、sinθ、cosθ、tanθの値(あたい)の組(く)み合(あ)わせとして正(ただ)しいものはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/trigonometric-functions-of-general-angles/?from=print#quiz

  1. θ=120°のとき、sinθ、cosθ、tanθの値(あたい)の組(く)み合(あ)わせとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ sinθ=1/2、cosθ=−√3/2、tanθ=−√3/3
    • ◯ sinθ=−√3/2、cosθ=−1/2、tanθ=√3
    • ◯ sinθ=√3/2、cosθ=−1/2、tanθ=−√3
    • ◯ sinθ=√3/2、cosθ=1/2、tanθ=√3

    正解:sinθ=√3/2、cosθ=−1/2、tanθ=−√3
    120°=180°-60°なので、単位(たんい)円上(えんじょう)の点(てん)は(−1/2, √3/2)。sin120°=√3/2、cos120°=−1/2、tan120°=(√3/2)÷(−1/2)=−√3。2つ目(め)は150°、3つ目(め)は60°、4つ目(め)は240°の値(あたい)になっている。

  2. θ=300°のとき、cosθの値(あたい)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:1/2
    300°=360°-60°で、cos(新しいタブで開きます)(−θ)=cosθの関係(かんけい)からcos300°=cos(−60°)=cos60°=1/2。

  3. θ=135°のとき、sinθの値(あたい)はどれか。

    • ◯ −√2/2
    • ◯ √2/2
    • ◯ −1/2
    • ◯ 1/2

    正解:√2/2
    135°=180°-45°なので、単位(たんい)円上(えんじょう)の点(てん)は(−√2/2, √2/2)。sin135°=√2/2。第(だい)2象限(しょうげん)なのでsinθは正(せい)になる。

  4. sinθ=3/5(θは第(だい)2象限(しょうげん)の角(かく))のとき、cosθの値(あたい)はどれか。

    • ◯ −4/5
    • ◯ −3/5
    • ◯ 4/5
    • ◯ 3/5

    正解:−4/5
    sin²θ+cos²θ=1より、cos²θ=1-9/25=16/25、cosθ=±4/5。第(だい)2象限(しょうげん)はcosθが負(ふ)なので、cosθ=−4/5。

単元のポイント

  • 一般角(いっぱんかく)の正弦(せいげん)・余弦(よげん)・正接(せいせつ) 円周上(えんしゅうじょう)の点(てん)P(x,y)を使(つか)い、sinθ=y/r、cosθ=x/r、tanθ=y/xで定義(ていぎ)する
  • 単位(たんい)円(えん) 半径(はんけい)1の円(えん)。cosθ=x座標(ざひょう)、sinθ=y座標(ざひょう)にそのまま一致(いっち)する
  • 象限(しょうげん)による符号(ふごう) 点(てん)Pがある象限(しょうげん)によって、sinθ・cosθ・tanθの符号(ふごう)が決(き)まる
問題を解く
単元のポイント
  • 一般角(いっぱんかく)の正弦(せいげん)・余弦(よげん)・正接(せいせつ) 円周上(えんしゅうじょう)の点(てん)P(x,y)を使(つか)い、sinθ=y/r、cosθ=x/r、tanθ=y/xで定義(ていぎ)する
  • 単位(たんい)円(えん) 半径(はんけい)1の円(えん)。cosθ=x座標(ざひょう)、sinθ=y座標(ざひょう)にそのまま一致(いっち)する
  • 象限(しょうげん)による符号(ふごう) 点(てん)Pがある象限(しょうげん)によって、sinθ・cosθ・tanθの符号(ふごう)が決(き)まる