分散と標準偏差
ゾウ先生7,9,10,11,13の偏差は−3,−1,0,1,3。2乗して平均すれば分散が求まるよ。
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- 各値と平均値(新しいタブで開きます)との差を偏差という。偏差の2乗の平均が分散、分散の平方根(新しいタブで開きます)が標準偏差で、どちらもデータの散らばりを表す。
- 分散は、各値の2乗の平均から平均値の2乗を引いても求められる。偏差を1つずつ計算する手間が減る方法だ。
- 分散や標準偏差が大きいほどデータは平均値から散らばっている。小さいほど、データは平均値の近くに集まっている。
詳しく
公式
データの各値から平均値を引いた差を偏差という。偏差を2乗した値の平均が分散だ。
分散の正の平方根が標準偏差。データの個数をとすると、分散は偏差の2乗の合計をで割った値になる。
分散は、各値の2乗の平均から平均値の2乗を引いても求められる。偏差を1つずつ計算する手間が減る方法だ。
例題
例題:7,9,10,11,13の5つの値の分散と標準偏差を求めよう。平均値はで、まずこの平均値からの偏差を出す。
偏差はそれぞれ。2乗するとで、合計は。これを個数5で割り、分散はと求められる。
標準偏差は分散の平方根なので。別の求め方でも確かめよう。2乗の平均は。そこから平均の2乗を引くとで一致する。
なぜそうなるか
偏差をそのまま平均すると、正の偏差と負の偏差が打ち消し合って必ず0になり、散らばりを表せない。
そこで偏差を2乗すると、符号が消えてすべて0以上の値になる。この2乗の平均が分散だ。
ただし2乗すると単位も2乗になってしまう。平方根を取って元の単位に戻した値が標準偏差で、実際の散らばりの大きさを表しやすい。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/variance-and-standard-deviation/?from=print#quiz
次のうち、分散の説明として正しいものはどれか。
- ◯ 偏差の2乗の平均
- ◯ データの最大値と最小値の差
- ◯ 偏差の合計
- ◯ データの個数
正解:偏差の2乗の平均
分散は、各値から平均値(新しいタブで開きます)を引いた偏差を2乗し、その平均を取った値。合計ではなく平均であることに注意する。7,9,10,11,13の5つの値の分散を求めよ。
答え:____________
正解:4
平均値は10。偏差は−3,−1,0,1,3で、2乗すると9,1,0,1,9。合計20を個数5で割ると分散は4になる。同じデータ(7,9,10,11,13)の標準偏差を求めよ。
答え:____________
正解:2
分散は4。標準偏差は分散の正の平方根(新しいタブで開きます)なので、√4=2になる。4,6,8,10,12の5つの値の分散を、2乗の平均から平均の2乗を引く方法で求めよ。
答え:____________
正解:8
2乗の平均は(16+36+64+100+144)÷5=72。平均値は8なので平均の2乗は64。72−64=8が分散になる。
単元のポイント
- 偏差 各値から平均値を引いた差
- 分散 偏差を2乗した値の平均
- 標準偏差 分散の正の平方根。元のデータと同じ単位で散らばりを表す
- 散らばりの指標 分散や標準偏差が大きいほど、データは平均値から離れて散らばっている