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ベクトルの意味(いみ)と演算(えんざん)

ゾウ先生矢印(やじるし)の長(なが)さと向(む)きだけに注目(ちゅうもく)しよう。描(えが)く位置(いち)はどこでもいいんだ。

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  1. 向(む)きと大(おお)きさを持(も)つ量(りょう)をベクトルといい、矢印(やじるし)の有向(ゆうこう)線分(せんぶん)で表(あらわ)す。向(む)きと大(おお)きさが同(おな)じなら同(おな)じベクトル。
  2. aとbの和(わ)a+bは、aの終点(しゅうてん)にbの始点(してん)をつないだ矢印(やじるし)で表(あらわ)し、差(さ)a−bはa+(−b)として求(もと)める。
  3. 実数(じっすう)(新しいタブで開きます)kを掛(か)けたkaは、k>0ならaと同(おな)じ向(む)き、k<0なら反対(はんたい)向(む)きに、大(おお)きさを|k|倍(ばい)にしたベクトル。

詳しく

公式(こうしき)

向(む)きと大(おお)きさを持(も)つ量(りょう)をベクトルといい、矢印(やじるし)の形(かたち)の有向(ゆうこう)線分(せんぶん)で表(あらわ)す。矢印(やじるし)の向(む)きと長(なが)さがベクトルを決(き)める。

有向(ゆうこう)線分(せんぶん)の位置(いち)は関係(かんけい)なく、同(おな)じ向(む)きで同(おな)じ大(おお)きさなら同(おな)じベクトルとみなす。これをベクトルの相等(そうとう)という。始点(してん)Aから終点(しゅうてん)BへのベクトルはAB→\overrightarrow{AB}と書(か)く。

大(おお)きさが0のベクトルは零(れい)ベクトル0⃗\vec{0}と呼(よ)ぶ。aと向(む)きが反対(はんたい)で大(おお)きさが同(おな)じベクトルは逆(ぎゃく)ベクトル−a⃗-\vec{a}と呼(よ)ぶ。

aとbの和(わ)a⃗+b⃗\vec{a}+\vec{b}は、aの終点(しゅうてん)にbの始点(してん)をつないでできる矢印(やじるし)だ。向(む)きはaの始点(してん)からbの終点(しゅうてん)へ進(すす)む。

差(さ)a⃗−b⃗\vec{a}-\vec{b}はa⃗+(−b⃗)\vec{a}+(-\vec{b})として求(もと)める。実数(じっすう)kを掛(か)けたka⃗k\vec{a}は、k>0ならaと同(おな)じ向(む)き、k<0なら反対(はんたい)向(む)きになり、大(おお)きさは|k|倍(ばい)になる。

aの終点にbをつないで、和a+bを作るAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):∣a⃗∣=4|\vec{a}|=4のとき、3a⃗3\vec{a}と−2a⃗-2\vec{a}の大(おお)きさを求(もと)めよ。

3a⃗3\vec{a}の大(おお)きさは、実数(じっすう)倍(ばい)の規則(きそく)どおり∣3∣|3|を掛(か)けて3×4=123\times4=12になる。向(む)きはaと同(おな)じだ。

−2a⃗-2\vec{a}の大(おお)きさは∣−2∣|-2|を掛(か)けて2×4=82\times4=8。向(む)きはaと反対(はんたい)になる。

実数倍で向きと大きさが変わるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

ベクトルの和(わ)が「終点(しゅうてん)と始点(してん)をつなぐ」形(かたち)になる理由(りゆう)は、矢印(やじるし)を移動(いどう)として考(かんが)えるとわかる。

aを東(ひがし)に3進(すす)む移動(いどう)、bを北(きた)に2進(すす)む移動(いどう)としよう。a+bは、東(ひがし)に3進(すす)んでから北(きた)に2進(すす)んだ移動(いどう)を1本(ほん)の矢印(やじるし)にまとめたものだ。

この移動(いどう)の順番(じゅんばん)を入(い)れかえても、着(つ)く場所(ばしょ)は変(か)わらない。だからa+b=b+aが成(な)り立(た)ち、この性質(せいしつ)を交換法則(こうかんほうそく)(新しいタブで開きます)と呼(よ)ぶ。

差(さ)a−bが「bの逆(ぎゃく)ベクトルを足(た)す」になるのも同(おな)じ考(かんが)え方(かた)だ。bを打(う)ち消(け)す移動(いどう)−bを足(た)せば、引(ひ)く演算(えんざん)が足(た)す演算(えんざん)で表(あらわ)せる。

確認問題

問題 1 / 4ベクトルaの大(おお)きさが6のとき、ベクトル3aの大(おお)きさを求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/vector-operations/?from=print#quiz

  1. ベクトルaの大(おお)きさが6のとき、ベクトル3aの大(おお)きさを求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:18
    実数(じっすう)(新しいタブで開きます)倍(ばい)の大(おお)きさは|k|倍(ばい)になる。|3a|=3×|a|=3×6=18。

  2. ベクトルaの大(おお)きさが5のとき、ベクトル−2aの大(おお)きさを求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:10
    実数(じっすう)倍(ばい)の大(おお)きさは|k|倍(ばい)になる。|−2a|=|−2|×|a|=2×5=10。向(む)きはaと反対(はんたい)になる。

  3. ベクトルの相等(そうとう)(等(ひと)しいこと)の説明(せつめい)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 大(おお)きさだけが同(おな)じなら、同(おな)じベクトル
    • ◯ 向(む)きだけが同(おな)じなら、同(おな)じベクトル
    • ◯ 始点(してん)が同(おな)じ場所(ばしょ)にあれば、同(おな)じベクトル
    • ◯ 向(む)きと大(おお)きさが同(おな)じなら、位置(いち)が違(ちが)っても同(おな)じベクトル

    正解:向きと大きさが同じなら、位置が違っても同じベクトル
    ベクトルは向(む)きと大(おお)きさだけで決(き)まり、位置(いち)(始点(してん)の場所(ばしょ))は関係(かんけい)ない。向(む)きと大(おお)きさがそろえば同(おな)じベクトルとみなす。

  4. 零(れい)ベクトルの説明(せつめい)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 大(おお)きさが0で、向(む)きは考(かんが)えない
    • ◯ 大(おお)きさが1で、向(む)きはどこでもよい
    • ◯ 大(おお)きさも向(む)きも定(さだ)まらない
    • ◯ すべてのベクトルと相等(そうとう)である

    正解:大きさが0で、向きは考えない
    零(れい)ベクトルは大(おお)きさが0のベクトルで、向(む)きは考(かんが)えない。矢印(やじるし)の長(なが)さが0になるので、向(む)きを決(き)められないからだ。

単元のポイント

  • ベクトル 向(む)きと大(おお)きさを持(も)つ量(りょう)。矢印(やじるし)の有向(ゆうこう)線分(せんぶん)で表(あらわ)す
  • 零(れい)ベクトル 大(おお)きさが0のベクトル。向(む)きは考(かんが)えない
  • 実数(じっすう)倍(ばい) ベクトルに実数(じっすう)kを掛(か)けて、向(む)きと大(おお)きさを変(か)える演算(えんざん)
問題を解く
単元のポイント
  • ベクトル 向(む)きと大(おお)きさを持(も)つ量(りょう)。矢印(やじるし)の有向(ゆうこう)線分(せんぶん)で表(あらわ)す
  • 零(れい)ベクトル 大(おお)きさが0のベクトル。向(む)きは考(かんが)えない
  • 実数(じっすう)倍(ばい) ベクトルに実数(じっすう)kを掛(か)けて、向(む)きと大(おお)きさを変(か)える演算(えんざん)