有機物と無機物
カワウソ先生「磁石につく」は金属みんなの性質じゃないよ。鉄はつくけど、アルミニウムや銅はつかないんだ。
30秒でつかむ
- 炭素をふくむ物質を有機物という。加熱すると黒く焦げ、燃えると二酸化炭素(新しいタブで開きます)が出る。砂糖・デンプン(新しいタブで開きます)・ロウ・プラスチックなどがある。
- 有機物以外の物質を無機物という。食塩(新しいタブで開きます)・ガラス・鉄などがある。炭素や二酸化炭素は炭素をふくむが、無機物として扱う。
- 金属には、電気をよく通す・熱を伝えやすい・みがくと光る・たたくと広がり引っぱると延びる、という共通の性質がある。
詳しく
公式
炭素をふくむ物質を有機物という。有機物を加熱すると黒く焦げて炭になり、燃やすと二酸化炭素が出る。多くは水素(新しいタブで開きます)もふくむので、燃えると水もできる。
有機物以外の物質を無機物という。食塩・ガラス・鉄などが無機物にあたる。炭素そのものや二酸化炭素は炭素をふくむが、無機物として扱う。
物質は、金属と非金属にも分けられる。金属には、電気をよく通す、熱を伝えやすい、みがくと光る(金属光沢)、たたくと薄く広がる(展性)、引っぱると延びる(延性)という共通の性質がある。
例題
例題1:見た目が似ている白い粉末の砂糖・食塩・デンプンを燃焼(新しいタブで開きます)さじで加熱する。黒く焦げて燃えたのは砂糖とデンプンで、どちらも有機物。食塩は焦げずに残るので無機物とわかる。
例題2:砂糖を燃やした集気びんに石灰水を入れてふると、石灰水が白くにごる。二酸化炭素ができたことがわかり、砂糖が炭素をふくむ有機物だと確かめられる。
例題3:鉄・アルミニウム・銅のうち、磁石につくのは鉄だけ。磁石につくことは金属に共通の性質ではないので、金属かどうかを見分ける手がかりにはならない。
なぜそうなるか
有機物が燃えると二酸化炭素ができるのは、ふくまれている炭素が空気中の酸素と結びつくから。加熱しても燃えにくいときは、炭素が炭として黒く残る。
食塩やガラスは炭素をふくまないので、強く加熱しても焦げず、二酸化炭素も出ない。この違いを使うと、見た目では区別しにくい白い粉末も見分けられる。
金属が電気や熱をよく通すのは、金属の中を自由に動ける小さな粒が電気や熱を運ぶため。プラスチックやガラスなどの非金属は電気をほとんど通さない。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/organic-and-inorganic-substances/?from=print#quiz
有機物を燃やしたときに必ず出る気体はどれか。
- ◯ アンモニア
- ◯ 酸素
- ◯ 水素
- ◯ 二酸化炭素
正解:二酸化炭素
有機物は炭素をふくむので、燃やすと炭素が酸素(新しいタブで開きます)と結びついて二酸化炭素が出る。次のうち、有機物はどれか。
- ◯ 食塩
- ◯ デンプン
- ◯ 鉄
- ◯ ガラス
正解:デンプン
デンプン(新しいタブで開きます)は炭素をふくみ、加熱すると焦げる有機物。食塩(新しいタブで開きます)・ガラス・鉄は無機物。金属に共通する性質ではないものはどれか。
- ◯ たたくと薄く広がる
- ◯ 電気をよく通す
- ◯ みがくと光る
- ◯ 磁石につく
正解:磁石につく
磁石につくのは鉄などの一部の金属だけ。アルミニウムや銅は磁石につかない。物質を燃やした集気びんに石灰水を入れてふると白くにごった。このことからわかるのはどれか。
- ◯ 二酸化炭素ができた
- ◯ 水素ができた
- ◯ 酸素ができた
- ◯ 物質が金属だった
正解:二酸化炭素ができた
石灰水を白くにごらせるのは二酸化炭素。燃やした物質が炭素をふくむ有機物だとわかる。
単元のポイント
- 有機物 炭素をふくむ物質。燃えると二酸化炭素が出る
- 無機物 有機物以外の物質(食塩・ガラス・金属など)
- 金属の性質 電気・熱を通す、金属光沢、展性・延性
- 非金属 金属以外の物質(ガラス・プラスチックなど)