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反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)と速度(そくど)定数(ていすう)

カメレオン先生速度(そくど)定数(ていすう)kは、濃度(のうど)を変(か)えても変(か)わらない定数(ていすう)。初期(しょき)の濃度(のうど)と速(はや)さの組(くみ)を2つ以上(いじょう)比(くら)べれば、kも次数(じすう)も実験(じっけん)から決(き)められるよ。

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  1. 反応(はんのう)速度(そくど)vと反応物(はんのうぶつ)(新しいタブで開きます)の濃度(のうど)の関係(かんけい)を表(あらわ)す式(しき)を反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)といい、v=k[A]のように濃度(のうど)のべき乗(じょう)に比例(ひれい)する形(かたち)で表(あらわ)せることが多(おお)い。
  2. 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)の比例定数(ひれいていすう)kを速度(そくど)定数(ていすう)といい、同(おな)じ反応(はんのう)・同(おな)じ温度(おんど)・同(おな)じ触媒(しょくばい)の条件(じょうけん)では濃度(のうど)が変(か)わっても一定(いってい)の値(あたい)になる。
  3. 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)のべき(反応(はんのう)の次数(じすう))は化学(かがく)反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)からはわからず、濃度(のうど)を変(か)えて速(はや)さを測定(そくてい)する実験(じっけん)で確(たし)かめる。

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詳しく

反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)v=k[A]の形(かたち)

多(おお)くの反応(はんのう)では、反応(はんのう)速度(そくど)vは反応物(はんのうぶつ)の濃度(のうど)のべき乗(じょう)に比例(ひれい)することが実験(じっけん)でわかる。反応物(はんのうぶつ)Aだけが関(かか)わる単純(たんじゅん)な反応(はんのう)では、v=k[A]\mathrm{v = k[A]}という式(しき)で表(あらわ)せることが多(おお)い。この式(しき)を反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)、比例定数(ひれいていすう)kを速度(そくど)定数(ていすう)(反応(はんのう)速度(そくど)定数(ていすう))という。

反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)の濃度(のうど)のべき(この例(れい)では[A]の1乗(じょう))を反応(はんのう)の次数(じすう)という。v=k[A]\mathrm{v = k[A]}のときAについて1次(じ)(全体(ぜんたい)でも1次(じ))の反応(はんのう)といい、v=k[A]2\mathrm{v = k[A]^2}のときは2次(つぎ)の反応(はんのう)という。次数(じすう)は化学(かがく)反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)からはわからず、実験(じっけん)で確(たし)かめる必要(ひつよう)がある。

速度(そくど)定数(ていすう)kの値(あたい)は、同(おな)じ反応(はんのう)・同(おな)じ温度(おんど)・同(おな)じ触媒(しょくばい)の条件(じょうけん)であれば、反応物(はんのうぶつ)の濃度(のうど)が変(か)わっても変化(へんか)しない定数(ていすう)である。kの値(あたい)が大(おお)きいほど、同(おな)じ濃度(のうど)でも反応(はんのう)は速(はや)く進(すす)む。kは温度(おんど)や触媒(しょくばい)が変(か)わると変化(へんか)する(次(つぎ)のページ以降(いこう)で学(まな)ぶ)。

反応速度式の各部分が表すものAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例(れい):初期(しょき)の濃度(のうど)と速(はや)さから速度(そくど)定数(ていすう)を求(もと)める

ある反応(はんのう)Aについて、反応物(はんのうぶつ)Aの初期(しょき)濃度(のうど)[A]₀を変(か)えて、反応(はんのう)が始(はじ)まった直後(ちょくご)の反応(はんのう)速度(そくど)v₀(初期(しょき)の反応(はんのう)速度(そくど))を測定(そくてい)したところ、次(つぎ)の結果(けっか)が得(え)られたとする。 [A]₀=0.10mol/L、v₀=0.020mol/(L・s) [A]₀=0.20mol/L、v₀=0.040mol/(L・s) [A]₀=0.40mol/L、v₀=0.080mol/(L・s)

[A]₀を2倍(ばい)にするとv₀も2倍(ばい)になっているので、この反応(はんのう)はAについて1次(じ)(v=k[A])と判断(はんだん)できそうだ。速度(そくど)定数(ていすう)kは、どの行(ぎょう)でもk=v₀/[A]₀=0.020/0.10=0.20/sと、同(おな)じ値(あたい)になることで確(たし)かめられる(他(た)の行(ぎょう)でも0.040/0.20=0.20、0.080/0.40=0.20)。

したがって、この反応(はんのう)の反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)はv=0.20[A](kの単位(たんい)は/s)と表(あらわ)せる。[A]=0.50mol/Lのときの反応(はんのう)速度(そくど)を求(もと)めると、v=0.20×0.50=0.10mol/(L・s)だ。

初期濃度と初期の反応速度からkと次数を確かめるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜ次数(じすう)は係数(けいすう)と一致(いっち)しないのか

化学(かがく)反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)は、反応(はんのう)の前後(ぜんご)で物質(ぶっしつ)量(りょう)がどういう比(ひ)で変(か)わるかを表(あらわ)すだけで、反応(はんのう)がどのような経路(けいろ)(反応(はんのう)機構(きこう))で進(すす)むかを表(あらわ)していない。

実際(じっさい)の反応(はんのう)は、多(おお)くの場合(ばあい)いくつかの段階(だんかい)(素(そ)反応(はんのう))を経(へ)て進(すす)み、そのうち最(もっと)も遅(おそ)い段階(だんかい)に関(かか)わる反応物(はんのうぶつ)の数(かず)が反応(はんのう)の次数(じすう)を決(き)める。そのため、反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)と次数(じすう)が一致(いっち)しないことが多(おお)い。

だから反応(はんのう)の次数(じすう)や速度(そくど)定数(ていすう)は、反応(はんのう)式(しき)を見(み)ただけでは決(き)まらず、濃度(のうど)を変(か)えて速(はや)さを測定(そくてい)する実験(じっけん)によって確(たし)かめる必要(ひつよう)がある。

確認問題

問題 1 / 4反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)v=k[A]のkは何(なん)と呼(よ)ばれるか。

確認問題(解答用紙)

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スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/rate-law-and-rate-constant/?from=print#quiz

  1. 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)v=k[A]のkは何(なん)と呼(よ)ばれるか。

    • ◯ 速度(そくど)定数(ていすう)
    • ◯ 活性(かっせい)化(か)エネルギー
    • ◯ 反応(はんのう)の次数(じすう)
    • ◯ 平衡(へいこう)定数(ていすう)

    正解:速度定数
    反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)の比例定数(ひれいていすう)kを速度(そくど)定数(ていすう)(反応(はんのう)速度(そくど)定数(ていすう))という。同(おな)じ反応(はんのう)・同(おな)じ温度(おんど)・同(おな)じ触媒(しょくばい)の条件(じょうけん)では、濃度(のうど)が変(か)わっても一定(いってい)の値(あたい)になる。

  2. 同(おな)じ反応(はんのう)で、[A]₀=0.30mol/Lのとき初期(しょき)の反応(はんのう)速度(そくど)v₀=0.060mol/(L・s)だった。この反応(はんのう)がAについて1次(じ)(v=k[A])であるとき、速度(そくど)定数(ていすう)kは何(なに)/sか。

    答え:____________

    正解:0.20
    k=v₀/[A]₀=0.060/0.30=0.20/s。

  3. 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)がv=0.20[A](kの単位(たんい)は/s)のとき、[A]=0.80mol/Lでの反応(はんのう)速度(そくど)vは何(なん)mol/(L・s)か。

    答え:____________

    正解:0.16
    v=0.20×0.80=0.16mol/(L・s)。

  4. 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)の反応(はんのう)の次数(じすう)は、何(なに)によって決(き)まるか。

    • ◯ 反応物(はんのうぶつ)の分子(ぶんし)量(りょう)で自動的(じどうてき)に決(き)まる
    • ◯ 濃度(のうど)を変(か)えて反応(はんのう)速度(そくど)を測定(そくてい)する実験(じっけん)で確(たし)かめる
    • ◯ 化学(かがく)反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)を見(み)ればわかる
    • ◯ 生成物(せいせいぶつ)の色(いろ)で判断(はんだん)する

    正解:濃度を変えて反応速度を測定する実験で確かめる
    反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)(新しいタブで開きます)は物質(ぶっしつ)量(りょう)の比(ひ)を表(あらわ)すだけで、反応(はんのう)の経路(けいろ)(反応(はんのう)機構(きこう))を表(あらわ)していない。反応(はんのう)の次数(じすう)は、濃度(のうど)を変(か)えて反応(はんのう)速度(そくど)を測定(そくてい)する実験(じっけん)によって確(たし)かめる必要(ひつよう)がある。

単元のポイント

  • 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき) 反応(はんのう)速度(そくど)と反応物(はんのうぶつ)の濃度(のうど)の関係(かんけい)を表(あらわ)す式(しき)。v=k[A]のように濃度(のうど)のべき乗(じょう)に比例(ひれい)する形(かたち)で表(あらわ)せることが多(おお)い
  • 速度(そくど)定数(ていすう) 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)の比例定数(ひれいていすう)k。同(おな)じ反応(はんのう)・同(おな)じ温度(おんど)・同(おな)じ触媒(しょくばい)の条件(じょうけん)では濃度(のうど)に関係(かんけい)なく一定(いってい)の値(あたい)になる
  • 反応(はんのう)の次数(じすう) 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)での濃度(のうど)のべき。化学(かがく)反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)とは一致(いっち)しないことが多(おお)く、実験(じっけん)で確(たし)かめる必要(ひつよう)がある
問題を解く
単元のポイント
  • 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき) 反応(はんのう)速度(そくど)と反応物(はんのうぶつ)の濃度(のうど)の関係(かんけい)を表(あらわ)す式(しき)。v=k[A]のように濃度(のうど)のべき乗(じょう)に比例(ひれい)する形(かたち)で表(あらわ)せることが多(おお)い
  • 速度(そくど)定数(ていすう) 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)の比例定数(ひれいていすう)k。同(おな)じ反応(はんのう)・同(おな)じ温度(おんど)・同(おな)じ触媒(しょくばい)の条件(じょうけん)では濃度(のうど)に関係(かんけい)なく一定(いってい)の値(あたい)になる
  • 反応(はんのう)の次数(じすう) 反応(はんのう)速度(そくど)式(しき)での濃度(のうど)のべき。化学(かがく)反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)とは一致(いっち)しないことが多(おお)く、実験(じっけん)で確(たし)かめる必要(ひつよう)がある