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光(ひかり)の屈折(くっせつ)と凸(とつ)レンズ

カワウソ先生物体(ぶったい)が焦点(しょうてん)の外(そと)か内(うち)かだけ見(み)れば、実像(じつぞう)か虚像(きょぞう)かがすぐわかるよ。焦点(しょうてん)のちょうど2倍(ばい)の位置(いち)は、同(おな)じ大(おお)きさの実像(じつぞう)ができる特別(とくべつ)な位置(いち)。

30秒でつかむ

  1. 光(ひかり)が空気(くうき)と水(みず)・ガラスなど違(ちが)う物質(ぶっしつ)の境界(きょうかい)に進(すす)むとき、進(すす)む向(む)きが変(か)わることを屈折(くっせつ)という。空気(くうき)からガラスや水(みず)に進(すす)むときは、入射角(にゅうしゃかく)より屈折角(くっせつかく)が小(ちい)さくなる。
  2. ガラスや水(みず)から空気(くうき)に進(すす)むときは逆(ぎゃく)に、入射角(にゅうしゃかく)より屈折角(くっせつかく)が大(おお)きくなる。入射角(にゅうしゃかく)を大(おお)きくしていくと、ある角度(かくど)を超(こ)えると光(ひかり)がすべて反射(はんしゃ)(新しいタブで開きます)する全反射(ぜんはんしゃ)が起(お)こる。
  3. 凸(とつ)レンズは中央(ちゅうおう)が厚(あつ)いレンズで、光(ひかり)を1点(てん)(焦点(しょうてん))に集(あつ)める。物体(ぶったい)が焦点(しょうてん)の外側(そとがわ)にあれば上下(じょうげ)左右(さゆう)が逆(ぎゃく)の実像(じつぞう)、焦点(しょうてん)の内側(うちがわ)にあれば物体(ぶったい)と同(おな)じ向(む)きの拡大(かくだい)された虚像(きょぞう)ができる。

詳しく

公式(こうしき)

光(ひかり)が空気(くうき)からガラスや水(みず)に進(すす)むとき、境界(きょうかい)で進(すす)む向(む)きが変(か)わることを屈折(くっせつ)という。空気(くうき)からガラス・水(みず)へ進(すす)むときは、入射角(にゅうしゃかく)>屈折角(くっせつかく)になる。

逆(ぎゃく)にガラス・水(みず)から空気(くうき)へ進(すす)むときは入射角(にゅうしゃかく)<屈折角(くっせつかく)になり、入射角(にゅうしゃかく)を大(おお)きくしていくとある角度(かくど)を超(こ)えたところで光(ひかり)が境界(きょうかい)を通(とお)り抜(ぬ)けずにすべて反射(はんしゃ)する。これを全反射(ぜんはんしゃ)という。

凸(とつ)レンズは中央(ちゅうおう)が厚(あつ)いレンズで、レンズの軸(じく)に平行(へいこう)な光(ひかり)を1点(てん)(焦点(しょうてん))に集(あつ)める。物体(ぶったい)をレンズと焦点(しょうてん)の距離(きょり)の2倍(ばい)の位置(いち)に置(お)くと、反対(はんたい)側(がわ)の焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)に、物体(ぶったい)と同(おな)じ大(おお)きさで上下(じょうげ)左右(さゆう)が逆(ぎゃく)の実像(じつぞう)ができる。

空気からガラスへ進む光は、入射角>屈折角Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい)1:焦点(しょうてん)距離(きょり)15cmの凸(とつ)レンズの、焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)(30cm)に物体(ぶったい)を置(お)いた。実像(じつぞう)ができるのはレンズから何(なん)cmの位置(いち)か。焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)に物体(ぶったい)があるときは、反対(はんたい)側(がわ)の焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)に実像(じつぞう)ができるので、15×2=30cm。

例題(れいだい)2:物体(ぶったい)を凸(とつ)レンズと焦点(しょうてん)の間(ま)(焦点(しょうてん)の内側(うちがわ))に置(お)いたとき、レンズを通(とお)して見(み)える像(ぞう)はどのような像(ぞう)か。焦点(しょうてん)の内側(うちがわ)に物体(ぶったい)を置(お)くと、実像(じつぞう)はできず、物体(ぶったい)より大(おお)きく、物体(ぶったい)と同(おな)じ向(む)きに見(み)える虚像(きょぞう)ができる。

例題(れいだい)3:光(ひかり)が空気(くうき)からガラスへ進(すす)むとき、入射角(にゅうしゃかく)と屈折角(くっせつかく)はどちらが大(おお)きいか。空気(くうき)からガラスへ進(すす)むときは、入射角(にゅうしゃかく)のほうが屈折角(くっせつかく)より大(おお)きい。

焦点の2倍の位置の物体は、反対側の焦点の2倍の位置に同じ大きさの実像をつくるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

光(ひかり)は物質(ぶっしつ)によって進(すす)む速(はや)さが変(か)わる。空気中(くうきちゅう)よりガラスや水(みず)の中(なか)のほうが光(ひかり)は進(すす)みにくいため、境界(きょうかい)で斜(なな)めに入(はい)った光(ひかり)は進(すす)む向(む)きが変(か)わる。これが屈折(くっせつ)の起(お)こる理由(りゆう)。

ガラスや水(みず)から空気(くうき)へ出(で)るときに入射角(にゅうしゃかく)を大(おお)きくしていくと、屈折角(くっせつかく)がどんどん大(おお)きくなり、ついには屈折光(くっせつこう)が境界(きょうかい)にそって進(すす)む角度(かくど)に達(たっ)する。それより入射角(にゅうしゃかく)が大(おお)きいと、光(ひかり)は境界(きょうかい)を通(とお)り抜(ぬ)けられず全部(ぜんぶ)はね返(かえ)る。これが全反射(ぜんはんしゃ)。

凸(とつ)レンズで物体(ぶったい)が焦点(しょうてん)の外側(そとがわ)にあると、物体(ぶったい)の各(かく)点(てん)から出(で)た光(ひかり)がレンズで屈折(くっせつ)して反対(はんたい)側(がわ)で再(ふたた)び集(あつ)まり、スクリーンに映(うつ)せる実像(じつぞう)ができる。焦点(しょうてん)の内側(うちがわ)では光(ひかり)が実際(じっさい)には集(あつ)まらず、目(め)には集(あつ)まったように見(み)えるだけの虚像(きょぞう)になる。

確認問題

問題 1 / 4焦点(しょうてん)距離(きょり)15cmの凸(とつ)レンズの、焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)(30cm)に物体(ぶったい)を置(お)いた。実像(じつぞう)ができるのはレンズから何(なん)cmの位置(いち)か。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/refraction-and-convex-lens/?from=print#quiz

  1. 焦点(しょうてん)距離(きょり)15cmの凸(とつ)レンズの、焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)(30cm)に物体(ぶったい)を置(お)いた。実像(じつぞう)ができるのはレンズから何(なん)cmの位置(いち)か。

    • ◯ 15cm
    • ◯ 30cm
    • ◯ 45cm
    • ◯ 60cm

    正解:30cm
    焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)に物体(ぶったい)があるときは、反対(はんたい)側(がわ)の焦点(しょうてん)の2倍(ばい)の位置(いち)に同(おな)じ大(おお)きさの実像(じつぞう)ができる。15×2=30cm。

  2. 物体(ぶったい)を凸(とつ)レンズと焦点(しょうてん)の間(ま)(焦点(しょうてん)の内側(うちがわ))に置(お)いたとき、レンズを通(とお)して見(み)える像(ぞう)はどれか。

    • ◯ 物体(ぶったい)と同(おな)じ大(おお)きさの実像(じつぞう)
    • ◯ 物体(ぶったい)より大(おお)きく、同(おな)じ向(む)きに見(み)える虚像(きょぞう)
    • ◯ 何(なに)も見(み)えない
    • ◯ 物体(ぶったい)より小(ちい)さく、上下(じょうげ)左右(さゆう)が逆(ぎゃく)の実像(じつぞう)

    正解:物体より大きく、同じ向きに見える虚像
    焦点(しょうてん)の内側(うちがわ)に物体(ぶったい)を置(お)くと実像(じつぞう)はできず、物体(ぶったい)より大(おお)きく、物体(ぶったい)と同(おな)じ向(む)きに見(み)える虚像(きょぞう)ができる。

  3. 光(ひかり)が空気(くうき)からガラスへ進(すす)むとき、入射角(にゅうしゃかく)と屈折角(くっせつかく)はどちらが大(おお)きいか。

    • ◯ 屈折角(くっせつかく)のほうが大(おお)きい
    • ◯ 入射角(にゅうしゃかく)のほうが大(おお)きい
    • ◯ ガラスの厚(あつ)さによって変(か)わる
    • ◯ いつも等(ひと)しい

    正解:入射角のほうが大きい
    空気(くうき)からガラスへ進(すす)むときは、入射角(にゅうしゃかく)のほうが屈折角(くっせつかく)より大(おお)きい。

  4. 光(ひかり)がガラスから空気(くうき)へ進(すす)むとき、入射角(にゅうしゃかく)を大(おお)きくしていくと起(お)こる現象(げんしょう)は何(なに)か。

    • ◯ 全反射(ぜんはんしゃ)(光(ひかり)がすべて反射(はんしゃ)する)
    • ◯ 色(いろ)が変(か)わる
    • ◯ 光(ひかり)が止(と)まる
    • ◯ 屈折角(くっせつかく)が0になる

    正解:全反射(光がすべて反射する)
    ガラスや水(みず)から空気(くうき)へ出(で)るとき、入射角(にゅうしゃかく)を大(おお)きくしていくとある角度(かくど)を超(こ)えて光(ひかり)がすべて反射(はんしゃ)(新しいタブで開きます)する全反射(ぜんはんしゃ)が起(お)こる。

単元のポイント

  • 屈折(くっせつ) 光(ひかり)が違(ちが)う物質(ぶっしつ)の境界(きょうかい)で進(すす)む向(む)きを変(か)えること
  • 全反射(ぜんはんしゃ) 入射角(にゅうしゃかく)が大(おお)きくなると、境界(きょうかい)を通(とお)り抜(ぬ)けずにすべて反射(はんしゃ)する現象(げんしょう)
  • 焦点(しょうてん) 凸(とつ)レンズに平行(へいこう)光線(こうせん)を当(あ)てたとき、光(ひかり)が集(あつ)まる点(てん)
  • 実像(じつぞう)・虚像(きょぞう) 焦点(しょうてん)の外側(そとがわ)に物体(ぶったい)→上下(じょうげ)左右(さゆう)逆(ぎゃく)の実像(じつぞう)/焦点(しょうてん)の内側(うちがわ)→拡大(かくだい)した虚像(きょぞう)
問題を解く
単元のポイント
  • 屈折(くっせつ) 光(ひかり)が違(ちが)う物質(ぶっしつ)の境界(きょうかい)で進(すす)む向(む)きを変(か)えること
  • 全反射(ぜんはんしゃ) 入射角(にゅうしゃかく)が大(おお)きくなると、境界(きょうかい)を通(とお)り抜(ぬ)けずにすべて反射(はんしゃ)する現象(げんしょう)
  • 焦点(しょうてん) 凸(とつ)レンズに平行(へいこう)光線(こうせん)を当(あ)てたとき、光(ひかり)が集(あつ)まる点(てん)
  • 実像(じつぞう)・虚像(きょぞう) 焦点(しょうてん)の外側(そとがわ)に物体(ぶったい)→上下(じょうげ)左右(さゆう)逆(ぎゃく)の実像(じつぞう)/焦点(しょうてん)の内側(うちがわ)→拡大(かくだい)した虚像(きょぞう)