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ホイートストンブリッジ

カンガルー先生ブリッジは検流計(けんりゅうけい)が0を指(さ)すように調整(ちょうせい)するだけ。分流(ぶんりゅう)器(き)は電流(でんりゅう)をバイパスさせ、倍率(ばいりつ)器(き)は電圧(でんあつ)を肩代(かたが)わりするよ。

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  1. ホイートストンブリッジは、検流計(けんりゅうけい)の電流(でんりゅう)が0になるようにつり合(あ)わせ、比(ひ)のとれた2組(くみ)の抵抗(ていこう)から未知(みち)の抵抗(ていこう)を求(もと)める回路(かいろ)。
  2. 電流(でんりゅう)計(けい)は検流計(けんりゅうけい)に抵抗(ていこう)の小(ちい)さい分流(ぶんりゅう)器(き)を並列(へいれつ)につないで、電圧(でんあつ)計(けい)は抵抗(ていこう)の大(おお)きい倍率(ばいりつ)器(き)を直列(ちょくれつ)につないで、測定(そくてい)範囲(はんい)を広(ひろ)げたもの。
  3. 分流(ぶんりゅう)器(き)は電流(でんりゅう)を分(わ)けるために並列(へいれつ)、倍率(ばいりつ)器(き)は電圧(でんあつ)を分(わ)けるために直列(ちょくれつ)につなぐ。

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詳しく

ブリッジのつり合(あ)いと分流(ぶんりゅう)器(き)・倍率(ばいりつ)器(き)

4つの抵抗(ていこう)P、Q、S、Xを図(ず)のようにつなぎ、対角線上(たいかくせんじょう)に検流計(けんりゅうけい)(小(ちい)さな電流(でんりゅう)を検出(けんしゅつ)する計器(けいき))をつないだ回路(かいろ)をホイートストンブリッジという。検流計(けんりゅうけい)に電流(でんりゅう)が流(なが)れないように抵抗(ていこう)を調整(ちょうせい)すると(ブリッジがつり合(あ)った状態(じょうたい))、ブリッジの両端(りょうたん)の2点(てん)の電位(でんい)が等(ひと)しくなる。このときPX=QSPX=QSという関係(かんけい)が成(な)り立(た)ち、既知(きち)の3つの抵抗(ていこう)から残(のこ)り1つの未知(みち)の抵抗(ていこう)Xを求(もと)められる。

検流計(けんりゅうけい)はそのままでは測(はか)れる電流(でんりゅう)の範囲(はんい)が狭(せま)い。電流(でんりゅう)計(けい)は、検流計(けんりゅうけい)に抵抗(ていこう)の小(ちい)さい分流(ぶんりゅう)器(き)を並列(へいれつ)に接続(せつぞく)して、大(おお)きな電流(でんりゅう)の大(だい)部分(ぶぶん)を分流(ぶんりゅう)器(き)に流(なが)すことで測定(そくてい)範囲(はんい)を広(ひろ)げたものである。電圧(でんあつ)計(けい)は、検流計(けんりゅうけい)に抵抗(ていこう)の大(おお)きい倍率(ばいりつ)器(き)を直列(ちょくれつ)に接続(せつぞく)して、大(おお)きな電圧(でんあつ)の大(だい)部分(ぶぶん)を倍率(ばいりつ)器(き)にかけることで測定(そくてい)範囲(はんい)を広(ひろ)げたものである。電流(でんりゅう)計(けい)は測(はか)りたい部分(ぶぶん)に対(たい)して直列(ちょくれつ)に、電圧(でんあつ)計(けい)は並列(へいれつ)につないで使(つか)う。

ホイートストンブリッジ(つり合いの条件PX=QS)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい):未知(みち)の抵抗(ていこう)と分流(ぶんりゅう)器(き)の計算(けいさん)

例題(れいだい)1:比(ひ)のとれた2つの抵抗(ていこう)P=10Ω、Q=40Ωと、標準(ひょうじゅん)抵抗(ていこう)S=25Ωを使(つか)ったブリッジで検流計(けんりゅうけい)の電流(でんりゅう)が0になった。PX=QSより、X=QS/P=40×25/10=100Ω。

例題(れいだい)2:内部(ないぶ)抵抗(ていこう)(新しいタブで開きます)5.0Ω、最大(さいだい)電流(でんりゅう)0.20Aの検流計(けんりゅうけい)を使(つか)って、最大(さいだい)1.0Aまで測(はか)れる電流(でんりゅう)計(けい)を作(つく)る。検流計(けんりゅうけい)にかかる電圧(でんあつ)はIg×Rg=0.20×5.0=1.0V。分流(ぶんりゅう)器(き)にはIs=1.0−0.20=0.80Aが流(なが)れるので、分流(ぶんりゅう)器(き)の抵抗(ていこう)はRs=1.0÷0.80=1.25Ω。

分流器(並列・電流計)と倍率器(直列・電圧計)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜ検流計(けんりゅうけい)に0が立(た)つとPX=QSになるのか

ブリッジがつり合(あ)うと検流計(けんりゅうけい)に電流(でんりゅう)が流(なが)れないので、P、Qを流(なが)れる電流(でんりゅう)は同(おな)じ値(あたい)I₁、S、Xを流(なが)れる電流(でんりゅう)も同(おな)じ値(あたい)I₂になる。検流計(けんりゅうけい)の両端(りょうたん)の電位(でんい)が等(ひと)しいという条件(じょうけん)から、Pでの電圧(でんあつ)降下(こうか)とSでの電圧(でんあつ)降下(こうか)、QとXでの電圧(でんあつ)降下(こうか)がそれぞれ等(ひと)しくなるように式(しき)を立(た)てると、I₁P=I₂S、I₁Q=I₂Xとなり、この2式(しき)の比(ひ)をとるとP/Q=S/X、つまりPX=QSが得(え)られる。

分流(ぶんりゅう)器(き)を並列(へいれつ)にするのは、電流(でんりゅう)の大(だい)部分(ぶぶん)を分流(ぶんりゅう)器(き)側(がわ)に逃(に)がして検流計(けんりゅうけい)を壊(こわ)れやすい大(だい)電流(でんりゅう)から守(まも)りながら、電流(でんりゅう)に比例(ひれい)した値(あたい)を読(よ)み取(と)れるようにするためだ。倍率(ばいりつ)器(き)を直列(ちょくれつ)にするのも同(おな)じ発想(はっそう)で、電圧(でんあつ)の大(だい)部分(ぶぶん)を倍率(ばいりつ)器(き)に分担(ぶんたん)させて検流計(けんりゅうけい)を保護(ほご)する。

確認問題

問題 1 / 4ホイートストンブリッジで、比(ひ)のとれた2つの抵抗(ていこう)P=5.0Ω、Q=20Ωと、標準(ひょうじゅん)抵抗(ていこう)S=15Ωを使(つか)って検流計(けんりゅうけい)の電流(でんりゅう)が0になった。未知(みち)の抵抗(ていこう)Xは何(なん)Ωか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/wheatstone-bridge/?from=print#quiz

  1. ホイートストンブリッジで、比(ひ)のとれた2つの抵抗(ていこう)P=5.0Ω、Q=20Ωと、標準(ひょうじゅん)抵抗(ていこう)S=15Ωを使(つか)って検流計(けんりゅうけい)の電流(でんりゅう)が0になった。未知(みち)の抵抗(ていこう)Xは何(なん)Ωか。

    答え:____________

    正解:60
    つり合(あ)いの条件(じょうけん)PX=QSより、X=QS/P=20×15/5.0=60Ω。

  2. 内部(ないぶ)抵抗(ていこう)9.0Ω、最大(さいだい)電流(でんりゅう)0.10Aの検流計(けんりゅうけい)を使(つか)って、最大(さいだい)1.0Aまで測(はか)れる電流(でんりゅう)計(けい)を作(つく)る。分流(ぶんりゅう)器(き)の抵抗(ていこう)は何(なん)Ωにすればよいか。

    答え:____________

    正解:1.0
    検流計(けんりゅうけい)にかかる電圧(でんあつ)はIg×Rg=0.10×9.0=0.90V。分流(ぶんりゅう)器(き)にはIs=1.0−0.10=0.90Aが流(なが)れるので、Rs=0.90/0.90=1.0Ω。

  3. 内部(ないぶ)抵抗(ていこう)9.0Ω、最大(さいだい)電流(でんりゅう)0.10Aの検流計(けんりゅうけい)を使(つか)って、最大(さいだい)10Vまで測(はか)れる電圧(でんあつ)計(けい)を作(つく)る。倍率(ばいりつ)器(き)の抵抗(ていこう)は何(なん)Ωにすればよいか。

    答え:____________

    正解:91
    最大(さいだい)のとき検流計(けんりゅうけい)と倍率(ばいりつ)器(き)に同(おな)じ電流(でんりゅう)0.10Aが流(なが)れ、Rg+Rm=V/Ig=10/0.10=100Ω。Rm=100−9.0=91Ω。

  4. 電流(でんりゅう)計(けい)を回路(かいろ)につなぐときの正(ただ)しいつなぎ方(かた)はどれか。

    • ◯ 電源(でんげん)の両端(りょうたん)に直接(ちょくせつ)つなぐ
    • ◯ どこにつないでもよい
    • ◯ 測(はか)りたい部分(ぶぶん)に並列(へいれつ)につなぐ
    • ◯ 測(はか)りたい部分(ぶぶん)に直列(ちょくれつ)につなぐ

    正解:測りたい部分に直列につなぐ
    電流(でんりゅう)計(けい)は回路(かいろ)を流(なが)れる電流(でんりゅう)をそのまま測(はか)るため、測(はか)りたい部分(ぶぶん)に直列(ちょくれつ)につなぐ。電圧(でんあつ)計(けい)は並列(へいれつ)につなぐ。

単元のポイント

  • ホイートストンブリッジのつり合(あ)い 検流計(けんりゅうけい)の電流(でんりゅう)が0になるとき、向(む)かい合(あ)う抵抗(ていこう)の比(ひ)がそろう(P/Q=S/X)
  • 分流(ぶんりゅう)器(き)(並列(へいれつ)) 検流計(けんりゅうけい)と並列(へいれつ)につなぎ、大(おお)きな電流(でんりゅう)の大(だい)部分(ぶぶん)を流(なが)すことで電流(でんりゅう)計(けい)の測定(そくてい)範囲(はんい)を広(ひろ)げる
  • 倍率(ばいりつ)器(き)(直列(ちょくれつ)) 検流計(けんりゅうけい)と直列(ちょくれつ)につなぎ、大(おお)きな電圧(でんあつ)の大(だい)部分(ぶぶん)を分担(ぶんたん)することで電圧(でんあつ)計(けい)の測定(そくてい)範囲(はんい)を広(ひろ)げる
問題を解く
単元のポイント
  • ホイートストンブリッジのつり合(あ)い 検流計(けんりゅうけい)の電流(でんりゅう)が0になるとき、向(む)かい合(あ)う抵抗(ていこう)の比(ひ)がそろう(P/Q=S/X)
  • 分流(ぶんりゅう)器(き)(並列(へいれつ)) 検流計(けんりゅうけい)と並列(へいれつ)につなぎ、大(おお)きな電流(でんりゅう)の大(だい)部分(ぶぶん)を流(なが)すことで電流(でんりゅう)計(けい)の測定(そくてい)範囲(はんい)を広(ひろ)げる
  • 倍率(ばいりつ)器(き)(直列(ちょくれつ)) 検流計(けんりゅうけい)と直列(ちょくれつ)につなぎ、大(おお)きな電圧(でんあつ)の大(だい)部分(ぶぶん)を分担(ぶんたん)することで電圧(でんあつ)計(けい)の測定(そくてい)範囲(はんい)を広(ひろ)げる