本文へ移動

非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう)

カンガルー先生非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう)は温度(おんど)で抵抗(ていこう)が変(か)わる素子(そし)。グラフとグラフの交(まじ)わる点(てん)が、実際(じっさい)に流(なが)れる電流(でんりゅう)と電圧(でんあつ)だよ。

30秒でつかむ

  1. 電球(でんきゅう)のフィラメントのように、電流(でんりゅう)によって温度(おんど)が変(か)わり抵抗(ていこう)も変(か)わる素子(そし)を非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう)といい、V-Iグラフは直線(ちょくせん)にならない。
  2. 回路(かいろ)の動作(どうさ)点(てん)は、素子(そし)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフに、電源(でんげん)と固定(こてい)抵抗(ていこう)から決(き)まる負荷(ふか)線(せん)を重(かさ)ねて描(えが)き、交点(こうてん)を読(よ)み取(と)って求(もと)める。
  3. 電流(でんりゅう)が大(おお)きいほどフィラメントの温度(おんど)が上(あ)がって抵抗(ていこう)が増(ふ)えるため、電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフは直線(ちょくせん)よりも電流(でんりゅう)の伸(の)びがゆるやかになる。

ChatGPT に解説してもらう(新しいタブで開きます)

詳しく

負荷(ふか)線(せん)と動作(どうさ)点(てん)

金属(きんぞく)の抵抗(ていこう)線(せん)はオームの法則(ほうそく)(新しいタブで開きます)V=IRに従(したが)い、V-Iグラフは原点(げんてん)を通(とお)る直線(ちょくせん)になる。ところが、電球(でんきゅう)のフィラメントのように電流(でんりゅう)を流(なが)すと温度(おんど)が大(おお)きく上(あ)がる素子(そし)では、温度(おんど)が上(あ)がるほど(抵抗(ていこう)率(りつ)の温度(おんど)変化(へんか)(新しいタブで開きます)のページで見(み)たように)抵抗(ていこう)が大(おお)きくなるため、V-Iグラフは直線(ちょくせん)にならない。このような素子(そし)を非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう)という。

非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう)を含(ふく)む回路(かいろ)の動作(どうさ)点(てん)(実際(じっさい)に流(なが)れる電流(でんりゅう)と素子(そし)にかかる電圧(でんあつ))を求(もと)めるには、非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフと、回路(かいろ)のほかの部分(ぶぶん)(電源(でんげん)や固定(こてい)抵抗(ていこう))から決(き)まる直線(ちょくせん)(負荷(ふか)線(せん))を同(おな)じグラフに描(えが)き、その交点(こうてん)を読(よ)み取(と)る。電源(でんげん)の起電力(きでんりょく)(新しいタブで開きます)E、固定(こてい)抵抗(ていこう)Rの回路(かいろ)では、負荷(ふか)線(せん)はV=E−IRV=E-IRである。

電球を含む回路と負荷線V=E−IRAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい):電球(でんきゅう)を含(ふく)む回路(かいろ)の動作(どうさ)点(てん)

起電力(きでんりょく)6.0V(内部(ないぶ)抵抗(ていこう)は無視(むし)できる)の電源(でんげん)に、抵抗(ていこう)10Ωと電球(でんきゅう)を直列(ちょくれつ)につなぐ。電球(でんきゅう)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフに、回路(かいろ)の式(しき)から得(え)られる負荷(ふか)線(せん)V=6.0−10Iを描(えが)き入(い)れると、2本(ほん)の線(せん)は電球(でんきゅう)の電圧(でんあつ)2.0V・電流(でんりゅう)0.40Aの点(てん)で交(まじ)わる。実際(じっさい)にこの回路(かいろ)に流(なが)れる電流(でんりゅう)は0.40A、電球(でんきゅう)にかかる電圧(でんあつ)は2.0Vだ(負荷(ふか)線(せん)で確(たし)かめるとV=6.0−10×0.40=2.0Vで一致(いっち)する)。

同(おな)じ電球(でんきゅう)を抵抗(ていこう)20Ωに変(か)えて直列(ちょくれつ)につなぐと、負荷(ふか)線(せん)はV=6.0−20Iになり、傾(かたむ)きが急(きゅう)になって電球(でんきゅう)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)との交点(こうてん)は電流(でんりゅう)がもっと小(ちい)さい側(がわ)に移(うつ)る。固定(こてい)抵抗(ていこう)を大(おお)きくするほど、電球(でんきゅう)に流(なが)れる電流(でんりゅう)は小(ちい)さくなる。

交点(2.0V・0.40A)が実際の動作点Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜ電球(でんきゅう)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)が直線(ちょくせん)にならないのか

電球(でんきゅう)のフィラメントは金属(きんぞく)(タングステンなど)でできている。電流(でんりゅう)が大(おお)きくなるとジュール熱(ねつ)(新しいタブで開きます)でフィラメントの温度(おんど)が大(おお)きく上(あ)がり、抵抗(ていこう)率(りつ)の温度(おんど)変化(へんか)のページで見(み)たように金属(きんぞく)の抵抗(ていこう)は温度(おんど)が上(あ)がるほど大(おお)きくなる。そのため、電流(でんりゅう)が大(おお)きいところほど抵抗(ていこう)R=V/Iが大(おお)きくなり、電圧(でんあつ)の伸(の)びが電流(でんりゅう)の伸(の)びよりも大(おお)きくなって、グラフが直線(ちょくせん)からはずれていく。

負荷(ふか)線(せん)と電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフの交点(こうてん)だけが、キルヒホッフの法則(ほうそく)(新しいタブで開きます)(E=IR+V)と電球(でんきゅう)自身(じしん)の性質(せいしつ)の両方(りょうほう)を同時(どうじ)に満(み)たす点(てん)なので、そこが実際(じっさい)に回路(かいろ)で起(お)こる電流(でんりゅう)と電圧(でんあつ)になる。

確認問題

問題 1 / 4起電力(きでんりょく)9.0V(内部(ないぶ)抵抗(ていこう)は無視(むし)できる)の電源(でんげん)に、抵抗(ていこう)20Ωと電球(でんきゅう)を直列(ちょくれつ)につないだ。電球(でんきゅう)に流(なが)れる電流(でんりゅう)が0.30Aのとき、電球(でんきゅう)にかかる電圧(でんあつ)は何(なん)Vか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/nonlinear-resistors/?from=print#quiz

  1. 起電力(きでんりょく)9.0V(内部(ないぶ)抵抗(ていこう)は無視(むし)できる)の電源(でんげん)に、抵抗(ていこう)20Ωと電球(でんきゅう)を直列(ちょくれつ)につないだ。電球(でんきゅう)に流(なが)れる電流(でんりゅう)が0.30Aのとき、電球(でんきゅう)にかかる電圧(でんあつ)は何(なん)Vか。

    答え:____________

    正解:3.0
    負荷(ふか)線(せん)の式(しき)V=E−IRより、V=9.0−0.30×20=9.0−6.0=3.0V。

  2. 起電力(きでんりょく)4.5Vの電源(でんげん)に抵抗(ていこう)5.0Ωと電球(でんきゅう)を直列(ちょくれつ)につないだ回路(かいろ)で、電球(でんきゅう)の電圧(でんあつ)が3.0Vのとき、回路(かいろ)に流(なが)れる電流(でんりゅう)は何(なん)Aか。

    答え:____________

    正解:0.30
    負荷(ふか)線(せん)の式(しき)V=E−IRより、I=(E−V)/R=(4.5−3.0)/5.0=0.30A。

  3. 電球(でんきゅう)のフィラメントに流(なが)れる電流(でんりゅう)が大(おお)きくなるほど、フィラメントの抵抗(ていこう)はどうなるか。

    • ◯ 大(おお)きくなる
    • ◯ 変(か)わらない
    • ◯ 小(ちい)さくなる
    • ◯ 0になる

    正解:大きくなる
    電流(でんりゅう)が大(おお)きくなるほどジュール熱(ねつ)(新しいタブで開きます)でフィラメントの温度(おんど)が上(あ)がり、金属(きんぞく)の抵抗(ていこう)は温度(おんど)が上(あ)がると大(おお)きくなるため、フィラメントの抵抗(ていこう)も大(おお)きくなる。

  4. 回路(かいろ)の動作(どうさ)点(てん)(実際(じっさい)に流(なが)れる電流(でんりゅう)と素子(そし)にかかる電圧(でんあつ))は、グラフ上(じょう)のどこで求(もと)められるか。

    • ◯ 2つのグラフの面積(めんせき)が等(ひと)しくなる点(てん)
    • ◯ 素子(そし)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)と負荷(ふか)線(せん)の交点(こうてん)
    • ◯ 素子(そし)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフの原点(げんてん)
    • ◯ 負荷(ふか)線(せん)とグラフの横(よこ)軸(じく)の交点(こうてん)

    正解:素子の電流電圧特性と負荷線の交点
    素子(そし)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフと、電源(でんげん)・固定(こてい)抵抗(ていこう)から決(き)まる負荷(ふか)線(せん)を同(おな)じグラフに描(えが)き、その交点(こうてん)が実際(じっさい)の動作(どうさ)点(てん)になる。

単元のポイント

  • 非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう) 電流(でんりゅう)を流(なが)すと温度(おんど)が変(か)わり、抵抗(ていこう)の値(あたい)も変(か)わるため、V-Iグラフが直線(ちょくせん)にならない素子(そし)(電球(でんきゅう)のフィラメントなど)
  • 負荷(ふか)線(せん) 電源(でんげん)の起電力(きでんりょく)と回路(かいろ)の固定(こてい)抵抗(ていこう)から決(き)まる、V=E−IRの直線(ちょくせん)
  • 動作(どうさ)点(てん) 素子(そし)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフと負荷(ふか)線(せん)の交点(こうてん)。実際(じっさい)に流(なが)れる電流(でんりゅう)と素子(そし)にかかる電圧(でんあつ)
問題を解く
単元のポイント
  • 非(ひ)直線(ちょくせん)抵抗(ていこう) 電流(でんりゅう)を流(なが)すと温度(おんど)が変(か)わり、抵抗(ていこう)の値(あたい)も変(か)わるため、V-Iグラフが直線(ちょくせん)にならない素子(そし)(電球(でんきゅう)のフィラメントなど)
  • 負荷(ふか)線(せん) 電源(でんげん)の起電力(きでんりょく)と回路(かいろ)の固定(こてい)抵抗(ていこう)から決(き)まる、V=E−IRの直線(ちょくせん)
  • 動作(どうさ)点(てん) 素子(そし)の電流電圧特性(でんりゅうでんあつとくせい)のグラフと負荷(ふか)線(せん)の交点(こうてん)。実際(じっさい)に流(なが)れる電流(でんりゅう)と素子(そし)にかかる電圧(でんあつ)