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仕事(しごと)の公式(こうしき)と仕事率(しごとりつ)

カワウソ先生力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きがずれていたら、まず動(うご)く向(む)きの成分(せいぶん)(Fcosθ)を取(と)り出(だ)そう。力(ちから)と垂直(すいちょく)に動(うご)けば仕事(しごと)は0、逆(ぎゃく)向(む)きに近(ちか)ければ負(ふ)の仕事(しごと)になるよ。

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  1. 力(ちから)の大(おお)きさF、動(うご)いた距離(きょり)x、力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きのなす角(かく)θとすると、仕事(しごと)(新しいタブで開きます)はW=Fxcosθで求(もと)められる。θ=0°(同(おな)じ向(む)き)ならW=Fx。
  2. θが90°より大(おお)きいとcosθが負(ふ)になるので、仕事(しごと)Wも負(ふ)になる。これを負(ふ)の仕事(しごと)という。運動(うんどう)を妨(さまた)げる向(む)きに働(はたら)く力(ちから)は、負(ふ)の仕事(しごと)をする。
  3. 一定(いってい)の時間(じかん)にする仕事(しごと)の量(りょう)を仕事率(しごとりつ)といい、P=W/t(Wは仕事(しごと)、tは時間(じかん))で求(もと)める。単位(たんい)はW(ワット)で、1秒間(びょうかん)に1Jの仕事(しごと)をするときの仕事率(しごとりつ)が1W。

詳しく

仕事(しごと)の公式(こうしき)と仕事率(しごとりつ)

物体(ぶったい)に大(おお)きさFFの力(ちから)を加(くわ)えて、力(ちから)の向(む)きと角(かく)θ\thetaをなす向(む)きに距離(きょり)xxだけ動(うご)かしたとき、力(ちから)がする仕事(しごと)はW=Fxcos⁡θW=Fx\cos\thetaで求(もと)める。力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きが同(おな)じ(θ=0\theta=0)ならcos⁡θ=1\cos\theta=1なのでW=FxW=Fxだ。

力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きが垂直(すいちょく)(θ=90∘\theta=90^\circ)のときはcos⁡90∘=0\cos90^\circ=0なので、仕事(しごと)はW=0W=0になる。θ\thetaが90°より大(おお)きいとcos⁡θ\cos\thetaは負(ふ)の値(あたい)になるので、仕事(しごと)WWも負(ふ)になる。これを負(ふ)の仕事(しごと)という。

一定(いってい)時間(じかん)にする仕事(しごと)の量(りょう)を仕事率(しごとりつ)といい、P=WtP=\dfrac{W}{t}(WWは仕事(しごと)、ttはかかった時間(じかん))で求(もと)める。単位(たんい)はW(ワット)で、1秒間(びょうかん)に1Jの仕事(しごと)をするときの仕事率(しごとりつ)が1W。

斜め方向に引く力がする仕事(F=10N・θ=60°)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい):角度(かくど)をつけて引(ひ)く仕事(しごと)と仕事率(しごとりつ)

例題(れいだい)1:水平(すいへい)から60°の向(む)きに10Nの力(ちから)で物体(ぶったい)を引(ひ)き、水平方向(すいへいほうこう)に4.0m動(うご)かした。仕事(しごと)は10×4.0×cos⁡60∘=10×4.0×0.5=10\times4.0\times\cos60^\circ=10\times4.0\times0.5=20J。

例題(れいだい)2:物体(ぶったい)が運動(うんどう)方向(ほうこう)に2.0m動(うご)く間(あいだ)、運動(うんどう)方向(ほうこう)と逆(ぎゃく)向(む)きに8.0Nの摩擦力(まさつりょく)(新しいタブで開きます)が働(はたら)いた。θ=180∘\theta=180^\circなのでcos⁡180∘=−1\cos180^\circ=-1。摩擦力(まさつりょく)がした仕事(しごと)は8.0×2.0×(−1)=8.0\times2.0\times(-1)=−16J。

例題(れいだい)3:例題(れいだい)1の仕事(しごと)を2.5秒(びょう)で行(おこな)ったとすると、仕事率(しごとりつ)は20÷2.5=20\div2.5=8.0W。

逆向きの力がする負の仕事Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜcosθをかけるのか

力(ちから)FFを、動(うご)く向(む)きの成分(せいぶん)Fcos⁡θF\cos\thetaと、それに垂直(すいちょく)な成分(せいぶん)Fsin⁡θF\sin\thetaに分解(ぶんかい)すると、仕事(しごと)をするのは動(うご)く向(む)きの成分(せいぶん)Fcos⁡θF\cos\thetaだけである。垂直(すいちょく)な成分(せいぶん)は、動(うご)く向(む)きには物体(ぶったい)を動(うご)かしていないので、仕事(しごと)をしない。

物体(ぶったい)を持(も)ったまま水平(すいへい)に運(はこ)ぶとき、支(ささ)える力(ちから)(上向(うわむ)き)と動(うご)く向(む)き(横向(よこむ)き)は垂直(すいちょく)なので、θ=90∘\theta=90^\circとなり、支(ささ)える力(ちから)は仕事(しごと)をしない。重(おも)い荷物(にもつ)でも疲(つか)れるのは筋力(きんりょく)を使(つか)うからで、物理(ぶつり)の仕事(しごと)としては0Jである。

仕事率(しごとりつ)は、同(おな)じ仕事(しごと)でも短(みじか)い時間(じかん)でするほど大(おお)きい。同(おな)じ仕事(しごと)をするなら、かかる時間(じかん)が半分(はんぶん)になれば仕事率(しごとりつ)は2倍(ばい)になる。

確認問題

問題 1 / 4水平(すいへい)から60°の向(む)きに10Nの力(ちから)で物体(ぶったい)を引(ひ)き、水平方向(すいへいほうこう)に4.0m動(うご)かした。この力(ちから)がした仕事(しごと)は何(なん)Jか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/work-formula-and-power/?from=print#quiz

  1. 水平(すいへい)から60°の向(む)きに10Nの力(ちから)で物体(ぶったい)を引(ひ)き、水平方向(すいへいほうこう)に4.0m動(うご)かした。この力(ちから)がした仕事(しごと)は何(なん)Jか。

    答え:____________

    正解:20
    仕事(しごと)(新しいタブで開きます)はW=Fxcosθ=10×4.0×cos60°=10×4.0×0.5=20J。

  2. 物体(ぶったい)が運動(うんどう)方向(ほうこう)に2.0m動(うご)く間(あいだ)、運動(うんどう)方向(ほうこう)と逆(ぎゃく)向(む)きに8.0Nの摩擦力(まさつりょく)が働(はたら)いた。摩擦力(まさつりょく)がした仕事(しごと)は何(なん)Jか(符号(ふごう)も答(こた)えよ)。

    答え:____________

    正解:-16
    θ=180°なのでcosθ=−1。W=8.0×2.0×(−1)=−16J。

  3. 力(ちから)の大(おお)きさが同(おな)じでも、力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きのなす角(かく)θが90°になると、仕事(しごと)はどうなるか。

    • ◯ 最大(さいだい)になる
    • ◯ 負(ふ)になる
    • ◯ 0になる
    • ◯ 力(ちから)の大(おお)きさに等(ひと)しくなる

    正解:0になる
    cos90°=0なので、W=Fxcos90°=0。力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きが垂直(すいちょく)なら、仕事(しごと)は0になる。

  4. 20Jの仕事(しごと)を2.5秒(びょう)で行(おこな)った。仕事率(しごとりつ)は何(なん)Wか。

    答え:____________

    正解:8
    P=W/t=20÷2.5=8.0W。

単元のポイント

  • 仕事(しごと)の公式(こうしき)(一般形(いっぱんがた)) W=Fxcosθ。θは力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きのなす角(かく)
  • 仕事(しごと)が0になる場合(ばあい) 力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きが垂直(すいちょく)(θ=90°)のとき
  • 負(ふ)の仕事(しごと) θが90°より大(おお)きいとcosθ<0になり、仕事(しごと)は負(ふ)になる
  • 仕事率(しごとりつ)(新しいタブで開きます) P=W/t。単位(たんい)はW(ワット)=J/s
問題を解く
単元のポイント
  • 仕事(しごと)の公式(こうしき)(一般形(いっぱんがた)) W=Fxcosθ。θは力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きのなす角(かく)
  • 仕事(しごと)が0になる場合(ばあい) 力(ちから)の向(む)きと動(うご)く向(む)きが垂直(すいちょく)(θ=90°)のとき
  • 負(ふ)の仕事(しごと) θが90°より大(おお)きいとcosθ<0になり、仕事(しごと)は負(ふ)になる
  • 仕事率(しごとりつ)(新しいタブで開きます) P=W/t。単位(たんい)はW(ワット)=J/s