運動エネルギーと仕事の関係
カワウソ先生運動エネルギーが増えたら正の仕事を受けた、減ったら負の仕事を受けたということ。符号を見れば、力がした仕事の意味がわかるよ。
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- 運動している物体がもつエネルギーを運動エネルギー(新しいタブで開きます)といい、K=½mv²(mは質量、vは速さ)で求める。速さが2倍になると運動エネルギーは4倍になる。
- 物体に働く力の合力(新しいタブで開きます)がした仕事(新しいタブで開きます)をW、運動エネルギーの変化量をΔKとすると、ΔK=Wが成り立つ。これを運動エネルギーと仕事の関係という。
- 合力が正の仕事をすると運動エネルギーは増え(速くなる)、負の仕事(新しいタブで開きます)をすると運動エネルギーは減る(遅くなる)。
詳しく
運動エネルギーと仕事の関係
質量、速さで運動する物体がもつ運動エネルギーはで求める。単位は仕事と同じJ(ジュール)。速さが2倍になると運動エネルギーは倍になる。
物体に働く力の合力がする仕事を、運動エネルギーの変化量をとすると、という関係が成り立つ。これを運動エネルギーと仕事の関係という。
この式から、合力が正の仕事をすれば運動エネルギーは増え(速くなる)、負の仕事をすれば運動エネルギーは減る(遅くなる)ことが分かる。仕事が0なら運動エネルギーも変わらない。
例題:運動エネルギーの計算と速さの変化
例題1:質量4.0kg、速さ5.0m/sで運動する物体の運動エネルギーは50J。
例題2:質量1.0kgの物体が静止状態から、合力の仕事8.0Jを受けて動き出した。Jなので、より、4.0m/s。
例題3:質量2.0kg、速さ4.0m/sで運動する物体に、進行方向と逆向きの力が合計12Jの負の仕事をした。はじめの運動エネルギーはJなので、あとの運動エネルギーはJ。より、2.0m/s。
なぜΔK=Wが成り立つのか
運動方程式(新しいタブで開きます)で、一定の力が物体を距離だけ動かす間、等加速度直線運動(新しいタブで開きます)の式の両辺にをかけると、となり、ΔK=Wが導かれる。
力の向きが物体の動く向きと違うときも、仕事の定義を使えば同じ関係が成り立つ。合力が複雑な動きをするときでも、仕事を合計して求めれば運動エネルギーの変化が分かる。
運動エネルギーは、物体がほかの物体にする仕事の量としても考えられる。動いているボールが静止した物体に当たって動かせるのは、ボールが運動エネルギーをもっているからである。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/kinetic-energy-and-work/?from=print#quiz
質量4.0kg、速さ5.0m/sで運動する物体の運動エネルギーは何Jか。
答え:____________
正解:50
K=½mv²=½×4.0×5.0²=50J。質量1.0kgの物体が静止状態から、合力の仕事8.0Jを受けて動き出した。そのときの速さは何m/sか。
答え:____________
正解:4
ΔK=Wより、K=8.0J=½×1.0×v²。v²=16、v=4.0m/s。質量2.0kg、速さ5.0m/sで運動する物体に、進行方向と逆向きの力が合計9.0Jの負の仕事をした。そのあとの物体の速さは何m/sか。
答え:____________
正解:4
はじめのK=½×2.0×5.0²=25J。ΔK=Wより、あとのK=25−9.0=16J=½×2.0×v²。v²=16、v=4.0m/s。運動エネルギーが増えるのは、合力がした仕事がどうなるときか。
- ◯ 0
- ◯ 負
- ◯ 質量による
- ◯ 正
正解:正
ΔK=Wより、合力(新しいタブで開きます)がした仕事(新しいタブで開きます)が正のとき運動エネルギー(新しいタブで開きます)は増える。
単元のポイント
- 運動エネルギーの式 K=½mv²。速さの2乗に比例する
- 運動エネルギーと仕事の関係 ΔK=W(合力がした仕事)
- 正の仕事を受けたとき 運動エネルギーが増え、速さが増す
- 負の仕事を受けたとき 運動エネルギーが減り、速さが減る